最近の記事

2025年6月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

« 2025年1月 | トップページ | 2025年3月 »

2025年2月

2025年2月26日 (水)

水曜俳句 季語「片栗の花(かたくりのはな)」のブログと書籍『廃プラスチックのケミカルリサイクル―技術開発動向と展望―』のご紹介!

水曜俳句  2月26日(水

片栗の花(かたくりのはな) 初春

山林の半日陰、湿地、斜面に群生するユリ科の多年草。

根の鱗片(りんぺん)が栗の片割れに似ていることから「片栗」の名がつきました。

早春、地下の鱗茎から二枚の葉をつけた花茎を伸ばし、釣鐘形で紅紫色の斑紋がある六弁花を咲かせます。
ひっそりとたたずむ姿は可憐で、花弁をひるがえして咲くさまには潔(いさぎよ)さをも感じます。

春の一時期だけ見られる生物は「スプリング・エフェメラル(Spring phemeral)」と呼ばれ、「春の妖精」と訳されますが、植物にも動物にも見られ、片栗もその一種です。
その片栗の蜜を吸いに、こちらも「スプリング・エフェメラル」のギフチョウ(岐阜蝶)が訪れます。

「万葉集」では「堅香子(かたかご)」と呼ばれ、数多くの和歌に詠まれています。

昔は鱗茎からは良質の片栗粉が採れましたが、ごく少量で高価なため、今では大半がじゃがいもなどイモ類の澱粉から作られています。
また、若葉はお浸し、和え物などに用いられます。

 

かたかごの花の辺(ベ)ことば惜しみけり

鍵和田秞子

 

 Erythronium japonicum 2006 005

片栗の花

Kropsoq, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

 

Luehdorfia japonica on Rhododendron farrerae

ギフチョウ

Alpsdake, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

 

(担当:白井芳雄)

*************************************************************************

さて、本日は新規取扱い書籍のご紹介です。

『廃プラスチックのケミカルリサイクル ―技術開発動向と展望―』

~解重合・液化・ガス化・各種分解プロセス等の技術と事業化の動向~

です!

【著者】
アイシーラボ 代表  室井髙城 氏


【著者略歴】
1968年 福島工業高等専門学校 工業化学科 卒業 住友金属鉱山(株) 中央研究所配属
1969年 日本エンゲルハルド(株)/現エヌ・イーケムキャット(株) 市川研究所出向
1970年 日本エンゲルハルド(株) 本社営業第一部 化学触媒・自動車触媒の販売に従事
      以降同社にて、カスタム触媒開発、公害防止VOC除去触媒開発、Engelhard社
      (現BASF Catalysts )のProcessのライセンシング、化学触媒事業部長、理事、
      事業開発部にて燃料電池触媒と新規事業担当部長、Engelhard社ポリオレフィン
      触媒の担当、エヌ・イーケムキャット(株)執行役員、常勤顧問を務める。
2008年 エヌ・イーケムキャット(株)を退社
      アイシーラボを設立し、以降工業触媒コンサルタントとして活動
      この他、BASFジャパン(株)主席顧問、日本ガス合成(株)執行役員、
      フロンティア・ラボ(株)顧問を担当


【業界での活動、受賞等】
2005年 触媒学会功績賞を受賞
2006年 触媒学会副会長 早稲田大学客員研究員
2007年 神奈川大学非常勤講師
2014年 NEDO 戦略センター 客員フェロー


【書籍趣旨】

 世界的には、欧米をはじめ、容器包装材の使用そのものを削減しようとする動きが始まっている。さらに、プラスチック循環について世界的な法的拘束力のある国際条約が決められつつある。条約では、廃プラスチックの再利用だけでなく、プラスチックの生産や用途も含まれることになる。既に、欧州ではプラスチック容器などに再生プラスチックの一定量の使用割合が定められている。自動車部品のプラスチックも、ある一定量の再生プラスチックの使用が義務付けられ始めた。

 2050年には、Net Zero社会が到来する。ということは、地球温暖化ガスを排出する化石資源は、全く使われなくなるということである。それは、ナフサクラッカーがなくなることを意味している。プラスチックは、バイオマスまたは再エネ水素とCO2から合成することになるが、7割以上は再生プラスチックが用いられると予想されている。プラスチックはマテリアルリサイクルされるのが理想であるが、混合プラスチックや食品残渣などにより汚れたプラスチックはリサイクル困難である。今後、ソーティング技術が進歩し、解重合を含めマテリアルリサイクル技術が進歩するものと思われるが、これらのリサイクル困難なプラスチックは、ガス化するのではなく、熱分解で液化し、当面は既存のナフサクラッカーでスチームクラッキングしてポリマーの原料とするのが再利用への近道である。都市ごみなどと混合した回収困難なプラスチックは、都市ごみと一緒に焼却されるのではなく、ガス化してメタノールなどの化学品の製造に用いられなければならない。

