2016年6月14日(火)開催「CO2有効利用技術とビジネスの最新動向・展望」セミナーの再ご紹介!
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◆本日再ご紹介セミナー◆
2016年6月14日(火)開催
「CO2有効利用技術とビジネスの最新動向・展望」 セミナー!
http://www.tic-co.com/seminar/20160606.html
<アカデミック割引>
【大学等の学校法人格を有している団体に在籍する方には割引制度がございます。
詳しくは本セミナーのホームページをご覧いただくか、06-6358-0141までお問い合わせ下さいませ。】
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今回取りあげる季語は「杜若(かきつばた)」。
花の姿が燕の飛ぶ姿に似ているので「燕子花」とも書かれます。
昔、この花の汁で布を染めたことから、「書付花」と呼ばれ、それが転じて「かきつばた」となったとされています。
甲乙つけがたく美しいたとえに「いづれがあやめかかきつばた」があります。
見分け方は剣のような葉と紫の花があるのがかきつばたです。
ここでは尾形光琳の「燕子花図屏風」を掲げておきます。
これから迎える梅雨の時季、傘をさして歩くことが多くなり、視線も下に向かいがちです。
そんな時、青紫色のかきつばたの花に出会うと心も潤います。
今回はそんな「かきつばた」「杜若」「燕子花」を季語に詠まれた句を選んでみました。
杜若語るも旅のひとつかな
松尾芭蕉(まつお ばしょう) (1644-1694)
はねつるべ蛇の行方やかきつばた
内藤丈草(ないとう じょうそう) (1662-1704)
今朝見れば白きも咲けり杜若
与謝蕪村(よさ ぶそん) (1716-1783)
かきつばた魚や過ぎけん葉の動き(魚=うお)
高井几董(たかい きとう) (1741-1789)
かきつばた咲くや水田の靄の中(水田=みずた)(靄=もや)
正岡子規(まさおか しき) (1867-1902)
いにしへのそのいにしへの杜若
京極杞陽(きょうごく きよう) (1908-1981)
雨つぶの雲より落つる燕子花
飴山 實(あめやま みのる) (1926-2000)
今回は6番目の
いにしへのそのいにしへの杜若
に最も惹かれます。
杜若といえば、在原業平(ありわらのなりひら)が三河の国 八橋(やつはし)というところにさしかかったとき、その沢のほとりにかきつばたが美しく咲いているのを見て、「か-き-つ-は-た」の五文字(いつもじ)を句の上(かみ)にすえて、
唐衣(からころも)きつゝなれにしつましあればはるばるきぬる旅(たび)をしぞ思ふ
と詠んだとされています。
都に残してきた愛する女性を想い、流浪する男の恋の歌として有名です。
京極杞陽はこの歌を下敷きに、眼前にある杜若という花の持つ、遠い過去と現在をつなぐ力を感じたのでしょう。
私も詠んでみました。
うけとれる腕や白し杜若(腕=かいな)
白井芳雄
裾あげて濯ぐ花緒や燕子花(濯ぐ=すすぐ)
白井芳雄
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さて、本日も6月開催セミナーを再ご紹介!
2016年6月14日(火)開催
「CO2有効利用技術とビジネスの最新動向・展望」 セミナー
です!
