2019年2月開催セミナーのご紹介!
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◆本日ご紹介セミナー◆
2019年2月開催セミナー
http://www.tic-co.com/seminar/seminar-02.html
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歌川豊国「十二月之内 師走 餅つき」
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Utagawa_Kunisada_(Toyokuni_III)_-_Preparations_for_New_Year%27s_Day_(Pounding_Mochi)_-_Google_Art_Project.jpg
1834/1867 年|Woodblock print、triptych、25 × 36 cm |ヒューストン美術館
今回取りあげる季語は「餅搗(もちつき)」「餅の音(もちのおと)」「餅配(もちくばり)」。
稲穂には精霊が宿るとされ、特にその実が凝縮された餅は日本人にとって生命を更新、再生させる霊力があると信じられてきた特別な食物で、昔から精神的な節目には餅を搗いて食べてきました。
最近では、餅搗は地方の旧家にでも行かなければ、目にする機会は少なくなりましたが、かつては正月を迎える用意として、年の瀬の25日から28日頃までに餅を搗いていました。
なぜ、餅搗きの日取りが25日から28日までなのかは、29日は「二重苦」に通じ嫌われ、大晦日(おおみそか)に門松などを飾りつけたり、餅を搗くことは一夜飾り(いちやかざり)といい、歳神(としがみ)さまに対して誠意に欠け、また葬儀の準備を連想させるとして忌み、嫌われました。
また、旧暦では「小の月が29日、大の月が30日まで」でしたので、12月31日はなかったのです。
以下に取りあげた芭蕉の句も三十日でみそかと読みます。
餅搗きの習慣そのものはほぼ失われましたが、餅を搗くさまは活気にあふれた歳末の風物詩であり、現在でも存在感のある季語です。
また、「餅配」は搗いた餅がまだ柔らかいうちに親類や親しい近所の家などに配る習わしです。
今回はそんな「餅搗」「餅の音」「餅配」を詠んだ句を選んでみました。
暮の季語になります。
ありあけも三十日にちかし餅の音(三十日=みそか)
松尾芭蕉(まつお ばしょう) (1644-1694)
つき立の餅に赤子や年の暮
服部嵐雪(はっとり らんせつ) (1654-1707)
餅搗きや焚き火のうつる嫁の顔
黒柳召波(くろやなぎ しょうは) (1727-1772)
かるがると上る目出度し餅の杵
高浜虚子(たかはま きょし) (1874-1959)
暁闇に飛び出す火の粉餅を搗く(暁闇=あかつきやみ)
百合山羽公(ゆりやま うこう) (1904-1991)
餅搗きの音にしばらく耳応ふ
廣瀬直人(ひろせ なおと) (1929-2018)
餅搗くや庇の下に山河入れ(庇=ひさし)
鷹羽狩行(たかは しゅぎょう) (1930-)
私も詠んでみました。
峠越え港のじいに餅配る
白井芳雄
明日、12月29日(土)から来年の1月6日(日)まで年末年始の休暇をいただきます。
当ブログも今回が最終となります。
一年間ご愛読ありがとうございました。
株価の乱高下など予想されますが、新しい年が皆様にとって佳き年になりますようお祈り申し上げます。
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さて、本日は2019年2月開催セミナーをご紹介します!
★2019年2月開催決定セミナー(受付中)
詳細につきましては、各セミナータイトルの下にございます
URLにてご案内致しております。
ご興味がおありのテーマを選んでご覧いただけますと
有難く存じます。
■2月6日(水)----------------------------------------
~耐食性を中心とした~
ステンレス鋼の選び方・使い方とトラブル対策
-受講者の事前ご質問・ご要望に可能な限り対応、個別相談付-
http://www.tic-co.com/seminar/20190202.html
■2月7日(木)----------------------------------------
~海外プロジェクトの実例からみる~
プロジェクト遂行リスク;最大の課題 現地工事リスクを考える
http://www.tic-co.com/seminar/20190203.html
■2月13日(水)---------------------------------------
-電気器材を実際に触れて理解を深めるために
受講定員を絞り「実機による演習」を豊富に交えた-
現場で役立つ電気の基礎知識
~専門外の方のための~
http://www.tic-co.com/seminar/20190201.html
■2月21日(木)---------------------------------------
プラント概算見積の基礎と実際
~グローバル化の時代、事業採算性評価と判断にはスピードが求められる、
そのベースとなる設備コストの推算を如何に迅速に行うか~
(先人の手法から知恵と工夫を学び、活用しよう)
http://www.tic-co.com/seminar/20190204.html
★2019年2月開催予定セミナー(調整中)
現在は調整中となりますが、開催が決まりましたら
随時追加・更新致しますので、最新の情報は下記URLを
ご参照下さいませ。
http://www.tic-co.com/seminar/seminar-02.html
■2月7日(木)---------------------------------------
-水処理・汚泥処理の効率化・低コスト化・省エネを考慮した-
凝集剤の特性と効果的選定・活用法
~「ジャーテスターによる」実演を交えて解説する~
講師:栗田工業(株) 久保勝寿 氏
■2月8日(金)--------------------------------------
熱回収用熱交換器による低~中温度域を含めた
排熱・排汚水熱・燃焼排気の回収方法とその技術
~まだまだ未着手である熱エネルギー省エネの考え方と実際の事例~
講師:MDI(株) 岩澤賢治 氏
■2月14日(木)---------------------------------------
世界の防爆規格(機能安全含め)と認証等に関する最新動向(仮)
講師:4~6名で調整中
■2月19日(火)---------------------------------------
CO2有効利用技術と事業動向・展望(仮)
講師:6~7名で調整中
■2月19日(火)・20日(水)-----------------------------
バイオマス発電及び燃料に関する事業と技術開発動向(仮)
講師:6~8名で調整中
■2月20日(水)---------------------------------------
蓄熱(仮)
講師:4~7名で調整中
■2月21日(木)---------------------------------------
蓄電池(仮)
講師:4~7名で調整中
■2月22日(金)---------------------------------------
V2X(仮)
講師:3~4名で調整中
■2月22日(金)---------------------------------------
排水中窒素処理技術の実際(仮)
講師:栗田工業(株) 徳富孝明 氏、谷津愛和 氏
最新の情報、お申込みはこちらから↓↓
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◆本日ご紹介セミナー◆
2019年2月開催セミナー
http://www.tic-co.com/seminar/seminar-02.html
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本日は白井芳雄が担当いたしました。