-------------------------------------------------
◆本日ご紹介セミナー◆
8月29日(水)開催
~海外プロジェクトにおける~
『見積段階の契約条件チェックと実際のクレーム作成・交渉戦略』
http://www.tic-co.com/seminar/20120803.html
-------------------------------------------------
7月4日の当ブログ担当の工藤も取り上げていましたが、明日は七夕です。
七夕にはいろいろな催し物がありますが、織姫と彦星はなぜ、年に一回しか逢えないのか、また、二人は
どういう関係なのか、ご存知の方には申し訳ありませんが、物語をご紹介します。
昔々、その昔、天の川の近くに天の神様が住んでいて、神様には織姫という娘がいました。
織姫は機(はた)を織って、神様たちの着物を作っていました。
織姫が結婚適齢期になり、天の神様はおむこさんを探し、天の川の岸で牛を飼っている彦星という立派な
若者をみつけました。
織姫もかがやくばかりに美しい娘でしたから、二人はお互いに一目惚れでゴールインし、とても仲良く楽
しい新婚生活を送りました。
でも二人はラブラブ過ぎて、仕事をしなくなったのです。
すると、天の神様に「織姫が仕事をしないので、みんなの着物がボロボロです。早く新しい着物を作って
下さい。」「彦星が牛の世話をしないので、牛たちが病気になりました。」と苦情が寄せられました。
天の神様はすっかり怒ってしまい、「二人は天の川の東と西に別れて暮らすがよい。」と言って、織姫と彦星
を別れ別れにしたのです。
しかし天の神様は織姫があまりにも悲しそうにしているのを見て、こう言いました「一年に一度だけ、七月
七日だけ彦星と逢ってもよろしい。」
それから二人は一年に一度、七月七日に逢えるのを楽しみにして、織姫は一生懸命に機(はた)を織り、彦星も牛飼い
の仕事に精を出しました。
そして待ちに待った七月七日、織姫は天の川を渡って、彦星に逢いに行きます。
しかし雨が降ると天の川の水かさが増えるため、織姫は川を渡ることができません。
でも、そんな時はどこからともなく「かささぎ」という鳥が飛んで来て、天の川に橋をかけてくれるという
ことです。
私の自宅は交野市星田ですが、七夕伝説そのままの「天の川」という川があり、隣りの枚方市には「かささぎ橋」があり
ます。
さて、季語としての「七夕」は立秋の後になるため、秋になります。
ちなみに、今年の旧暦の「七夕」は8月24日です。
が、今回は敢えて「七夕」にちなんだ句を選んでみました。
新暦、旧暦の季節のずれをご考慮いただき、先達の名句を味わって下さい。
荒海や佐渡によこたふ天河
松尾芭蕉(まつお ばしょう)
(1644-1694)
七夕や賀茂川わたる牛車
服部嵐雪(はっとり らんせつ)
(1654-1707)
恋さまざま願ひの糸も白きより
与謝蕪村(よさ ぶそん)
(1716-1784)
おり姫に推参したり夜這星
小林一茶(こばやし いっさ)
(1763-1828)
暁のしづかに星の別れかな
正岡子規(まさおか しき)
(1867-1902)
夕ごころはなやぎ迎ふ二星かな
西島麦南(にしじま ばくなん)
(1895-1981)
今回は4番目の
「おり姫に推参したり夜這星」
に惹かれます。
おり姫はもちろん織女星。夜這星は流れ星のこと。
一茶は清少納言が『枕草子』の中での星について
「星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひぼしすこしをかし。尾だになからましかば、まいて。」
の記述をふまえてこの句を詠んでいるのでしょう。
このくだりを訳すと
「星といえばまずすばる。彦星や宵の明星もいい。流れ星も興味深い。でも尾がなければもっといいのに。」
となります。
流れ星が尾を曳いて派手に流れたら、「せっかくのおしのびデートが人目についてしまうじゃないの。」と
清少納言は述べています。
平安時代には、夜、男の人が好きな女の人の所へ、人にかくれて逢いに行く、というのが普通でした。
流れ星は恋しい恋しいと想い続けた結果、魂だけが抜け出して、好きな人のところへ逢いに行く姿に例えられて
いました。
一茶は、「一年に一度だけの逢瀬で満足できるはずがない。世の中そんなきれい事ばかりではありませんよ。」と
言っているのかも。
ロマンチックな七夕伝説に代表される普遍的な物の捉え方や権威に対する、一茶の反骨精神発揮、面目躍如と
いったところでしょうか。
私も詠んでみました。
たんざくにゆめをおねがいひらがなで
白井芳雄
かささぎの架けたる橋や二星逢う
白井芳雄
***********************************************************************************************************
さて、本日も8月開催セミナーのご紹介
8月29日(水)開催
~海外プロジェクトにおける~
『見積段階の契約条件チェックと実際のクレーム作成・交渉戦略』
です!
★海外プロジェクトの難しさの本質とは?
★不採算に至る典型的(共通した)メカニズムを検証し、どう対処していけばいいのか。
★本セミナーでは、国際価格競争と海外プロジェクトの困難さに苦しむ企業の担当者が乗り越えなくてはならない
異文化の克服と交渉力(クレームロジックの戦略的構成)の実践的強化について、経験豊富な大益講師に苦難の
実体験をまじえ詳しく解説頂きます。
●講 師 日揮(株)
国際プロジェクト本部
本部長スタッフ 大益康市 氏
●プログラム
~リスクマネジメントの究極は、「損をしないプロジェクトの運営」という視点から~
1.プロジェクトの失敗(不採算)の共通したメカニズムの検証
⇒技術的な失敗より、上手くいかないプロジェクト運営と工程遅延の結果による不採算
2.不採算メカニズムを理解した上でどう対処するか
Ⅰ.プロジェクトの難しさの理解と見積段階での対処(午前)
海外プロジェクトの難しさの典型とその本質を整理してみることから始め、
その難しさを理解したうえで、具体的にどう対応していくのかを、
大きく「見積・入札段階」と「遂行段階」それぞれの段階で最善の対応を考える。
具体的、典型的な海外建設プロジェクトのトラブル事例を検証し、
これらトラブルの事前予防(見積段階の作業)を考える。
1.リスクを顧客にヘッジしたプロポーザルの作成(上手な逃げ道)
2.発生頻度の高い不採算要因に対しての事前防御
3.契約に対するコメント作業(各契約条項毎のトラブル事例を解説)
Ⅱ.プロジェクトの遂行段階での対応(午後)
いくつかの具体的なトラブル因子に対して「見積段階での予防」と「遂行段階で発生した場合の対処」を
具体的にワークショップ形式で考え、「納期延長・追加費用請求クレーム」の具体的な作成を検討する。
1.トラブルは必ず発生するという前提でのプロジェクト運営
2.トラブルにどう対処するか(具体的な対応法)
3.顧客へのクレームの準備(同時に顧客からのクレームへの対応)
4.納期延長などのクレームに対する戦略
5.交渉シナリオ立案
6.サブコン(下請工事会社)からの追加費用請求クレームへの対応
Ⅲ.質疑応答(適宜)
詳細はこちらから。↓↓
:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+
8月29日(水)開催
~海外プロジェクトにおける~
『見積段階の契約条件チェックと実際のクレーム作成・交渉戦略』
http://www.tic-co.com/seminar/20120803.html
:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+
本日は白井芳雄が担当いたしました。