 本書ではケミカルリサイクルを中心に、廃プラスチックリサイクル技術開発の経緯や近年の動向、今後の展望をまとめた。これらの内容が今後の研究開発やリサイクル技術の発展にお役に立てれば幸いである。
                                    (はじめにより抜粋)


【目次】

 
はじめに
第1章 廃プラスチックリサイクルの現状と規制動向
1. 世界のプラスチック
 1.1 世界のプラスチック生産量
 1.2 世界のプラスチック原料
2. 海外の廃プラスチックリサイクルの現状
 2.1 海外の廃プラスチック処理
 2.2 日本の廃プラスチックリサイクル割合
3. 欧州の廃包装プラスチックのリサイクル率
4. 廃プラスチック規制
 4.1 EUのシングルユース・プラスチックに関する規制
 4.2 海外の規制動向
 4.3 欧州のプラスチック関連税
5. EUにおけるリサイクル材の最低含有率
 5.1 容器包装材
 5.2 自動車リサイクルプラスチック
6. 国際条約

第2章 化学的マテリアルリサイクル
1. マテリアルリサイクル
2. 再生プラスチックの微量有臭成分除去
 2.1 EREMA社のReFresher
 2.2 BEAUTYCLE社
3. 溶剤を用いた再生
 3.1 PureCycle社
 3.2 多層フィルムの溶媒による分離
 3.2.1 ウィスコンシン大学
 3.2.2 BASF社,Krones社,SÜDPACK社,TOMRA社
4. 廃プラスチックの脱インキ
 4.1 アリカンテ大学
 4.2 DIC社<
 4.3 着色ポリスチレンのリサイクル
 4.4 軟包装材水平リサイクル
5. 添加剤による廃プラスチックのアップグレード
 5.1 添加剤
 5.2 ADEKA社
 5.3 BASF社
 5.4 東ソー社

第3章 ケミカルリサイクル
1. ケミカルリサイクル技術
2. 廃プラスチックのケミカルリサイクルによるポリマーの製造
 2.1 ナフサからのポリマーの製造
 2.2 廃プラスチックのガス化によるケミカルリサイクル
 2.3 マスバランス方式
3. 日本の従来のケミカルリサイクル
 3.1 日本のケミカルリサイクル
 3.2 コークス製造利用
 3.3 高炉利用
 3.4 アンモニアの製造
 3.4.1 EUPプロセス
 3.4.2 宇部興産社
 3.4.3 レゾナック社
 3.4.4 EUPプロセスのライセンシング

第4章 PETボトルのリサイクル
1. 廃PETボトルのリサイクルの現状
2. 廃PETの回収技術
3. 固相重合によるPETのリサイクル
 3.1 固相重合による再生方法
 3.2 固相重合によるPET再生会社
 3.3 PETボトルの製法
4. 国内の解重合技術
 4.1 エチレングリコール(EG)による解重合
 4.2 帝人プロセス
 4.3 AIESプロセス
 4.3.1 アイエス社/JEPLAN社
 4.3.2 東レフィルムズヨーロッパ社
 4.3.3 化粧品のボトル容器
 4.4 アルカリ加水分解によるPETの解重合
 4.5 超臨界メタノールによるPETの解重合
 4.6 産業技術総合研究所の高温加水分解
 4.7 炭酸ジメチルを用いたPETの低温解重合
 4.8 塩化ビニルとの共熱反応によるPETの解重合
5. 海外の解重合技術
 5.1 固相重合
 5.2 Loop Industries社
 5.2.1 加水分解プロセス
 5.2.2 Indorama Ventures社
 5.2.3 SK Geo Centric社
 5.3 Eastman Chemical社
 5.4 Shell Chemical社
 5.5 Ioniqa社
 5.6 Carbios社
 5.7 Gr3n社
 5.8 IBM社
6. 再生ポリエステル繊維
 6.1 帝人ファイバー社
 6.1.1 DMT法
 6.1.2 BHET法
 6.2 BCDグループ

第5章 廃プラスチックの解重合
1. 解重合
2. PSの解重合
 2.1 廃PSのモノマー化
 2.2 Agilyx社
 2.2.1 Agilyxプロセス
 2.2.2 INEOS Styrolution社
 2.2.3 東洋スチレン社
 2.2.4 錦湖石油化学社
 2.3 東芝プラントシステム社
 2.3.1 東芝プラントシステム社実証プラント
 2.3.2 PSジャパン社
 2.4 Polystyvert社
3. PMMAの解重合
 3.1 三菱レイヨン社(現・三菱ケミカル社)と北海道大学
 3.2 三菱ケミカルグループ
 3.3 住友化学社
 3.4 NextChem社
4. PURの解重合
 4.1 PURの加水分解
 4.2 マイクロ波によるPURの解重合
5. ナイロンの解重合
 5.1 ポリアミド6(6-ナイロン)
 5.1.1 東レ社
 5.1.2 Aquafil社
 5.2 ポリアミド6,6(6,6-ナイロン)
6. PLAの解重合
 6.1 PLAの製法
 6.2 廃PLAの解重合
 6.3 均一系触媒による解重合
 6.4 Galactic社
 6.5 TotalEnergies Corbion社
7. PCの解重合
8. PBTの解重合

