2024年8月21日(水)、26日(月)開催「膜によるCO2分離回収と研究開発・要素技術動向」セミナーのご紹介
☆本日ご紹介セミナー☆
2024年8月21日(水)、26日(月)開催
「膜によるCO2分離回収と研究開発・要素技術動向」
セミナー!
https://www.tic-co.com/seminar/20240808.html
※本セミナーは、会場での受講または、8月26日のみライブ配信(Zoom)での受講も可能です。(8月21日は会場受講のみとなります。)
※ライブ配信受講の方のテキスト資料はセミナー開催日の直前にお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。
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三曜俳句 7月10日(水)
鱧(はも) 三夏
鱧は太平洋やインド洋などに広く分部する海魚で、体長約1.5メートル。
日本では瀬戸内海、四国、九州の沿岸に多く見られます。
穴子に似て、グロテクスな形ばかりでなく狂暴で、浅海の水深15メートルあたりに棲み、夜中に泥中から這い出して鋭い歯で魚を食べます。
その歯が鋭く魚などを「食(は)む」ことから「はも」の名がついたとされます。
鱧は生命力が旺盛な魚で、水が無くても長時間生きることができるので、海から距離のある京都で珍重されてきました。
また、鱧が今日、高級魚としてもてはやされるのは、その調理法の技術の上に成立したものです。
山本健吉の「基本季語五〇〇選」の中に川魚や海洋魚が17種ほど選ばれていて、若鮎、桜鯛、秋刀魚などに混じって、鱧が高級魚として重視されています。
味の淡白さにもかかわらず、現代の珍味の最高位と評価しています。
鱧の身と皮の間には小骨が多いので、骨切りということをします。
料理人のその手並みは見事なもので、包丁さばきのかすかな音が規則正しいリズムで、耳を楽しませてくれます。
それは骨のごつごつしたものではなく、渚のさざなみにも似て、このうえもなく涼気を誘うものです。
ぱったりと風とまり鱧のざくざく
宇多喜代子
骨切りされた鱧
サフィル, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で
(担当:白井芳雄)
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さて、本日も2024年8月開催セミナーをご紹介!
2024年8月21日(水)、26日(月)開催
「膜によるCO2分離回収と研究開発・要素技術動向」
セミナー!
です!
★本セミナーでは、各種膜によるCO2などの分離回収の研究開発と要素技術動向について、斯界の最前線でご活躍中の講師陣から詳説頂きます。
★8月21日のみ、8月26日のみのご受講も受け付けております。
●講師
東京都立大学 都市環境学部 環境応用化学科 教授
(先導研究者、研究重点教員)
川上浩良 氏
●講師
芝浦工業大学 工学部 教授
野村幹弘 氏
●講師
三菱ケミカル株式会社
Science&Innovation Center フェロー
武脇隆彦 氏
●講師
神戸大学 大学院 海事科学研究科 教授
蔵岡孝治 氏
●講師
九州大学 大学院工学研究院 教授
星野 友 氏
8月21日(水)
【プログラム】
Ⅰ.低濃度CO2分離回収を可能とする超高CO2透過膜の開発
カーボンニュートラルの実現には、いかに低コストでCO2を分離し回収できるかが大きな課題である。CO2分離・回収には、対象とするCO2濃度領域により高濃度CO2(10%以上)からの回収・分離と、低濃度CO2(5%以下)からの回収・分離に分けられる。高濃度CO2からの回収・分離は火力発電所等の大規模CO2発生源からCO2を分離・回収して、廃油田や海底等の地下にCO2を圧入して貯蔵するCO2回収・貯蔵(Carbon Dioxide Capture and Storage (CCS))技術が重要となる。一方で低濃度CO2からの回収・分離で最も期待されている技術は、大気中(0,004%)からCO2を回収(Direct Air Capture(DAC))し、それを化学品に転換(Carbon Dioxide Capture and Utilization (CCU))するあるいは貯蔵できるCO2分離回収技術の開発である。特にCO2分離膜でDACを実現しようと考えた時には、従来の高分子材料の性能を凌駕する全く新しいCO2分離膜の材料開発が不可欠と考えられている。本講演では、低コストで低濃度CO2分離回収を可能とする超高CO2透過膜の開発について紹介する。
