6月18日(火)開催『噴霧乾燥(スプレードライヤ)の基礎と実践』セミナーのご紹介!
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◆本日ご紹介セミナー◆
6月18日(火)開催
『噴霧乾燥(スプレードライヤ)の基礎と実践』
~噴霧乾燥の原理から装置の計画、運転操作、省エネ、トラブル対策まで~
http://www.tic-co.com/seminar/20130602.html
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この前の土曜、日曜はこれが4月中旬過ぎの気温か?と思いたくなるほどの寒さでしたが、ようやく昨日
くらいから気温が上昇し、明日からはゴールデンウィーク。
いよいよ春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)の季節がやって来ました。
その「春宵一刻値千金」は蘇東坡の漢詩『春夜』の一節で全文は
春宵一刻値千金
花有清香月有陰
歌管楼台声細細
鞦韆院落夜沈沈
となります。
意味は
春の宵は、ひとときが千金にもあたいするほど貴重なものだ。
花には清らかな香がただよい、月はおぼろにかすんでいる。
高殿から聞こえていた歌声や管弦の音は、先ほどまでのにぎわいも終わり、今はかぼそく流れるばかり。
ひっそりとブランコが中庭に揺れて、夜は静かにふけていく。
この詩の「鞦韆」はブランコのことです。
日本では近くの公園にも、小学校の校庭にも必ずあるブランコ。
ポルトガル語の「バランコ」から「ぶらんこ」になったという説もありますが、ぶら下がって揺れる様子から
名が付いた気がします。
空中に遊ぶ気分は春が最もふさわしいからか、春の季語になります。
日本では「ゆさはり」「ふらここ」「ふらんど」とも呼ばれました。
尚、「鞦韆」は「しゅうせん」と音読みにする場合と「ふらここ」と読む場合があります。
今回は「鞦韆(しゅうせん)」「ぶらんこ」「ふらここ」「ぶらここ」を季語に詠んでいる句を選んでみました。
ぶらここや花を洩れ来る笑ひ声
三宅嘯山(みやけ しょうざん)
(1718-1801)
鞦韆にこぼれて見ゆる胸乳かな
鞦韆=ふらここ、胸乳=むなぢ
松瀬青々(まつせ せいせい)
(1869-1937)
鞦韆に抱き乗せて沓に接吻す
鞦韆=しゅうせん、沓=くつ
高浜虚子(たかはま きょし)
(1874-1959)
鞦韆の花にうもれて見ゆるかな
鞦韆=ふらここ
原石鼎(はら せきてい)
(1886-1951)
鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし
鞦韆=しゅうせん
三橋鷹女(みつはし たかじょ)
(1899-1972)
日の暮れのぶらんこ一つ泣き軋る
軋る=きしる
渡辺白泉(わたなべ はくせん)
(1913-1969)
ふらここのきりこきりこときんぽうげ
鈴木詮子(すずき せんし)
(1924-1997)
今回はなんといっても5番目の
鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし
に最も惹かれます。
最近の高校の教科書にもこの句が掲載されているそうですが、今でも斬新で、強烈な個性を感じます。
鷹女は他にも
暖炉昏し壷の椿を投げ入れよ
昏し=くらし
夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり
めんどりよりをんどりかなしちるさくら
虹消えて了へば還る人妻に
了へば=しまえば
薄紅葉恋人ならば烏帽子で来(こ)
薄紅葉=うすもみじ、烏帽子=えぼし
などがあり、晩年は孤独の度合いを深め、
老いながらつばきとなつて踊りけり
堕ちてゆく 燃ゆる夕日を股挟み
といった句も残しています。
私も詠んでみました。
ぶらんこやうらがへるまであかねまで
白井芳雄
二人乗り月に漕ぎ出すふらここで
白井芳雄
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さて本日も、6月開催セミナーのご紹介
6月18日(火)開催
『噴霧乾燥(スプレードライヤ)の基礎と実践』
~噴霧乾燥の原理から装置の計画、運転操作、省エネ、トラブル対策まで~
です!
★本セミナーでは、噴霧乾燥の原理・目的から、噴霧乾燥装置における液体微粒化・装置計画のポイントと、運転操作
及び省エネ・トラブル対策・メンテナンスなどについて、斯界の第一線でご活躍中の高橋講師に詳説頂きます。
●講 師
大川原化工機(株)
エンジニアリング部 設計グループ 主任 高橋伸太朗 氏
●プログラム
Ⅰ.噴霧乾燥法の原理と目的
1.乾燥の基礎式
2.水分を取り除く“乾燥プロセス”として
3.製品作り“粒子づくり”の観点から
4.フローと装置の基本型
5.最新の技術動向
Ⅱ.噴霧乾燥装置
1.液体の微粒化
(1)各種の液体微粒化装置
(2)回転式(ディスク式)アトマイザー
(3)圧力ノズル式
(4)二流体ノズル
(5)特殊ノズル――加圧二流体ノズル
――TJノズル
2.乾燥装置の計画における留意点
(1)概略熱収支および物質収支―処理量;装置能力
(2)乾燥条件と製品に与える影響―出入り口温度と風の流れ
(3)目的とする乾燥の最適条件の求め方
①微粒化装置の決定
②乾燥温度の検討
③フローの検討
④補助設備、付帯設備の検討
(4)製品特性に合った形状の乾燥室とは
(5)乾燥テストとその評価法
Ⅲ.スプレードライヤの運転操作
(1)製品粒子径をコントロールするには
(2)製品水分をコントロールするには
(3)製品の嵩密度をコントロールするには
(4)原液処理量をコントロールするには
(5)乾燥室壁への付着を減らすには
Ⅳ.噴霧乾燥操作における省エネルギー対策
1.前工程での省エネルギー対策
~濃縮操作、液調整操作、殺菌操作~
2.乾燥時の熱効率向上による省エネルギー対策
(1)熱風温度と湿度の調整
(2)排熱風量の軽減(排熱風の循環利用)
(3)乾燥条件の制御
3.熱源の工夫による省エネルギー対策
4.熱回収による省エネルギー対策
Ⅴ.噴霧乾燥におけるトラブル対策
1.乾燥能力・製品品質に関するトラブル
2.操作上のトラブル
3.装置のトラブル
4.災害事例と防止対策
(1)可燃性ガスの爆発・火災
(2)粉じん爆発
(3)ガス中毒、酸素欠乏
(4)乾燥機への巻き込み、漏電
Ⅵ.日常のメンテナンス、保守・管理
Ⅶ.質疑応答
詳細はこちらから。↓↓
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6月18日(火)開催
『噴霧乾燥(スプレードライヤ)の基礎と実践』
~噴霧乾燥の原理から装置の計画、運転操作、省エネ、トラブル対策まで~
http://www.tic-co.com/seminar/20130602.html
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本日は白井芳雄が担当いたしました。
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