第6章 廃プラスチックの液化
1. 廃プラスチックからナフサの製造
2. プラスチックの熱分解
3. 廃プラスチック熱分解液化油とナフサ成分比較
4. 廃プラスチック熱分解液化油の生産予測
5. 廃プラスチックの液化プロセス
 5.1 廃プラスチックの熱分解プロセス
 5.1.1 TAC Oilプロセス
 5.1.2 Plastic Energy社
 5.1.3 Quantafuel社
 5.1.4 Recycling Technologies社
 5.1.5 Cat-HTRTMプロセス
 (1) Licella社
 (2) Mura Technology(Mura)社
 (3) KBR社
 (4) Dow社
 5.1.6 Fuenix Ecogy Group社
 5.1.7 Nexus Fuels社
 5.1.8 Nexus Circular社
 (1) 独自の熱分解装置
 (2) LyondellBasell社
 (3) Chevron Phillips Chemical(CPChem)社
 5.1.9 ExxonMobil社
 5.2 廃プラスチックの接触分解プロセス
 5.2.1 Recenso社
 5.2.2 カールスルーエ工科大学
 (1) MoReTec技術
 (2) LyondellBasell社
 5.2.3 環境エネルギー社
 5.3 廃プラスチックの水素化分解

第7章 マイクロ波による廃プラスチックの分解
1. ケミカルリサイクルにおけるマイクロ波技術
2. Pyrowave社
3. Gr3n社
4. マイクロ波化学社
 4.1 PlaWave®
 4.2 MMAの解重合
 4.3 三菱ケミカルグループ
 4.4 レゾナック社
 4.5 マイクロ波化学社と共同開発会社
 4.6 セブン‐イレブン・ジャパン社

第8章 廃プラスチックから軽質オレフィンの合成
1. ポリオレフィンの解重合
2. 熱分解(Battelle Memorial研究所)
 2.1 循環流動層(CFB)
 2.2 CFBによるLDPE転化率とエチレン生成率
 2.3 CFBによるHDPEのスチームキャリアーガスによる熱分解
 2.4 混合ポリマーの熱分解
3. 廃プラスチックの接触分解
 3.1 酸性度の異なる触媒による生成物
 3.2 PEの接触熱分解
 3.3 PEのZSM-5とUSYによる接触分解
 3.3.1 接触分解生成物
 3.3.2 生成物のカーボン数分布
 3.4 使用済みFCC触媒とZSM-5混合触媒によるPEの迅速分解
 3.5 PEのHZSM-5による円錐噴流層による接触分解
 3.5.1 HZSM-5によるHDPEの接触分解
4. 二段階方式による廃ポリオレフィンの接触分解
 4.1 二段階高温熱分解
 4.2 二段階HZSM-5による接触分解
 4.3 マイクロウェーブ熱分解生成物のZSM-5による接触分解
5. 芳香族生成を抑制した低級オレフィン

第9章 廃プラスチックから芳香族の製造
1. ゼオライトによる芳香族の製造
 1.1 室蘭工業大学
 1.2 IHI社
2. Anellotech社
 2.1 Plas-TCatTMプロセス
 2.2 アールプラスジャパン社
3. BioBTX社
4. Encina社

第10章 廃タイヤのリサイクル
1. 廃タイヤのリサイクル状況
 1.1 日本の廃タイヤの回収率
 1.2 日本の廃タイヤリサイクル内訳
 1.3 欧米における廃タイヤリサイクルの状況
 1.4 廃タイヤリサイクルの日欧比較
2. 日本における廃タイヤ利用の歴史
3. 廃タイヤの成分
 3.1 廃タイヤ熱分解成分
 3.2 合成ゴムの熱分解データ
4. 廃タイヤの熱分解
 4.1 廃タイヤのTGAデータ
 4.2 粒子径の異なる廃タイヤの熱分解生成物
 4.3 廃タイヤの温度による熱分解生成物
 4.4 廃タイヤの熱分解油とチャー
 4.5 各種廃タイヤの熱分解データ
 4.6 熱分解反応器と生成物
 4.7 合成ゴムの熱分解
5. 廃トラックタイヤとゴム手袋の熱分解
 5.1 熱分解条件
 5.2 熱分解結果
 5.3 トラックとタイヤとゴム手袋の熱分解結果
 5.4 温度による生成物の収率
 5.5 エチレン,プロピレン収率
 5.6 1,3-ブタジエン
 5.7 イソプレン
 5.8 iso-ブテン
 5.9 タール
 5.10 硫黄
 5.11 カーボンブラック
 5.12 経済性
6. 廃タイヤの接触分解
 6.1 各種触媒を用いた廃タイヤの接触分解
 6.2 Na2CO3触媒
7. ゼオライトを用いた廃タイヤの熱分解
8. HZSM-5とHYゼオライトによるタイヤの接触分解
 8.1 円錐形噴流層による試験
 8.2 円錐形噴流層による試験結果
 8.2.1 ガス留分
 8.2.2 C5~C10留分
 8.2.3 芳香族
 8.2.4 タール
 8.2.5 カーボンブラック
 8.3 生成ガス成分
 8.4 触媒劣化
9. 廃タイヤの熱分解油のナフサ利用
 9.1 BASF社
 9.2 Pyrum Inovations社
 9.3 Michelin社
10. 廃タイヤの解重合
 10.1 東北大学
 10.2 メタセシス反応による解重合