★本セミナーでは、二酸化炭素の各種有効利用に関する技術・事例と、利用ビジネスの最新動向について、今後の展望を含め、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
●プログラム
Ⅰ.CO2の有効利用技術の動向と事業展望
東京理科大学 工学部 工業化学科 教授 杉本 裕 氏
1.CO2の有効利用の考え方
(1)CO2についての基礎
(2)CO2変換の考え方
(3)CO2の反応メカニズムとプロセスの比較
(4)CO2利用の現状と有効性
2.CO2の化学的利用の概観と事例紹介
(1)化成品製造の概略
(2)メタノールの製造
(3)炭酸エステルの製造
(4)ポリマーの製造
(5)その他の化成品の製造
3.CO2を直接原料とする脂肪族ポリカーボネート製造の詳細
(1)基礎的な知見とこれまでの開発状況
(2)研究開発課題と進捗
(3)工業化・実用化に向けた研究開発動向
4.今後の展望
5.質疑応答・名刺交換
Ⅱ.CO2を利用した再生可能エネルギーの燃料化技術
Hitz日立造船(株) 執行役員 地球環境ビジネス開発推進室長 熊谷直和 氏
<講演概要>
2100年までに産業革命前より地球の平均気温を+2℃未満に抑えるためには、直ちにCO2排出の大幅削減が必要であり、各国で化石燃料に代わる再生可能エネルギーの導入拡大が進められている。
一方、再生可能エネルギーの変動性を安定的に制御するためには、大規模エネルギー貯蔵技術が必要であり、余剰電力を水素に変換することが提案されている。
しかし、水素を利用するインフラが未だ整っておらず、化石燃料依存のエネルギーシステムから水素エネルギー依存のエネルギーシステムには簡単に切り替えられない。
そこで、再生可能エネルギーの変動性の問題を解決し、導入拡大の加速に貢献するためにCO2を再生可能エネルギー由来のH2と反応させ、これまで利用してきたメタンという使いやすい燃料の形に変換して、利用することを講演者は提案している。
<質疑応答・名刺交換>
Ⅲ.二酸化炭素雰囲気下での化成品合成
国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)
国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA) 主任研究員 井出裕介 氏
<講演要旨>
光触媒による化成品合成において、CO2は、目的の部分酸化物の逐次酸化によって生成する副生物であり、また最近では、CO2を基質とした反応も注目されている。本講演では、CO2を反応促進剤とした特異な光触媒反応を紹介する。
<質疑応答・名刺交換>
Ⅳ.固体酸化物型電解セルを用いた水蒸気・CO2電解技術の開発
一般財団法人 電力中央研究所 材料科学研究所 上席研究員 森 昌史 氏
1.電解による水素製造の必要性
2.電解セルの種類と特徴
3.水蒸気-CO2共電解について
4.水蒸気-CO2電解を火力プラントの排ガスへの応用を考えた場合の電解システム効率
5.まとめ
6.質疑応答・名刺交換
Ⅴ.CO2分離型化学燃焼石炭利用技術(ケミカルルーピング技術)
一般財団法人 石炭エネルギーセンター 技術開発部 部長代理 林 石英 氏
1.ケミカルルーピング技術の原理と分類
2.ケミカルルーピング石炭燃焼およびガス化の基礎反応
3.ケミカルルーピング石炭利用プロセス熱と物質収支
4.世界のケミカルルーピング石炭利用技術の開発動向
5.日本のケミカルルーピング石炭利用技術開発
6.質疑応答・名刺交換
Ⅵ.先進する海外でのCO2利用ビジネスの最新動向と展望
SAKURAビジネスコンサルティング(株) 代表取締役社長
元 千代田化工建設(株) CCS担当技師長 宮川俊彦 氏
1.CCSと他の温暖化対策技術との比較
(各分野の専門家が採点、統計分析した温暖化対策技術のランキング)
2.CO2輸送の新たな視点:シャトルシップ方式
(海外機関の資金を活用したシャトルシップ方式のスタディ実施)
3.北米でのCO2ビジネスの見方
(NYのエネルギーコンサルが示すCO2ビジネスの可能性)
4.オランダの公的研究所が進める革新的CO2活用システム
(火力発電所からCO2を回収してバイオ燃料用の藻を大量育成)
5.オランダのCO2農業利用ビジネスの紹介
(年間40万トンCO2を600戸の農家に供給、年商35億円)
6.質疑応答・名刺交換
詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓
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2016年6月14日(火)開催
「CO2有効利用技術とビジネスの最新動向・展望」 セミナー!
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<アカデミック割引>
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詳しくは本セミナーのホームページをご覧いただくか、06-6358-0141までお問い合わせ下さいませ。】
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本日は白井芳雄が担当いたしました。
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