書籍「水素貯蔵材料の開発と応用」のご紹介!
---------------------------------------------
◆本日ご紹介書籍◆
書籍「水素貯蔵材料の開発と応用」
http://www.tic-co.com/books/2016t998.html
---------------------------------------------
今回取りあげる季語は「睡蓮」。
睡蓮といえば、モネが描いた一連の絵画を思い浮べる方が多いでしょう。
名前の由来は蓮(はす)に似た花を咲かせ、夕方閉じて翌朝また開くことから名付けられたようです。
実際は咲く時刻が2種類あって、日中開いて夕刻に閉じる昼咲きと夕刻に開いて朝閉じる夜咲きがあります。
睡蓮の1種に、日本に昔から自生する未草(ひつじぐさ)があり、その可憐な白い花は、俳人に詠まれてきました。
名前の由来は、未(ひつじ)の刻(午後2時ごろ)に咲くことから未草と呼ばれます。
しかし、現在は明治のころより渡来した外国種の白、黄、紅、紫などの睡蓮が花も大きく、美しいので観賞用に栽培され、句も多く詠まれています。
ちなみに睡蓮の学名Nymphaea(ニンファ)は「水辺の女神」という意味です。
今回はそんな夏の季語、「睡蓮」「未草」を詠んだ句を選んでみました。
睡蓮のすき間の水に雨の文(雨の文=あめのあや)
富安風生(とみやす ふうせい) (1885-1979)
睡蓮をわたり了せて蝶高く(了せて=おおせて)
高浜年尾(たかはま としお) (1900-1979)
ナイル河の金の睡蓮ひらきけり
石原八束(いしはら やつか) (1919-1998)
睡蓮の花までの距離思ひをり
桶笠文(ひかさ ふみ) (1924-)
遠く咲く睡蓮ひとつ去りがたし
成瀬櫻桃子(なるせ おうとうし) (1925-2004)
睡蓮の源平咲きに日照雨かな(源平咲き=げんぺいざき 赤が平氏、白が源氏の旗の色から紅白の花が咲いていること。)(日照雨=そばへ)
藤田湘子(ふじた しょうし) (1926-2005)
山の池底なしと聞く未草
稲畑汀子(いなはた ていこ) (1931-)
私も詠んでみました。
黄睡蓮揺らすはアヒル快楽す
白井芳雄
龍安寺瞑想に入る睡蓮も(龍安寺=りょうあんじ)(入る=いる)
白井芳雄
***********************************************************************************************************
さて、本日は新規取扱い書籍のご紹介です!
書籍「水素貯蔵材料の開発と応用」
です!
★クリーンな二次エネルギー「水素」の有効的な活用方法!
★水素を軽量かつコンパクトに貯蔵する水素貯蔵材料の開発技術をわかりやすく用途別に紹介!
★水素エネルギー利用が活発化するなかで重要性・必要性が増す水素貯蔵材料!
●著者一覧
小島由継 広島大学
秋葉悦男 九州大学
石田政義 筑波大学
永嶋浩二 京都大学
平尾一之 京都大学
石坂 整 アクアフェアリー(株)
相澤幹雄 アクアフェアリー(株)
上杉浩之 バイオコーク技研(株)
徐 強 (国研)産業技術総合研究所;神戸大学
土屋 文 名城大学
加藤敦史 高砂熱学工業(株)
市川貴之 広島大学
竹下博之 関西大学
松尾元彰 東北大学
折茂慎一 東北大学
栗山信宏 (国研)産業技術総合研究所
宮岡裕樹 広島大学
鶴井宣仁 (株)神戸工業試験場
橋本直幸 北海道大学
礒部繁人 北海道大学
大貫惣明 北海道大学
中川鉄水 琉球大学
亀川厚則 室蘭工業大学;(国研)科学技術振興機構
中東 潤 福山大学
岡田佳巳 千代田化工建設(株)
井口昌幸 (国研)産業技術総合研究所
川波 肇 (国研)産業技術総合研究所
姫田雄一郎 (国研)産業技術総合研究所
XingguoLi PekingUniversity
SanjayKumar HiroshimaUniversity;BARC, Mumbai, India
AnkurJain HiroshimaUniversity
●主な目次
【第1編 総論】
第1章 水素貯蔵材料の歴史 (秋葉悦男)
1 はじめに
2 金属および金属間化合物による水素貯蔵
3 固溶体合金における水素吸蔵
4 無機系水素貯蔵材料
5 金属水素化物および固体の有機物による水素貯蔵
6 吸着系水素貯蔵材料
7 液体系水素貯蔵材料
8 水素貯蔵材料研究開発の流れ
第2章 水素貯蔵材料の特性 (小島由継)
1 はじめに
2 水素貯蔵材料の基礎
3 水素貯蔵材料の特性
4 水素貯蔵材料の用途
5 おわりに
【第2編 水素精製】
第1章 合金 (石田政義)
1 水素吸蔵合金を用いた水素精製
2 COA-MIB装置の開発
3 精製用不純物耐性合金の高性能化