1.分離膜を用いた場合のCO2分離回収の考え方
2.高分子CO2分離膜の現状
3.ナノスペースを用いた超高CO2透過膜の開発
4.質疑応答・名刺交換
(川上 氏)
Ⅰ.セラミック膜による二酸化炭素分離と膜反応器による二酸化炭素資源化の可能性
二酸化炭素資源化のためのセラミック膜利用の可能性について講演を行う。二酸化炭素の資源化には、二酸化炭素分離、二酸化炭素の有用物への変換の両者の技術が重要である。近年、水素分離を中心としてセラミック膜技術が進展してきている。そこで、水素分離膜開発技術を応用した、分子サイズの違いによる高温二酸化炭素分離膜の開発状況を述べる。また、セラミック膜に触媒機能を付与することで、従来の触媒と比較して、高い選択性を示すことが分かってきた。二酸化炭素のメタン化、メタノール化、オレフィン生成反応など二酸化炭素資源化に重要な反応を、セラミック膜反応器で進める最先端の技術の可能性を講演する。
1.CVDシリカ膜の開発状況
(1)水素分離膜
(2)細孔径制御方法
2.CVDシリカ膜による二酸化炭素分離
(1)交互供給法
(2)2steps法
3.膜反応器の基礎
4.供給型二酸化炭素透過型膜反応器の開発
(1)高温二酸化炭素溶解型分離膜の可能性
(2)メタン化反応
(3)オレフィン生成反応
5.まとめ
6.質疑応答・名刺交換
(野村 氏)
Ⅱ.CO2分離回収等のカーボンニュートラルに向けたゼオライトの貢献可能性
カーボンニュートラルに向けて、待った無しの状況になっているが、そのための技術開発はまだ途上である。種々の技術開発がなされている中で、ゼオライトも大いに貢献できるのではないかと考えている。本講演では、ゼオライトの貢献可能性について概観した後、我々が研究開発を行っているゼオライトを利用した分離膜について、CO2を中心に水素やアンモニアなどの分離に関して概説する。
1.NZEに向けてのゼオライトの貢献可能性
2.高シリカCHA膜、MMMによるCO2分離
3.NZEへ向けてのH2分離、NH3分離
4.質疑応答・名刺交換
(武脇 氏)
Ⅲ.ゾル-ゲル法による無機及び有機-無機ハイブリッドCO2分離膜の作製と
その膜特性評価(オンライン)
これまでにゾル-ゲル法を用いて無機及び有機-無機ハイブリッドCO2分離膜が開発されてきた。本講演では、ゾル-ゲル法の基礎、無機及び有機-無機ハイブリッド膜の気体透過機構を解説し、これまでに開発されたシリカキセロゲル膜やポリアクリルアミド/シリカ有機-無機ハイブリッド膜の作製方法とそのCO2分離、透過特性を中心に紹介する。
1.ゾル-ゲル法の基礎
2.無機及び有機-無機ハイブリッド膜の気体透過機構
3.シリカキセロゲル膜の作製とその膜特性
4.ポリアクリルアミド/シリカ有機-無機ハイブリッド膜の作製とその膜特性
5.質疑応答
(蔵岡 氏)
Ⅳ.アミン含有ゲルからなるCO2分離膜および減圧蒸気スイープ型の
CO2膜分離装置のご紹介
当研究室では、燃焼後排ガスからの低コストなCO2分離を実現するためにアミン含有ゲルを分離剤(固体吸収剤や分離膜)としたCO2分離プロセスを開発している。アミン含有ゲルからなるCO2分離膜は、湿度が高い燃焼後排ガスから直接CO2を分離可能であり、燃焼後排ガスから1段の膜分離により97%以上の濃度のCO2を回収可能である。また、CO2分離膜を用いて低コストなCO2分離を行うために膜の透過側を減圧し、40-60℃程度の減圧水蒸気を供給することが有効であることがわかっている。当該本講演ではアミン含有ゲル膜の開発状況や減圧蒸気スイープ型のCO2膜分離装置の開発動向についてご紹介する。
1.アミン含有ゲル粒子によるCO2分離原理
2.アミン含有ゲルからなる固体吸収剤によるCO2分離
3.アミン含有ゲルからなるCO2分離膜
4.減圧蒸気スイープによるCO2膜分離装置
5.質疑応答・名刺交換
(星野 氏)
詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓
https://www.tic-co.com/seminar/20240808.html
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※本セミナーは、会場での受講または、8月26日のみライブ配信(Zoom)での受講も可能です。(8月21日は会場受講のみとなります。)
※ライブ配信受講の方のテキスト資料はセミナー開催日の直前にお送り致します。
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