2016年10月12日(水)開催「灰(石炭灰、バイオマス灰、ごみ焼却灰など)の有効利用への取組みと技術/研究開発」セミナーの再ご紹介!
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◆本日再ご紹介セミナー◆
2016年10月12日(水)開催
「灰(石炭灰、バイオマス灰、ごみ焼却灰など)の
有効利用への取組みと技術/研究開発」 セミナー!
http://www.tic-co.com/seminar/20161012.html
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今回取りあげる季語は「秋風」、「秋の風」。
秋風にもいろいろあり、吹きはじめのころは
秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる
藤原敏行(ふじわら の としゆき) (生年不詳-901または907)
など風によってまず秋を感じとりました。
秋の進行とともに風の吹き方も変化し、肌に冷たく感じる秋風を詠んだ
物云へば唇寒し秋の風
松尾芭蕉(まつお ばしょう) (1644-1694)
秋風や家さへ持たぬ大男
小林一茶(こばやし いっさ) (1763-1828)
などの句もあります。
中国の陰陽五行思想では、四季にそれぞれ色を割り当てています。
春は草の芽が萌え出づる季節なので「青」。
夏は燃え上がるような季節なので「赤」。
冬はすべてが暗く静まり返る雰囲気なので「黒」。
これに対して、秋は無色透明な季節を表わす「白」とされています。
詩人、北原白秋の雅号は秋の白秋にちなんだものです。
今回は数多く詠まれた「秋風」、「秋の風」の句の中から「白秋」を感じる句を選んでみました。
石山の石より白し秋の風
松尾芭蕉(まつお ばしょう) (1644-1694)
秋風やしらきの弓に弦はらん(弦=つる)
向井去来(むかい きょらい) (1651-1704)
あきかぜに踏こたへけり蟬の壳(壳=から)
馬場存義(ばば ぞんぎ) (1703-1782)
子の皃に秋かぜ白し天瓜粉(皃=かお)(天瓜粉=てんかふん)
黒柳召波(くろやなぎ しょうは) (1727-1771)
秋風や麵麭の袋の巴里の地図(麵麭=パン)(巴里=パリ)
安住敦(あずみ あつし) (1907-1988)
秋風のかがやきを云ひ見舞客
角川源義(かどかわ げんよし) (1917-1975)
遠くまで行く秋風とすこし行く
矢島渚男(やじま なぎさお) (1935-)
私も詠んでみました。
秋風のデニム芯まで乾きけり
白井芳雄
鬢にきて眉にきて秋風白し(鬢=びん、頭の左右側面の髪)
白井芳雄
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さて、本日も10月開催セミナーを再ご紹介!
2016年10月12日(水)開催
「灰(石炭灰、バイオマス灰、ごみ焼却灰など)の
有効利用への取組みと技術/研究開発」 セミナー
です!
★本セミナーでは、各種灰(石炭灰、バイオマス灰、ごみ焼却灰など)の有効利用への取組みと技術・研究開発動向について、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
●プログラム
Ⅰ.新しい石炭火力発電IGCCと石炭灰海外輸出について
電源開発(株)
茅ヶ崎研究所 上席研究員 石川嘉崇 氏
新しい石炭火力発電方式として注目されているIGCCとその副産物であるスラグの研究について現況を紹介する。また、最近活発化している石炭灰の輸出についての現況を紹介する。
1.IGCCとその副産物であるスラグの研究
(1)IGCCとは
(2)IGCCの特徴
(3)IGCCプロジェクトについて
(4)IGCCスラグについて
(5)IGCCスラグの活用
2.石炭灰の輸出について
(1)石炭灰の再資源化の現状
(2)輸出の状況
(3)石炭灰の輸出円滑化に向けた課題
①コンクリート混和材の取扱い
②セメント原材料への規制
3.質疑応答・名刺交換
Ⅱ.セメントコンクリート用フライアッシュの効用と
セメント不使用型コンクリートへの新規用途
一般財団法人 電力中央研究所
地球工学研究所 上席研究員 山本武志 氏
