2014年12月18日(木)開催『CO2の化学的有効利用技術の最新動向と展望』セミナーのご紹介!
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☆本日ご紹介セミナー☆
2014年12月18日(木)開催
『CO2の化学的有効利用技術の最新動向と展望』セミナー
~講師7名による充実のラインナップ~
http://www.tic-co.com/seminar/20141214.html
<アカデミック割引>
【大学等の学校法人格を有している団体に在籍する方には割引制度があります。
詳しくは本セミナーのホームページをご覧いただくか、TEL:06-6358-0141まで
お問い合わせ下さいませ。】
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前回は映画の中の三つの音の位置づけの一つ「インの音」についてでしたね。
今回は二つ目の「フレーム外の音」について簡単に説明したいと思います。
その前に少し映画の「フレーム」について触れておきましょう。
映像はフレームの中に登場している(我々が実際に目にしている)人物や
物が音を出しているとは限りません。
映画(テレビなどの映像)では、フレームという枠によって実際に目にできる
映像は限定されていますが、映し出されている映像には無限の広がりがあります。
つまり、目視できるのはある切り取った一角だけですが、その映画には無限の広がり
=「奥行き」が存在しているのです。
そして、この「奥行き」こそが映画を映画たらしめる存在であるといえるのです。
さて、この「奥行き」には二重の意味があります。
いつものことですが、少し寄り道をしていきましょう。
映画にとっての「奥行き」とは何なのでしょうか。
実写の映画が前提で、アニメ(漫画世界)のような平面をもとにしている
ものは置いておいてください。
映画(映像)というものは現実世界(我々が視認している世界)を平面に写し
出すものです。つまり日常として立体的に認知している世界を無理やり平面に
変換しているのです。
観客は平面になった映像を鑑賞するわけですが平面としての世界ではなく、
立体的な奥行きを無意識に認識しているのです。
そして、映画は奥行きをフレームの中で表現するための動き(手法)を見出して
いくのです。
もう一つは映像の延長としての奥行きです。
映画はフレームによって切り取られていますが、我々はそのフレームの中だけの
映像を視認しているわけではありません。たとえば、ドアから人物が出てきて、
長い廊下を歩いているとしましょう。人物は歩き進むのでドアはいつしか
フレームから消えてしまいます。しかし、我々は後方のドアは消えたとは認識しません。
フレームからは消えてしまったドアですが、廊下の延長に存在し、私たちはそのドア
の存在を無意識に認識しているのです。
このように、立体的な奥行きと映像の延長としての奥行きはともに重要な要素として
存在しているのです。
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本日も12月開催セミナーのご紹介です!
☆本日ご紹介セミナー☆
2014年12月18日(木)開催
『CO2の化学的有効利用技術の最新動向と展望』セミナー
~講師7名による充実のラインナップ~
★本セミナーでは、二酸化炭素の化学的有効利用に焦点を当て、最近の動向から、
各種CO2の化学的利用に関する技術・事例について、今後の展望を含め、斯界の
最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
●プログラム
Ⅰ.CO2の有効利用技術の動向と事業展望
東京理科大学
工学部 工業化学科 教授 杉本 裕 氏
1.CO2の有効利用の考え方
(1)CO2についての基礎
(2)CO2変換の考え方
(3)CO2の反応メカニズムとプロセスの比較
(4)CO2利用の現状と有効性
2.CO2の化学的利用の概観と事例紹介
(1)古典的な化成品製造と規模
(2)メタノールの製造
(3)炭酸エステルの製造
(4)ポリマーの製造
(5)その他
3.CO2を直接原料とする脂肪族ポリカーボネート製造の詳細
(1)基礎的な知見とこれまでの開発状況
(2)研究開発課題と進捗