第11章 廃プラスチックの利用
1. アスファルト改質剤
 1.1 Dow社
 1.2 花王社
2. 廃プラスチックから界面活性剤

第12章 廃プラスチックのガス化
1. EUPプロセス
 1.1 EUPプロセスによるガス化
 1.2 宇部興産社
 1.3 レゾナック社
 1.4 EUPプロセスのライセンシング
 1.5 廃プラスチックから水素製造事業
2. ICFG(内部循環型流動床ガス化炉)
3. H-Cycle社
 3.1 OMNI Conversion Technologies社の水素製造プロセス
 3.2 出光興産社による出資
4. 廃プラスチックの分解によるターコイズ水素とCNTの製造

第13章 廃プラスチックの熱分解試験
1. 熱分解試験装置
 1.1 パイロライザー
 1.2 レジ袋の熱分解
2. タンデム型パイロライザー

第14章 CO2を原料としたプラスチック
1. CO2原料
2. メタンとCO2からポリマーの合成
3. ポリカーボネート(PC)
 3.1 アルキレンカーボネート
 3.2 ポリプロピレンカーボネート(PPC)
 3.2.1 Covestro社
 3.2.2 Econic Technologies社
 3.3 ジフェニルカーボネート(DPC)
 3.3.1 EG併産法
 3.3.2 フェノールとCO2からPC
 3.4 ヒドロキシポリウレタン
4. ジメチルカーボネート(DMC)
 4.1 併産法
 4.1.1 旭化成社のDPC製造プロセス
 4.1.2 遼寧奥克化学社
 4.1.3 プロピレングリコール併産法
 4.2 CO2とメタノールからDMEの合成
 4.3 ポリカーボネートジオール
 4.4 COとメタノールからDMCの合成
5. 合成ガスからエチレンの合成
6. COとエチレンからアクリル酸の合成
7. COと水素からテトラメチルベンゼン
8. β-プロピオラクトン
9. ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)
10. 尿素化合物
11. ポリヒドロキシブチレート(PHB)

第15章 廃プラスチックを含む都市ごみの利用
1. 都市ごみ
2. 都市ごみのガス化
 2.1 ごみ焼却
 2.2 廃プラスチック(都市ごみ)ガス化合成ガスの利用
 2.3 ガス化炉
 2.3.1 JFEサーモセレクト方式ガス化炉
3. 都市ごみ合成ガスからメタノールの合成
 3.1 Enerkem社のメタノール合成
 3.2 JFEエンジニアリング社,三菱ガス化学社
 3.3 都市ごみガスからのメタノール合成の合理性
4. 都市ごみ合成ガスからエタノールの合成
 4.1 Enerkem社
 4.1.1 都市ごみからエタノール
 4.2 積水化学工業社
 4.2.1 都市ごみのガス化合成ガスからエタノールの合成
 4.2.2 エタノールからPE

第16章 プラスチックリサイクルの展望
1. プラスチックの国際条約
2. 今後のプラスチック原料
 2.1 バイオマス原料
 2.2 廃プラスチックのリサイクル
 2.3 CO2と再エネ水素からプラスチック
3. カーボンニュートラルのプラスチック
 3.1 Nova Institute社の予測
 3.2 2050年のプラスチック再生ビジネス

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/books/25stm091.htmlhttps://www.tic-co.com/books/24stm087.html

 

2025年2月19日 (水)

水曜俳句 季語「山茱萸の花(さんしゅゆのはな)」のブログと2025年2月28日(金)開催「CO2と水素の利活用に有効な膜分離とメンブレンリアクター技術」セミナーのご紹介

水曜俳句  2月19日(水)

山茱萸の花(さんしゅゆのはな)  初春

山茱萸はミズキ科の落葉小高木から高木で、樹木の高さは5-15mになります。
原産は中国や朝鮮で、日本には江戸時代中期に薬用として渡来したといわれています。

しかし、現在では観賞用として、公園木や庭木、切り花用に栽培され、また、漢方薬としても使われています。

開花時期は、2月下旬から4月上旬で、若葉に先立って、黄色い小さな花が球状に密集して咲きます。

早春の光を浴びて、黄色の花が細い枝いっぱいに咲くと、山全体がキラキラと黄金色に見えることから、「春黄金花(はるこがねばな)」とも呼ばれます。

まさに、早春を代表する花の1つといえます。

「茱萸」とはグミのことで、秋には、真っ赤に熟し、そのさまを「秋珊瑚(あきさんご)」と呼び、こちらは秋の季語となっています。

 

山茱萸に明るき言葉こぼし合ふ

鍵和田秞子 (かぎわだ ゆうこ)

 

 

W sanshuyu4031 

山茱萸の花

‘Uncle Carl’ (カールおじさん)., CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

 

 

W sanshuyu1101 

山茱萸の果実

‘Uncle Carl’ (カールおじさん)., CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

(担当:白井芳雄)

*************************************************************************

☆本日ご紹介セミナー☆

2025年2月28日開催

「CO2と水素の利活用に有効な膜分離とメンブレンリアクター技術」

                                   セミナー!