【第3編 常温水素発生技術】
第1章 水素化カルシウム及び金属アルミニウムを用いた水素発生システム (永嶋浩二、 平尾一之、 石坂整、 相澤幹雄)
1 はじめに
2 水素発生材料
3 おわりに
第2章 水素化マグネシウムを用いたマグ水素発電機の開発と今後の進め方 (上杉浩之)
1 はじめに
2 安全に水素を輸送・貯蔵・生成・再生可能な金属水素化物の開発
3 MgH2を活用したCSR(Clean, Silent, Recycle)社会の構築
4 MgH2を活用した民生用製品の開発
5 まとめ
第3章 アンモニアボランとヒドラジンを用いた水素発生システム (徐強)
1 はじめに
2 アンモニアボランの加水分解による水素発生
3 水和ヒドラジンの選択的完全分解による水素発生
4 おわりに
第4章 セラミックスを用いた水素発生システム (土屋文)
1 はじめに
2 水(水素)吸収特性
3 水素貯蔵特性
4 水素放出特性
5 水分解および水素の吸収・貯蔵・放出過程
6 まとめ
【第4編 熱利用技術】
第1章 業務用建物での水素エネルギー利用 (加藤敦史)
1 はじめに
2 業務用建物でのエネルギー利用
3 当社水素エネルギー利用システムについて
4 再エネ発電と連携した本システムの将来像
5 まとめ
【第5編 定置用水素貯蔵技術】
第1章 マグネシウムを用いたコンパクト水素輸送 (市川貴之)
1 はじめに
2 高活性マグネシウム
3 触媒の化学状態
4 速度論的解析
5 水素貯蔵タンクとしての可能性
6 おわりに
第2章 Mg/Cu超積層体 (竹下博之)
【第6編 電気エネルギー貯蔵への応用】
第1章 水素貯蔵材料を起点とした多様なエネルギー研究への展開―錯体水素化物を例として (松尾元彰、 折茂慎一)
1 はじめに
2 マイクロ波吸収機能
3 マイクロ波吸収機構の解明とリチウム超イオン伝導機能の発見
4 固体電解質としての実装
5 錯イオン置換によるリチウムイオン伝導度の向上
6 ナトリウムイオン伝導
7 おわりに
第2章 水素化物を用いた負極材料 (市川貴之)
1 はじめに
2 マグネシウムと水素化ホウ素リチウム
3 水素化マグネシウムの負極特性
4 おわりに
第3章 ニッケル水素電池 (栗山信宏)
1 ニッケル水素電池の市場展開
2 ニッケル水素電池の仕組み
3 ニッケル水素電池用水素吸蔵合金
4 おわりに
【第7編 昇圧技術】
第1章 ケミカルコンプレッサー (宮岡裕樹)
1 はじめに
2 高圧水素生成技術
3 アンモニア-アルカリ金属水素化物(NH3-MH)系
4 おわりに
第2章 水素吸蔵合金を用いた水素昇圧システム (鶴井宣仁、 市川貴之)
1 はじめに
2 水素吸蔵合金の水素吸蔵特性
3 開発の歴史
4 水素の昇圧に用いられる水素吸蔵合金
5 おわりに
【第8編 水素除去技術】
第1章 マグネシウムを用いた水素除去システム (橋本直幸、 礒部繁人、 大貫惣明)
1 はじめに
2 マグネシウム材料の製造
3 水素捕集装置の設計及び試作
4 水素選択透過性隔膜の製作
5 高安全性水素吸蔵材料の試作・製造
6 模擬空間における水素捕集シミュレーション
7 実用システムの提案
8 今後の展望及び提言
第2章 過酸化物を用いた水素除去法 (市川貴之、 小島由継)
1 はじめに
2 過酸化物および酸化物の水素雰囲気での熱的挙動
3 Ag2O、Ag2O2、およびNiO2の水素除去特性
4 おわりに
【第9編 次世代水素貯蔵材料・処理技術】
第1章 アンモニアボラン系水素貯蔵材 (中川鉄水)
1 はじめに
2 アンモニアボランの基礎物性
3 実用化目標とアンモニアボランの課題
4 課題解決への取り組み
5 まとめ
第2章 高圧合成法による新規水素貯蔵材料の探索 (亀川厚則)
1 高圧合成法
2 オートクレーブを用いた水素化物の合成
3 アンビル式高圧合成法による水素貯蔵材料の探索
4 水素貯蔵材料探索において高圧合成された新規化合物
第3章 水素中時効熱処理による合金の高機能化 (亀川厚則)
1 HDDR法
2 水素中時効熱処理によるチタン銅合金の強度と電気伝導率の同時向上
第4章 水素処理によるチタン合金の結晶粒微細化と常温及び超塑性引張特性 (中東潤)
1 水素処理とは
2 水素処理工程
3 水素処理による微細組織とその特徴
4 水素処理後のチタン合金の常温及び超塑性引張特性
5 水素処理チタン合金の応用例
【第10編 大量水素貯蔵・輸送技術】
第1章 アンモニア (小島由継)
1 はじめに
2 アンモニアの特性
3 アンモニアの価格と安全性
4 アンモニアを用いた水素のサプライチェーン
5 おわりに
第2章 有機ケミカルハイドライド法を利用した水素の大規模貯蔵輸送技術―SPERA水素(R)システムと今後の展望― (岡田佳巳)