(3)工業化・実用化に向けた研究開発動向
4.今後の展望
5.質疑応答・名刺交換
Ⅱ.構造体触媒を利用したCO2から資源物質(メタンや合成ガス)への変換技術
静岡大学大学院
工学研究科 化学バイオ工学専攻
環境応用化学コース 教授 福原長寿 氏
メタルハニカム基材に触媒成分を創製した構造体触媒は、大量で迅速、かつ
制御性の高い物質変換を可能にする触媒材料です。
本講演では、構造体触媒を利用してCO2のメタネーション反応によるメタン化
技術やドライリフォーミングによる合成ガス(H2+CO)の製造技術について
紹介します。
Ⅲ.錯体触媒を用いた一酸化炭素代替としての二酸化炭素利用技術
独立行政法人 産業技術総合研究所
触媒化学融合研究センター
官能基変換チーム 研究チーム長
北海道大学 触媒化学研究センター 客員教授 富永健一 氏
1.金属錯体による二酸化炭素の活性化と反応性
2.Ru錯体触媒による逆水性ガスシフト反応とその反応機構
3.二酸化炭素利用ヒドロホルミル化反応の開発
4.貴金属代替触媒の可能性
5.まとめ
6.質疑応答・名刺交換
Ⅳ.二酸化炭素を利用した水素貯蔵技術
~「水中常温常圧での二酸化炭素の水素化」と
「ギ酸脱水素化による高圧水素の放出」~
独立行政法人 産業技術総合研究所
エネルギー技術研究部門 主任研究員 姫田雄一郎 氏
水素貯蔵の観点から二酸化炭素の水素化反応によるギ酸合成が注目を
集めている。
本講演では、二酸化炭素の水素化触媒の触媒設計指針を紹介するとともに、
水素貯蔵を指向した水中での二酸化炭素とギ酸の相互変換のための錯体触媒
開発の概要について述べる。
Ⅴ.高圧CO2を用いた多孔質材料の製造
独立行政法人 産業技術総合研究所
ナノシステム研究部門
ナノケミカルプロセスグループ グループ長 依田 智 氏
1.高圧CO2の物性と特徴
(1)高圧流体と相平衡の基礎
(2)高圧CO2の物理的・化学的性質
(3)高圧CO2の用途と利用の現状
2.高圧CO2と多孔質構造の構築
(1)発泡、相分離
(2)超臨界乾燥
(3)その他の手法
3.シリカエアロゲルと複合材料
(1)シリカエアロゲルとは
(2)利用の現状と課題
(3)製造プロセス
4.発泡ポリマーと複合体
(1)発泡ポリマーの製造
(2)利用の現状と課題
(3)発泡ポリマー・シリカナノコンポジット
5.まとめと今後の展望
6.質疑応答・名刺交換
Ⅵ.二酸化炭素からのメタンガス合成技術
広島大学
先進機能物質研究センター 准教授 市川貴之 氏
1.加溶媒分解によるフュエルガス発生
(1)加水分解による水素発生
(2)加アンモニア分解による水素発生
2.加二酸化炭素分解によるメタン発生
(1)メカノケミカル反応
(2)メカニカルミルによる活性化処理
3.実用上想定されるシステム
4.質疑応答・名刺交換
Ⅶ.CO2を原料とする脂肪族ポリカルボナート、ポリエステルの製造技術
東京大学大学院
工学系研究科 化学生命工学専攻 教授 野崎京子 氏
1.脂肪族ポリカルボナート製造技術の進歩
(1)ポリマーの立体規則性の制御と樹脂物性
(2)ポリマー精製に関わる技術 ~触媒除去~
2.ブタジエンと二酸化炭素の共重合体の合成
(1)速度論的考察
(2)樹脂特性評価
3.質疑応答・名刺交換
詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓
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☆本日ご紹介セミナー☆
2014年12月18日(木)開催
『CO2の化学的有効利用技術の最新動向と展望』セミナー
~講師7名による充実のラインナップ~
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<アカデミック割引>
【大学等の学校法人格を有している団体に在籍する方には割引制度があります。
詳しくは本セミナーのホームページをご覧いただくか、TEL:06-6358-0141まで
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担当:宮前
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