 

●日 時   2025年 2月 28日(金) 10:30~16:30


●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!


●受講料   49,940円(1名につき)
        (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
         ※テキスト代、消費税を含む


●主 催 (株)技術情報センター

 

https://www.tic-co.com/seminar/20250215.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★本セミナーでは、分離膜技術開発の必要性・効果、最先端のプロセス開発の進捗状況、また反応と分離を組み合わせて大きな生産性向上と省エネルギー化をもたらすメンブレンリアクターの原理と具体的な応用例などについて、斯界の最前線でご活躍中の松方博士に詳説頂きます。

 

●講 師

早稲田大学 理工学術院 
先進理工学研究科 応用化学専攻 教授
早稲田大学 化学にかかわるカーボンニュートラルを目指した
コンソーシアム(C3N)会長
公益社団法人 化学工学会 前会長
公益社団法人 石油学会 元副会長
公益社団法人 新化学技術推進協会
グリーン・サステイナブルケミストリーネットワーク(GSCN)委員長
松方正彦 氏

 

●セミナープログラム●


【受講対象】

・CCUS技術、水素製造と利用技術、資源変換とプロセスのカーボンニュートラル化に携わっておられる、
 エンジニア・技術・研究・設計・施設・工務・運転管理のご担当の方など。
・経営企画、環境管理、プラント及び工場管理・計画、営繕部門などのご担当の方など。
・膜分離・触媒プロセス関連分野の商品・製品を扱っておられる方。
・膜分離、メンブレンリアクターに興味のおありの方。


【予備知識】

上記対象者であれば専門知識は特に必要ございません


【習得知識】

膜分離の基礎知識
CCUS技術、水素製造と利用技術、資源変換とプロセスの全体像
膜分離プロセス設計のポイント
メンブレンリアクターの効果と展望


【講師の言葉】

 エネルギー・化学産業は化石資源を原料とした製造技術体系を有することから、2050年のカーボンニュートラル(CN)達成が困難(Hard to Abate)な産業といわれています。二酸化炭素・バイオマスなどへの原料転換に対応する新規プロセス技術開発が必要とされており、これらのプロセス開発とその省エネルギー化には分離技術の革新は必須です。特に、分離膜はその省エネ性において他の技術とは一線を画した効果があります。 ここでは分離膜の基礎からはじめ、分離膜技術開発の必要性、効果について、また最先端のプロセス開発の進捗状況、また反応と分離を組み合わせて大きな生産性向上と省エネルギー化をもたらすメンブレンリアクターの原理と具体的な応用例までをご説明します。メンブレンリアクターの効果を知っていただくために、簡単な設計演習の演示も行います。


【プログラム】

Ⅰ.膜分離技術とは


Ⅱ.分離膜の基礎

 1.分離膜の概要
 2.液相系の膜分離の基礎
 3.気相系の膜分離の基礎


Ⅲ.無機分離膜の種類と基本的な機能


Ⅳ.ミクロ多孔性無機分離膜の基礎

 1.ミクロ多孔性分離膜の分類
 2.様々なミクロ多孔体の構造
 3.分離膜に使われる物理化学的特性


Ⅴ.分離膜を用いたCO2分離プロセス

 1.有機高分子膜によるCO2分離回収
 2.無機多孔体膜によるCO2分離回収


Ⅵ.CO2の資源化に資する膜反応器

 1.逆シフト反応
 2.メタノール合成
 3.フィッシャートロプシュ合成
 4.メンブレンリアクターの設計演習(演示)


Ⅶ.プロセス強化に有効な膜分離プロセス

 1.有機溶剤(バイオエタノール等)の脱水
 2.ガス分離
  2-1. オレフィン精製
  2-2. 炭化水素分離


Ⅷ. 質疑応答(適宜)

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250215.html

 

2025年2月12日 (水)

水曜俳句 季語「白魚(しらうお)」のブログと2025年2月28日(金)開催「水素・アンモニア利用における法規制・コストと設備・要素技術」セミナーのご紹介

水曜俳句  2月12日(水

白魚 (しらうお) 初春
 
シラウオ科の硬骨魚で体長10センチほどの細長い魚。
英語名を"icefish"といい、黒い目に透き通ったの体の美しい近海魚です。
生のうちは半透明で、蒸したり煮たりすると、真っ白になるので白魚と言います。
 
