2018年4月27日(金)開催「CO2分離回収の技術/研究開発と適用動向」セミナーのご紹介!
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◆本日ご紹介セミナー◆
2018年4月27日(金)開催
「CO2分離回収の技術/研究開発と適用動向」セミナー
http://www.tic-co.com/seminar/20180413.html
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今回取りあげる季語は萵苣(ちしゃ)、レタス。
ちしゃ(乳草)の名は葉を収穫する時、切り口から白い乳液が出ることにちなみます。
学名のLactuca(ラクツカ)の「Lac」も「乳、乳汁」を意味します。
日本に古くからあるのは中国から渡来した掻萵苣(かきちしゃ)で韓国名ではサンチュ、日本名では包菜(つつみな、ほうさい)とも呼ばれるリーフレタスの仲間です。
下葉から順に掻き取ってゆくので掻萵苣。
焼き肉を包んで食べるとほろ苦さとシャキッとした歯ごたえを楽しめます。
ゆでても炒めてもおいしく、ビタミンC、E、カロテン、カルシウムなどが含まれ、栄養分も豊富。
球状になる玉萵苣(たまちしゃ)は明治のはじめに渡来したレタスのことで、半結球のサラダ菜も玉萵苣の仲間でサニーレタスは葉萵苣です。
葉の縮れたものをちりめんぢしゃと言います。
掻萵苣は平安時代から日本で栽培され、江戸時代前期の俳人、山口素堂が「萵苣苦し」と詠んでいますので、想像以上に昔から日本人に親しまれ、食されてきた野菜です。
今回はそんな萵苣、レタスを詠んだ句を選んでみました。
春の季語になります。
春もはや山吹白く萵苣苦し(苦し=にがし)
山口素堂(やまぐち そどう) (1642-1716)
古里や嫂老いて萵苣の薹(嫂=あによめ)(薹=とう)
高浜虚子(たかはま きょし) (1874-1959)
はりつける岩萵苣採の命綱(岩萵苣採=いわちしゃとり)
杉田久女(すぎた ひさじょ) (1890-1946)
生魚すぐ飽き萵苣を所望かな(生魚=なまざかな)
川端茅舎(かわばた ぼうしゃ) (1897-1941)
萵苣掻いて寒村いまも川深し
橋本鶏二(はしもと けいじ) (1907-1990)
高原の風の軽さにレタス巻く
森田智子(もりた ともこ) (1938-)
レタス嚙み全身に朝来たりけり
黒澤あき緒(くろさわ あきお) (1957-)
私も詠んでみました。
雨弾くちぢみちしゃ摘むシェフのいて
白井芳雄
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さて、本日も4月開催セミナーをご紹介!
2018年4月27日(金)開催
「CO2分離回収の技術/研究開発と適用動向」セミナー
です!
★本セミナーでは、各種CO2分離回収技術【RITE・IHI・日揮における各々の技術/研究開発動向、ユーザー側からみた炭酸ガス回収設備、CO2回収型クローズドIGCC、高分子ハイブリッド材料利用】と商業化・適用動向について、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
●プログラム
Ⅰ.CO2分離回収技術の最新動向
(公財)地球環境産業技術研究機構
化学研究グループ 主任研究員 甲斐照彦 氏
CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)は、化石燃料の燃焼で発生した温室効果ガスであるCO2を発電所や工場などの発生源から分離・回収し、回収したCO2を地中や海底に貯留・隔離する技術である。地球温暖化対策としてCO2の大規模削減が期待できるCCSを早期に導入、実用化するためには、そのコストの約6割程度を占めると試算されている排出源からのCO2分離・回収コストの低減が重要である。
本講演では、RITEにおける研究開発を中心に、CO2分離回収技術開発に関する国内外の取り組みについて紹介する。
1.CCSに関する最近の動向
2.CO2分離回収技術開発の国際動向
3.RITEにおけるCO2分離回収技術開発
~化学吸収液、固体吸収材、CO2分離膜~
4.今後の展望
5.質疑応答・名刺交換
Ⅱ.CO2回収技術(化学吸収と酸素燃焼)の研究開発と商用化に向けて
(株)IHI
資源・エネルギー・環境事業領域 事業開発部 部長 田村雅人 氏
石炭火力を中心としたCO2回収技術として、化学吸収法と酸素燃焼法について研究開発を進めてきた。これらの現況と主要プロジェクトでの成果を概説する。また、両技術を比較しながら、商用機適用に向けた検討の内容を解説する。
1.石炭火力に関わる動向
2.化学吸収法の特徴と特性
3.酸素燃焼法の特徴と特性
4.商用機適用に向けた検討
5.質疑応答・名刺交換
Ⅲ.日揮のCO2分離・回収技術とカーボンマネジメントに係る取り組み
日揮(株) 技術イノベーション本部
技術イノベーションセンター シニアテクノロジスト 堀川愛子 氏
1.天然ガス精製プラントにおけるCO2分離・回収技術と課題
2.HiPACT(R)(高圧再生型CO2分離・回収技術)の商業化
3.ガス分離膜によるCO2分離・回収技術の開発
4.日揮のカーボンマネジメントに係る取組み
5.質疑応答・名刺交換
Ⅳ.炭酸ガス製造の現状とユーザー側からみた炭酸ガス回収設備
エア・ウォーター(株)
総合開発研究所 プロセス開発グループ 主任 貝川貴紀 氏
液化炭酸ガス/ドライアイスの製造メーカーにとって、国内の化学工場等から供給される高濃度炭酸ソースの減少は深刻な課題である。炭酸ガス製造を取り巻く現状と、アミン吸収式炭酸ガス回収設備に関するユーザー視点での所見を炭酸ガスの用途と合わせて紹介する。
1.炭酸ガスのマーケットと用途
2.低濃度炭酸ソースからの炭酸ガス製造
3.アミン吸収式炭酸ガス回収設備の稼働状況
4.液化炭酸ガス/ドライアイス製造技術
5.質疑応答・名刺交換
Ⅴ.CO2回収型クローズドIGCCの開発状況
(一財)電力中央研究所
エネルギー技術研究所 次世代火力発電領域 上席研究員 沖 裕壮 氏
1.CO2回収型火力発電技術の開発動向
2.クローズドIGCC技術(Oxy-fuel IGCC)の概要
3.O2/CO2ガス化技術
4.乾式ガス精製技術
5.全体システムの検討
6.実用化に向けた検討
7.質疑応答・名刺交換
Ⅵ.高分子ハイブリッド材料によるCO2分離回収技術
東京農工大学 大学院 工学府 応用化学専攻 特任助教 兼橋真二 氏
CO2削減の抜本的対策として注目されているCO2回収貯留技術(CCS)に適用可能な分離回収技術のひとつに、膜分離法がある。本講義では、高分子と異種成分からなる高分子ハイブリッド材料の開発とCCSへの応用に関して、豪州での膜分離法によるCO2分離回収技術の動向とあわせて解説する。
1.高分子膜分離法の研究開発動向
2.高分子ハイブリッド材料の開発とCO2分離への応用
3.豪州での膜分離法によるCO2分離回収技術の研究開発動向
4.今後の展望
5.質疑応答・名刺交換
詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓
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2018年4月27日(金)開催
「CO2分離回収の技術/研究開発と適用動向」セミナー
http://www.tic-co.com/seminar/20180413.html
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本日は白井芳雄が担当いたしました。
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