2020年10月20日(火)開催「蓄熱発電の事業動向と高温蓄熱の技術開発」セミナーの再ご紹介!
◆本日再ご紹介セミナー◆
2020年10月20日(火)開催
-熱による電力貯蔵(ETES;Electric Thermal Energy Storage)-
「蓄熱発電の事業動向と高温蓄熱の技術開発 」 セミナー
https://www.tic-co.com/seminar/20201013.html
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信での受講も可能です。
・ライブ配信(Zoom)受講ご希望の方は、お申込時に通信欄にその旨ご記入をお願い致します。
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本日も2020年10月開催のセミナーを再ご紹介します!
2020年10月20日(火)開催
-熱による電力貯蔵(ETES;Electric Thermal Energy Storage)-
「蓄熱発電の事業動向と高温蓄熱の技術開発 」 セミナー です!
★本セミナーでは、再エネ拡大への適応、低炭素社会を構築する上で、蓄熱による発電技術が注目されており、
効率は低いが設備コストなどトータルでは蓄電池に比べ圧倒的に安い、技術的にも成熟しているとされる蓄熱発電
【熱による電力貯蔵(ETES;Electric Thermal Energy Storage)】に関する国内外のプロジェクト動向と、高温蓄熱
の技術開発、高温太陽熱供給システム・ケミカルヒートポンプなどについて、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に
詳説頂きます。
★セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
★講師の方々がご来場されるか、オンラインかは、急な変更もございますため、恐れ入りますがこちら にて
ご確認下さいませ(随時更新させて頂きます)。【青色が会場での講演、緑色がオンラインでの講演となります】
●プログラム
Ⅰ.脱炭素社会に必須の蓄熱発電と国内外の技術開発動向
一般財団法人 エネルギー総合工学研究所
プロジェクト試験研究部 主管研究員
岡崎 徹 氏
脱炭素社会での電源は、再生可能エネルギーか原発しかなく、どちらも需要に合わせた発電が難しい電源です。そのためこれらを利用するには蓄エネルギーを利用して安定化する事が必要です。これに高温蓄熱を利用する蓄熱発電が世界で急速に広がり始めました。シーメンス、グーグルに続き欧州のRWEなど名だたる電力会社等が本格的な検討を始めています。IEA内では検討ワークショップも出来ました。この蓄熱発電の世界の様々なプロジェクトを紹介し、また、電力系統での回転発熱機の必要性を紹介します。
1.蓄熱発電の概要
(1)基本構成
(2)簡単な経済性試算
(3)蓄熱発電の歴史
2.世界の再エネの実態
(1)蓄エネルギーが必須に
~広域融通の限界が見えてきた~
(2)低下する再エネ発電コスト
~再エネ導入は途上国の第一選択肢~
3.世界の開発プロジェクト
(1)メーカ系プロジェクト
~先鞭つけたシーメンス、グーグルからスピンオフ、マルタ、特殊なMAN、
1414degrees、CCT、インド、中国~
(2)電力会社系プロジェクト
~脱石炭でも石炭火力の有効活用RWE、熱電併給、Vattenfall、seas-nve、NYPA、Enel~
(3)ベンチャー等の様々なプロジェクト
~熱電併給(コジェネ)、鉄鉱プロセスも~
(4)日本の現状
~環境省国プロ~
4.蓄熱技術の概況
~商用技術から、水素吸蔵合金応用まで~
5.電熱変換の重要性
~実はキーテクノロジー、回転発熱機開発に期待~
6.日本国内の動き
7.質疑応答・名刺交換
Ⅱ.太陽熱発電と蓄熱技術
株式会社オー・エス コンサルテイング
アソシエイツ
四方哲夫 氏
演者は石炭火力の高効率化と太陽熱発電技術の開発に長年取り組んできた。世界の太陽熱発電技術はかなり淘汰してきた状況にあるが、実用化普及に向けて、何が課題であったのかを考察するとともに太陽熱発電と石炭火力のコラボレーション技術についての紹介をする。 また太陽熱発電の技術の要素の1つである蓄熱技術について今後期待される応用展開について、海外の適応例を紹介する。さらに、今後再エネの拡大と化石燃料火力の縮小を目指す社会を構築する上で、蓄熱による発電技術が重要となってくるが、再エネに適応できる蓄熱発電システムを考察するとともに、実装化してゆくために解決してゆかなければならない課題について想定し考察する。