1-2月頃に産卵のため、川を上ってきます。
そのことから、1月、2月は「上り白魚」、3月は産卵を終えた「下り白魚」といいます。
 
歌舞伎の台詞(せりふ)に残るほど、かっては漁が盛んで、中でも歌舞伎の『三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)』の名台詞でお馴染みの
 
月も朧(おぼろ)に 白魚の
篝(かがり)も霞(かす)む 春の空
冷てえ風も ほろ酔いに
心持ちよく うかうかと
浮かれ烏(からす)の ただ一羽
ねぐらへ帰る 川端で
竿(さお)の雫(しずく)か 濡れ手で粟(あわ)
思いがけなく 手に入る(いる)百両
以下略
 
の隅田川の白魚が特産品でした。
 
かっては、隅田川をはじめ日本各地の河口や内湾で漁獲されていました。
しかし、河川の環境汚染の影響で、白魚漁自体もめっきり少なくなってしまい、現在は宍道湖(しんじこ)が産地として有名です。
 
小さく繊細な美しさが、俳人に好まれ数多く詠まれている白魚ですが、淡白で上品な味で高級食材です。
 
また、踊り食いで知られるハゼ科の「素魚(しろうお)」と混同されがちですが、別種です。
 
 
明けぼのやしら魚しろきこと一寸
 
松尾芭蕉
 
 
 
白魚に群青の息残りたり
 
宇多喜代子
 
Salangichthys microdon
シラウオ
opencage, CC BY-SA 2.5, ウィキメディア・コモンズ経由で


San-nin Kichisa Kuruwa no Hatsu-gai 1860 by Toyokuni III
『三人吉三廓初買』(さんにんきちさ くるわの はつがい)
三代目歌川豊国 画  二代目河竹新七(河竹黙阿弥)作  
三代目歌川豐國 / Toyokuni Utagawa III, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

(担当:白井芳雄)

*************************************************************************

☆本日ご紹介セミナー☆

2025年2月28日(金)開催

「水素・アンモニア利用における法規制・コストと設備・要素技術」
 ~講師5名【日本エネルギー経済研究所、エア・ウォーター、
 日揮ホールディングス、日鉄テクノロジー、富士電機】ご登壇~

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 2月 28日(金) 10:00~17:00


●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   ◆1日受講   49,940円【1名につき】
        (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
        (午前と午後で受講者が異なる場合でも可)
        ◆午前(プログラムⅠ・Ⅱ)受講   33,000円【1名につき】
        ◆午後(プログラムⅢ・Ⅳ・Ⅴ)受講 38,500円【1名につき】
         ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

 

https://www.tic-co.com/seminar/20250214.html

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★本セミナーでは、午前中に、水素・アンモニアの政策的課題・コスト構造・実現性と安全に取り扱うための注意点、法規制に則った設備設計について、午後には、クリーン水素・アンモニア製造方法・設備・技術開発動向ならびにサプライチェーン構築にかかわる材料評価技術、計測技術開発などに至るまで、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★午前(プログラムⅠ・Ⅱ)のみ、午後(プログラムⅢ・Ⅳ・Ⅴ)のみのご受講も受け付けております。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

 

●セミナープログラム●

 

Ⅰ.水素・アンモニアの政策的課題・コスト構造・実現性

一般財団法人日本エネルギー経済研究所
クリーンエネルギーユニット担任補佐
兼 次世代エネルギーシステムグループマネージャー
研究理事
柴田善朗 氏
 
 近年、価格差支援やインフラ整備支援等、国内外で水素・アンモニア等の水素系燃料の導入支援策が開始され、現在のコスト水準が明らかになりつつある。水素系燃料は、生産、流通、利用の全てにおいて化石燃料とは全く異なるため、サプライチェーン全体の経済性や環境性の評価を踏まえつつ、将来のエネルギーシステムをどのように構築していくのかという視点が求められる。
 1.水素・アンモニア等をめぐる国内外の政策動向
 2.経済性に関する分析
 3.将来のエネルギーシステムの絵姿
 4.エネルギー安全保障や産業構造の視点
 5.質疑応答・名刺交換
 
 
Ⅱ.水素・アンモニアに関する取扱の注意点と法規制
 
エア・ウォーター株式会社
グローバル&エンジニアリング グループ
プラント・機器開発センター
機器開発グループリーダー
森 晃一 氏

  水素・アンモニアを安全に利用するためには、これらのガスの性質を理解し、法律に則った設備設計および取扱いが必要になります。 本講演では、水素・アンモニアを安全に取り扱うための注意点と、法規制について解説します。

 
 1.水素
  (1)水素の供給形態
  (2)水素の性質と取扱注意点
  (3)水素に関する法令の規制
 2.アンモニア
  (1)アンモニアの供給形態
  (2)アンモニアの性質と取扱注意点
  (3)アンモニアに関する法令の規制
 3.質疑応答・名刺交換
  