1 緒言
2 有機ケミカルハイドライド法
3 水素サプライチェーン構想
4 “SPERA水素”システムの開発
5 今後の展望
6 おわりに
第3章 ギ酸 (井口昌幸、 川波肇、 姫田雄一郎)
1 緒言
2 ギ酸の脱水素化反応による水素発生
3 ギ酸からの高圧水素の供給
4 二酸化炭素の水素化反応による水素貯蔵
5 結言
【第11編 その他(海外研究開発技術)】
第1章 Research on hydrogen storage materials in China (Xingguo Li、 日本語概要:小島由継)
1 Introduction
2 Conferencs of domestic and international hydrogen storage materials in China
3 SCI paper publication and research fields on hydrogen storage materials
4 Patents on hydrogen storage materials in China
5 Some groups carrying out basic study on hydrogen storage materials in China
6 Some groups or companies carrying out production and application of hydrogen storage materials
第2章 Towards the realization of hydrogen infrastructure in India:Development of hydrogen storage material and their applications (Sanjay Kumar, Ankur Jain, 日本語概要:小島由継)
1 Introduction
2 National Hydrogen Energy Road Map
3 Need of Solid state Hydrogen Storage material and current status in Indian Context
4 Development of hydrogen storage material for transportation application
5 Development of hydrogen storage material for several niche application
6 Development of Complex hydrides with high hydrogen content
7 Development of hydrides for fusion reactor applications.
詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓
:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+
◆本日ご紹介書籍◆
書籍「水素貯蔵材料の開発と応用」
http://www.tic-co.com/books/2016t998.html
:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+
本日は白井芳雄が担当いたしました。
« 2016年8月26日(金)開催「海外プロジェクトマネジメントの実践」セミナーのご紹介! | トップページ | 書籍「【新装増補版】燃料油・潤滑油・グリース・添加剤の基礎と添加剤の分離分析方法 」のご紹介! »
「カテゴリ;書籍」カテゴリの記事
- 2024年12月10日(火)開催「AI・機械学習の産業設備への応用実践ノウハウ」セミナーのご紹介(2024.10.30)
- 書籍『グローバルEVおよび車載バッテリーの市場・技術トレンド』のご紹介!(2024.09.02)
- 書籍『次世代ウェアラブルデバイスに向けたフレキシブル・伸縮性エレクトロニクス技術とセンサ開発』のご紹介!(2024.07.12)
- 書籍『GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応』のご紹介!(2024.06.28)
- 書籍『プラスチックの循環利用拡大に向けたリサイクルシステムと要素技術の開発動向』の再ご紹介!(2024.03.04)
« 2016年8月26日(金)開催「海外プロジェクトマネジメントの実践」セミナーのご紹介! | トップページ | 書籍「【新装増補版】燃料油・潤滑油・グリース・添加剤の基礎と添加剤の分離分析方法 」のご紹介! »
コメント