1.太陽熱発電の現状と蓄熱技術
(1)太陽熱発電の世界の動向
(2)太陽熱発電の課題
(3)太陽熱に適応される蓄熱技術
2.蓄熱発電技術の展開
(1)世界の蓄熱発電の動向
(2)再エネへの適応可能な蓄熱発電システム
(3)実装化してゆくための課題
3.まとめ
4.質疑応答、名刺交換
Ⅲ.高温太陽熱供給システムのための蓄熱・ケミカルヒートポンプ技術
東京工業大学
科学技術創成研究院 先導原子力研究所 教授
加藤之貴 氏
将来の低炭素化社会に向けた二酸化炭素排出の抜本的な削減には再生可能エネルギーの有効利用が重要である。太陽エネルギーは潜在量が多く重要な再生可能エネルギーである。日本では太陽電池発電が普及しているが、発電負荷変動が課題であり、この変動の吸収、平準化のためのエネルギー貯蔵機能が喫緊に求められている。電力貯蔵が候補であるがコストが高く、充放電に一定の時間を要する点が課題である。 これに対し欧州などでは太陽エネルギーを熱として回収し、熱エネルギーとして貯蔵(蓄熱)し、必要に応じて熱供給を蒸気発電などに行い電力供給を行う方式が経済的に成立し、既に社会実装されている。 本講義では太陽熱供給システムを俯瞰し、特に効率化が期待できる高温太陽熱供給システムの技術事例を紹介する。次いで蓄熱技術の技術動向を示す。さらに高効率蓄熱が期待できるケミカルヒートポンプ技術について原理から応用事例までの最新情報を解説する。
1.太陽熱熱供給システムと蓄熱
2.蓄熱の技術動向
(1)蓄熱の種類
~顕熱蓄熱、潜熱蓄熱、化学蓄熱・ケミカルヒートポンプ~
(2)高温蓄熱の技術動向
3.高温向けケミカルヒートポンプ
(1)ケミカルヒートポンプの基礎
(2)高温ケミカルヒートポンプ
(3)ケミカルヒートポンプ蓄熱材料開発事例
(4)ケミカルヒートポンプシステム開発事例
4.技術体験のためのミニ演習(簡単な四則演算。電卓持参を推奨)
5.まとめ、開発の要点、将来展望
6.質疑応答・名刺交換
Ⅳ.太陽熱発電における高温蓄熱の技術開発
新潟大学 自然科学系(工学部) 教授
児玉竜也 氏
太陽熱発電の技術開発においては、従来の600℃を超える高温(700-1500℃)で蓄熱を行い高効率発電を目指す技術開発が行われている。また、エネルギー輸送・長期貯蔵の観点から、次世代技術として、水素、合成ガスに転換する研究開発も行われている。講演では、世界で開発中の高温の顕熱、潜熱、化学蓄熱と燃料化技術の開発状況について概説する。
1.太陽熱発電における高温蓄熱技術の開発
(1)顕熱蓄熱
(2)潜熱蓄熱
(3)化学蓄熱
2.太陽集熱の燃料化技術の開発
3.総括
4.質疑応答・名刺交換
Ⅴ.高温用潜熱蓄熱技術の最新開発動向
北海道大学大学院工学研究院附属
エネルギー・マテリアル融合領域研究センター
エネルギーメディア変換材料分野 准教授
能村貴宏 氏
再生可能エネルギーの大量導入に向けたカルノーバッテリーや、高温産業排熱の回収向けの蓄エネルギー技術として、高温の蓄熱技術が注目されている。そこで本講演では、これらの事例を紹介するとともに、近年発展の著しい300℃以上の高温潜熱蓄熱技術の最新開発動向について解説し、実装に向けた可能性について言及する。
1.高温蓄熱技術の必要性
1.1 カルノーバッテリー
1.2 産業排熱回収における高温蓄熱技術の必要性
2.高温蓄熱技術の種類
2.1 顕熱蓄熱技術
2.2 潜熱蓄熱技術
3.高温蓄熱技術の検討例
4.高温用金属・合金系潜熱蓄熱材の開発状況と応用展開
5.まとめ:開発の要点と将来展望
6.質疑応答・名刺交換
詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓
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2020年10月20日(火)開催
-熱による電力貯蔵(ETES;Electric Thermal Energy Storage)-
「蓄熱発電の事業動向と高温蓄熱の技術開発 」 セミナー
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担当:稲垣
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