Ⅲ.日揮グループのクリーン水素・アンモニア製造の取組と設備・技術開発動向
 
日揮ホールディングス株式会社
サステナビリティ協創ユニット
インキュベーショングループ
アシスタントプログラムマネージャー
高桑宗也 氏
 
 水素・アンモニアについての基礎的な内容およびクリーン水素・アンモニアの一般的な製造技術について紹介いたします。その後、社会動向と共に、当社のクリーン水素・アンモニアへの取組と設備・技術開発動向をご説明させて頂きます。
 
 1.クリーン水素・アンモニアの基礎
  (1)現状の水素・アンモニア
  (2)クリーン水素・アンモニアとは
 2.クリーン水素・アンモニアの製造方法
  (1)現状の水素・アンモニア製造方法
  (2)ブルー水素・アンモニアの製造方法と設備
  (3)グリーン水素・アンモニアの製造方法と設備
 3.日揮グループのクリーン水素・アンモニアへの取組
 4.質疑応答・名刺交換
 
 
Ⅳ.水素、アンモニアサプライチェーン構築にかかわる材料評価技術
 
日鉄テクノロジー株式会社
営業本部 西日本エリア営業部 上席主幹
正木康浩 氏
 
 水素・アンモニアは、従来の化石燃料に対して、燃焼時に二酸化炭素が発生しないことから、カーボンニュートラル社会の実現に必要不可欠なエネルギー源です。発電用燃料としての大規模な利用に加え、アンモニアは水素キャリアとしての利用も検討されています。一方、水素・アンモニアを安全にかつ大量に使用するためには、多くの解決すべき課題があります。その一つに腐食をはじめとする材料の損傷があります。 本セミナーでは、水素・アンモニアサプライチェーン構築に必要となる材料の評価技術について紹介・解説します。
 
 1.水素・アンモニアサプライチェーンの概要
 2.水素製造
   燃料電池(SOEC・SOFC)の概要と部材評価
 3.水素環境中の材料評価
  (1)水素脆化のメカニズム
  (2)高圧水素中での材料評価
  (3)材料中水素の分析
 4.液体アンモニア中の材料評価
  (1)応力腐食割れ(SCC)の概要
  (2)アンモニアSCCの評価
 5.石炭・アンモニア混焼における材料評価
  (1)高温腐食の概要
  (2)高温アンモニア腐食の評価
  (3)石炭・アンモニア混焼時の材料評価
 6.関連する分析技術(お時間が許すようでしたら)
 7.質疑応答・名刺交換
 
Ⅴ.富士電機の水素・アンモニアの普及を支える計測技術開発
 
富士電機株式会社
技術開発本部 先端技術研究所
エネルギー技術研究センター
センシング研究部 主査
山内芳准 氏
 
 カーボンニュートラルの実現に向けて、化石燃料に変わり水素・アンモニアなどの新しいエネルギーの利用が世界的に推進されています。発電分野の導入量が堅調に増加するとともに、水素還元製鉄をはじめとする産業分野、船舶・航空機分野の利用も大きく拡大することが予想されています。水素・アンモニアの運用には、ガス濃度や流量の測定は欠かすことができません。このような要求に対応するため、富士電機では、コア技術である光技術、超音波技術、微弱信号処理技術を駆使して、水素・アンモニア向け計測機器の開発を進めています。 本セミナーでは、水素・アンモニアの普及を支える計測技術について紹介・解説します。
 
 1.水素・アンモニアを利用する上での課題
 2.水素・アンモニア向けガス分析技術
  (1)現行技術の課題
  (2)高感度化技術
  (3)多成分測定技術
 3.液体水素向け混相流量計測技術
  (1)現行技術の課題
  (2)混相流の流量計測技術
 4.水素・アンモニア普及への貢献
 5.質疑応答・名刺交換

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250214.html

 

2025年2月 5日 (水)

水曜俳句 季語「梅」のブログと2025年2月25日(火)開催「リチウムイオン電池等のリユース動向と利活用の取組み」セミナーのご紹介

水曜俳句  2月5日(水

うめ) 初春
 
寒気のなおきびしい早春、2月はじめ頃から気品に満ちた花を咲かせます。
バラ科の落葉高木で、奈良時代以降に中国より漢方薬(鳥梅、うばい)として渡来しました。
 
五弁の花の清らかさとともに、かぐわしい香りが古くから日本人に愛され、多くの詩歌や絵画の対象となっています。
 
『万葉集』の花の中では梅がいちばん多く百十八首、桜は三分の一の四十首でした。
 
「梅」は、四季の初めに、ほかの花に先駆けて咲くことから「花の兄」と呼ばれたり、梅が咲けば、春もすぐそことばかりに「春告草(はるつげぐさ)」と呼ばれたりします。
 
花の色は白色から淡紅色、紅色があり、可憐な一重咲き、あでやかな八重咲きがあり、品種としては300種以上に及びます。
 
果実の「青梅」は仲夏、その実で作る「梅干」「梅酒」は晩夏の季語として詠まれます。
 
夜空まだ七分の暗さ梅匂ふ
 
三森鉄治
 
梅白しまことに白く新しく
 
星野立子


Itō Jakuchū - Birds on blossoming plum (Colorful Realm of Living Beings)
 
『動植採絵』の内「梅花小禽図」 伊藤若沖(1716-1800)

伊藤若冲, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で 

(担当:白井芳雄)

*************************************************************************

☆本日ご紹介セミナー☆

2025年2月25日(火)開催

-電気自動車(EV)用車載蓄電池を中心とした-
「リチウムイオン電池等のリユース動向と利活用の取組み」
~講師4名(フォーアールエナジー、伊藤忠商事、日東工業、日本総合研究所)ご登壇~

                                         セミナー!