一般的なコンクリートにフライアッシュを混ぜる場合は、セメントの反応相の中で生じるフライアッシュのポゾラン反応によって緻密な構造を形成する。一方、セメントは製造の過程で多量の二酸化炭素を排出するため、環境負荷低減を主目的としたセメント不使用型コンクリートの製造に係る研究が盛んに行われており、水ガラスを使用する手法が主流である。当所では水ガラスを使用せずにフライアッシュ等の諸原材料をコンクリート状に固型化する技術の開発を進めている。
<質疑応答・名刺交換>
Ⅲ.石炭灰の有効利用に関する取組み
(株)安藤・間
技術本部 技術研究所 土木研究部
コンクリートチームリーダー 主席研究員 坂本 守 氏
石炭火力発電所から産出される石炭灰は、その有効利用が強く求められている。本講演では、有効利用に求められる条件等について述べ、その用途を土工材料を中心に事例紹介する。
1.石炭灰の種類と特徴
(1)フライアッシュ
(2)ボトムアッシュ
2.有効利用に求められる条件
(1)有効利用可能量
(2)コスト
(3)環境安全性
3.有効利用の事例紹介
(1)用途紹介
(2)土工材料への適用事例
4.質疑応答・名刺交換
Ⅳ.石炭灰の物理化学的特性と微量元素溶出・不溶化技術
岐阜大学 研究推進・社会連携機構
次世代エネルギー研究センター センター長
大学院工学研究科 環境エネルギーシステム専攻併任
工学部 化学・生命工学科 物質化学コース併任 教授 神原信志 氏
微粉炭火力発電から排出されるフライアッシュについて、その物理化学的性質を概観したのち、微量元素溶出のメカニズムと不溶化のメカニズムについて述べる。また土工材への利用を主な目的とする不溶化技術について現状の技術をまとめ、経済性ある新しい不溶化技術について紹介する。
1.微粉炭燃焼灰の物理化学的性質
(1)粒径分布(炭種別,ボイラ種別,EP室別)
(2)化学組成と微量物質組成
(3)化学結合形態
2.微量元素(As, Se, B, F, Hg)の溶出
(1)溶出濃度(炭種別,ボイラ種別,EP室別)
(2)溶出のメカニズム
(3)溶出濃度の予測
3.微量元素の不溶化技術
(1)不溶化のメカニズム
(2)様々な不溶化技術
(3)経済性ある不溶化技術
4.質疑応答・名刺交換
Ⅴ.木質バイオマス焼却灰のセメント混和材への適用
前橋工科大学
工学部 社会環境工学科 准教授 佐川孝広 氏
セメント混和材として用いられる「ポゾラン材料」について概説し、各種人工ポゾラン、天然ポゾランのセメント混和材への適用事例を紹介する。人工ポゾランの一種と見なされる木質バイオマス焼却灰について、化学組成、ガラス化率等のキャラクタリゼーション試験及び各種セメントに置換した際の強度試験結果等について説明する。
1.ポゾラン材料
(1)ポゾラン材料とは
(2)キャラクタリゼーション手法
2.各種ポゾラン材料のセメント混和材への適用事例
(1)人工ポゾラン(フライアッシュ,循環流動層ボイラー灰)
(2)天然ポゾラン(火山灰)
3.木質バイオマス焼却灰のセメント混和材への適用
(1)キャラクタリゼーション
(2)モルタル圧縮強度
4.質疑応答・名刺交換
Ⅵ.焼却主灰リサイクルシステム
三菱重工環境・化学エンジニアリング(株)
プラント事業部 エンジニアリング総括部 総括部長 白井利昌 氏
一般ごみ焼却施設から排出される焼却主灰のリサイクル手法である「灰水洗脱塩『SMASHシステム』」の概要について述べる。また、SMASHシステムを備えた実機プラントでの焼却主灰の有効利用状況について紹介する。
1.はじめに
2.施設概要
(1)実機プラント施設概要
(2)SMASHシステム概要
3.実機での運転状況
(1)焼却主灰脱塩効果
(2)洗浄水処理
(3)運転時間
4.質疑応答・名刺交換
詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓
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2016年10月12日(水)開催
「灰(石炭灰、バイオマス灰、ごみ焼却灰など)の
有効利用への取組みと技術/研究開発」 セミナー!
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本日は白井芳雄が担当いたしました。
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