2014年8月29日(金)開催『専門外の方のための材料力学・材料強度学入門』セミナーのご紹介!
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◆本日ご紹介セミナー◆
2014年8月29日(金)開催
『専門外の方のための材料力学・材料強度学入門』セミナー
~基礎から破壊力学・有限要素法の応用を含めた
各種適用方法・留意点まで解説~
http://www.tic-co.com/seminar/20140801.html
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晴れた日には川遊び、磯遊びが心地よい季節になりました。
そんな時、小さく可愛いい蟹が横這いするのを見かけます。
俳句の世界では、ただ単に「蟹」だけなら沢や磯にいる小さな蟹を指し、夏の季語になります。
今回はそんな「蟹」を季語に詠まれた句を選んでみました。
ちなみに冬の味覚を代表する、たらば蟹やずわい蟹は冬の季語になります。(蟹の豆知識は、2011年12月27日付のメルマガ「いいテク・ニュース」Vol.107でとりあげています。)
さざれ蟹足這ひのぼる清水哉
這ひ=はひ
松尾芭蕉(まつお ばしょう)
(1644-1694)
打水に濡れた小蟹か薔薇色に
北原白秋(きたはら はくしゅう)
(1885-1942)
ひとでふみ蟹とたはむれ磯あそび
杉田久女(すぎた ひさじょ)
(1890-1946)
怖るるに足らざる我を蟹怖る
相生垣瓜人(あいおいがき かじん)
(1898-1985)
ゆく船へ蟹はかひなき手をあぐる
富澤赤黄男(とみざわ かきお)
(1902-1962)
礁に群れて夕焼よりも赤き蟹
礁=いわ
木下夕爾(きのした ゆうじ)
(1914-1965)
蟹と共に海の入日へ向きて歩む
金子兜太(かねこ とうた)
(1919-)
今回は5番目の
ゆく船へ蟹はかひなき手をあぐる
に最も惹かれます。
沖をゆく白い豪華客船。
それに向かって小さく赤い蟹がはさみをあげさげして「おーい」と呼んでいる。
そんな光景が浮かびます。
蟹がどういう気持ちで手をあげたにしろ、船からは蟹に対しての反応は絶対にありません。
そんな「かひなき」行為の空しさとともに「かひなき」こともこの世界の一部だと解釈し、気の済むまで手をあげて、手をふり、現実を受け入れ、生きてゆくことも必要と詠んでいるような気がします。
作者は他に蟹を詠んだ句に
波耀れば蟹はしづかに眸をつむる
耀れば=てれば、眸=め
雲聳ちて蟹は甲羅の干きゆく
聳ちて=たちて、干きゆく=かわきゆく
があり、また官能的な
南国のこの早熟な青貝よ
乳房や ああ身をそらす春の虹
乳房=ちちふさ
乳房に ああ満月のおもたさよ
乳房=ちちふさ
といった句も詠んでいます。
私も詠んでみました。
指さされさ走る赤や沢の蟹
白井芳雄
知りつくす闇弁慶蟹何処へゆく
弁慶蟹=べんけいがに
白井芳雄
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さて本日も、8月開催セミナーをご紹介!
2014年8月29日(金)開催
『専門外の方のための材料力学・材料強度学入門』セミナー
~基礎から破壊力学・有限要素法の応用を含めた
各種適用方法・留意点まで解説~
です!
★開発・設計・研究等に欠かせない材料強度のとらえ方や有限要素法の解析結果の見方など正しく理解するためには?!
★本セミナーでは、主に専門外の方を対象に材料力学・材料強度学・破壊力学の基礎知識と有限要素法を正しく使うポイントなど失敗事例を交えて、菊池博士にわかりやすく解説して頂きます。
●講 師
東京理科大学 理工学部 機械工学科 教授
工学博士 菊池正紀 氏
●プログラム
Ⅰ.基本的考え方
1.応力とひずみ
2.材料試験
(a)弾性域
(b)降伏点、降伏応力
(c)塑性域
(d)引張り強さ、破断点
3.許容応力と安全係数
(a)静荷重
(b)繰り返し荷重
(c)クリープ
Ⅱ.棒に作用する種々の力とそれへの応答
1.棒の引張りと圧縮
2.はり、軸、柱
3.熱応力
Ⅲ.多軸応力
1.三次元場での応力とひずみの定義
2.一般化されたフックの法則
3.二次元場への近似―平面応力と平面ひずみ
4.応力の座標変換―主応力
5.降伏条件―ミーゼス応力
6.応力集中とその対策
Ⅳ.材料力学、材料強度学に有限要素法を正しく使う
1.要素の選択
(a)定ひずみ要素
(b)アイソパラメトリック要素 -セレンディピティ要素
2.応力はどのように計算されるのか
(a)変位の連続性について
(b)応力は要素内のどこで計算されるのか
(c)節点での応力はどのように計算されているのか
(d)応力分布図はどのようにして描かれているのか
(e)解析結果はどこまで信用できるのか
3.解析モデルとは何か
(a)形状モデルの作成 -失敗例の紹介
(b)物理モデルとは何か
(c)有限要素法の解析結果は実験結果と一致するのか
(d)物理モデルの改良
4.有限要素法に習熟するために
(a)良いユーザーになろう
(b)エキスパートになるために
Ⅴ.破壊力学の考え方
1.破壊力学の立場
2.破壊力学パラメータ
3.機器の保守のための破壊力学の利用
(a)き裂検出法
(b)応力拡大係数の計算
(c)破壊靭性値の測定
(d)疲労寿命予測
(e)破壊事故解析
4.損傷許容設計
Ⅵ.質疑応答<適宜>
詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓
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2014年8月29日(金)開催
『専門外の方のための材料力学・材料強度学入門』セミナー
~基礎から破壊力学・有限要素法の応用を含めた
各種適用方法・留意点まで解説~
http://www.tic-co.com/seminar/20140801.html
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本日は白井芳雄が担当いたしました。
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