●日 時  2025年 2月 25日(火) 10:00~15:50


●会 場  東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
      ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!


●受講料  49,940円(1名につき)
      (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
      ※テキスト代、消費税を含む


●主 催  (株)技術情報センター

 

https://www.tic-co.com/seminar/20250218.html

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★本セミナーでは、フォーアールエナジーにおける中古EV電池の再利用/再製品化に関する取組みと課題、今後の展開、伊藤忠におけるリユースを含めた蓄電池関連事業の最新動向、リユース電池を使用した太陽光自家消費蓄電池システムと活用、また、中国でのリチウムイオン電池リユース・リサイクル市場動向などについて、斯界の最前線でご活躍中の講師陣から詳説頂きます。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

 

●セミナープログラム●

 

Ⅰ.中古EV電池の再利用/再製品化の過去・現在・未来
 
フォーアールエナジー株式会社
品質保証部 部長
八幡和孝 氏
 
<略歴>
1993年 日産自動車(株)入社
      生産部門でパワートレイン(エンジン/FCスタックなど)の品質保証を担当
2022年 次世代電池の品質保証を担当し、品質保証プログラムを構築
2024年 フォーアールエナジー(株)品質保証部 部長着任
 
 フォーアールエナジーでは、中古EV車からバッテリーを回収し、残存量に応じて数多くの再利用/再製品化を行ってきた。 本講演ではこれまでの取組みと課題、そして今後の展開を紹介する。
 
 1.会社紹介
 2.電池の再利用の必要性
 3.中古電池ビジネスに関するこれまでの取組みと今後の展開
 4.質疑応答・名刺交換
 
 
Ⅱ.伊藤忠の考える蓄電池関連事業(リユース含む)の最新動向
 
伊藤忠商事株式会社
次世代エネルギービジネス部 統括
道野僚太 氏
 
 商社である伊藤忠商事は蓄電池事業にコミットし、メーカーポジションを取って家庭用蓄電池や産業用・系統用蓄電事業そしてEV関係事業を行っており、製品の販売だけでなく電池部材取引・新電池開発、VPPや系統制御において設備保有者や運用者ともなり、EV用を中心とする電池のリサイクルやリユースを事業化し電池のサーキュラーエコノミーを実現している。 その中で今回は、注目度の高い産業用・系統用蓄電池に着目し、直近事例やビジネスモデルについて説明致します。
 
 1.講演者・組織の紹介
 2.伊藤忠の環境・エネルギービジネス全容
 3.蓄電池、再エネ事業の概要
 4.製品ラインナップ・新品/リユース蓄電池の概要
 5.ビジネスモデル・事例・今後の展望
 6.質疑応答/名刺交換
 
 
Ⅲ.車載リユースリチウムイオン電池の太陽光自家消費蓄電池システムへの活用
 
日東工業株式会社
エネルギーマネジメント統括部 
EMS事業室 担当係長
宮山 将 氏
 
 昨今、サーキュラーエコノミーの観点から車載リユースイオン電池のリユースが注目されている。このリユース電池を使用した太陽光自家消費蓄電池システム「サファLink-ONE-」の製品紹介と今後の展望についてご説明します。
 
 1.講演者・組織の紹介
 2.開発の背景
 3.製品の紹介
 4.今後の展望
 5.質疑応答・名刺交換
 
 
Ⅳ.中国でのリチウムイオン電池リユース・リサイクル市場動向
 
株式会社日本総合研究所
創発戦略センター
シニアスペシャリスト
王  氏
 
 中国では、2010年から「十城千両」政策により中国国内のEVの導入が進んだが、一般消費者含む多くの層への普及を進めたのは2015年以後である。2017年より政府主導で廃棄電池の回収・リユース・リサイクルに関する政策・制度構築、技術開発・実証、市場普及に取り組んで、リチウムイオン電池リユース・リサイクル産業チェーンを形成しつつある。こうした中国市場の動向について紹介する。
 
 1.講演者・組織の紹介
 2.中国リチウムイオン電池リユース・リサイクル産業チェーンの概要
 3.中国でのリチウムイオン電池リユース・リサイクルをめぐる政策・規制
 4.中国でのリチウムイオン電池リユース・リサイクルの技術とビジネスモデル
 5.中国でのリチウムイオン電池リユース・リサイクルの今後の動向
 6.質疑応答・名刺交換

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250218.html

 

« 2025年1月 | トップページ | 2025年3月 »