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2025年3月

2025年3月19日 (水)

水曜俳句 季語「木蓮(もくれん)」のブログと2025年4月10日(木)開催「ケミカルルーピング技術とCO2分離回収/水素製造/産業への応用展開」セミナーのご紹介

水曜俳句  3月19日(水

木蓮(もくれん) 仲春

中国原産で、モクレン科の落葉低木。
「木蓮」は、恐竜が全盛期の白亜紀から今と同じような姿で存在していたとされ、地球上で最古の花木と言われています。
可憐な花ですがそのたくましい生命力には驚かされます。

漢名の「木蓮」は、花が蓮に似ていることから名付けられました。
別名を「紫木蓮」といって、葉が出てくる前から深い紫色の六花弁の大きな花がゆったりと開いて、ゆらゆらと空にあるのは気品があり、見事です。

「白木蓮」は別種ですが、木蓮と同じく中国原産の落葉高木で花は白色、紫木蓮より一足早く咲きます。
咲きはじめのつぼみは天を仰ぎ、花開くとひときわ豪華です。

開花から散るまでの寿命は短く、大ぶりの花びらが散っていく様子は息をのむ美しさです。

風が吹けばあっという間に散ってしまうのは、春の花の風情です。


木蓮の風のなげきはただ高く

 

中村草田男

 

Magnolia liliiflora 2021 G1 

木蓮の花

George Chernilevsky, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

 

光蔵寺のハクモクレン 

白木蓮の花

Giro kanou, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年4月10日(木)開催

~講師4名(カーボンフロンティア機構、積水化学工業、
           東京科学大学、神奈川工科大学)ご登壇~
「ケミカルルーピング技術とCO2分離回収/水素製造/産業への応用展開」

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 4月10日(木) 10:00~16:25


●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

 

https://www.tic-co.com/seminar/20250417.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能 (事情により、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲのみ可能。)
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は39,600円となります。(※Ⅳの視聴は出来ません)
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★本セミナーでは、ケミカルルーピング技術に焦点をあて、燃料反応の原理、酸素キャリアの種類・選定、国内外の技術開発動向、逆シフト反応並びに鉄鋼・化学産業への活用に向けた取組み、キャリア材料開発や水素製造・二酸化炭素還元反応、使用済み有機溶剤の無害化処理への活用などについて、最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

 

セミナープログラム●


Ⅰ.ケミカルルーピング燃焼ポリジェネレーション技術開発

一般財団法人カーボンフロンティア機構
技術企画部 課長代理
齊藤知直 氏

 ケミカルルーピング燃焼(CLC: Chemical Looping Combustion)とは、燃料を燃焼させるのに空気を使う(空気燃焼)のではなく、金属酸化物粒子(酸素キャリア)内の酸素との反応を利用する技術である。近年、脱炭素化の観点から、発電所や化学プラントの排ガスから二酸化炭素(CO2)を分離回収して貯留(CCS)もしくは化学品製造などに利用(CCU)する技術の実現に期待が高まっており、ケミカルルーピング燃焼は高効率にCO2を分離回収可能な技術として注目されている。
 本講座では、ケミカルルーピング燃料反応の原理、酸素キャリアの種類と選定、世界の技術開発動向を概説するとともに、日本の技術開発の進捗について紹介する。

 1.ケミカルルーピング燃焼反応の原理
 2.酸素キャリアの種類と選定
 3.固体燃料と酸素キャリアの反応
 4.酸素キャリアによるアルカリ吸収、タール改質
 5.世界のケミカルルーピング燃焼技術開発動向
 6.日本のケミカルルーピング燃焼技術開発の進捗
  6-1 CO2分離型化学燃焼石炭利用技術開発(NEDO委託事業)
  6-2 ケミカルルーピング燃焼ポリジェネレーション技術開発(NEDO委託事業)
 7.まとめ
 8.質疑応答・名刺交換


Ⅱ.ケミカルルーピングで実現する「高反応収率CO2→CO変換技術」と
  カーボンニュートラルに向けた取り組み

積水化学工業株式会社
R&Dセンター 先進技術研究所
グリーンケミストリープロジェクト
プロジェクトマネージャー
柳橋宣利 氏

 カーボンニュートラルを実現する上でCO2を利活用するCCU技術の確立が不可欠である。積水化学では安定なCO2を高反応収率でCOに変換するケミカルルーピング型逆シフト反応技術を開発し、CCUプロセスの確立によるサステナブルな社会の実現に向け技術開発を推進している。
 本講演では、ケミカルルーピング型逆シフト反応技術の紹介、並びに鉄鋼産業や化学産業への活用に向けた取り組みについて紹介する。

 1.積水化学のカーボンニュートラルに向けた取り組み
 2.ケミカルルーピング型逆シフト反応技術
 3.鉄鋼産業への活用
 4.化学産業への活用
 5.そのほかのプロジェクト
 6.質疑応答・名刺交換


Ⅲ.ケミカルループ法のキャリア材料開発と水素・カーボンリサイクル技術への展開

東京科学大学
環境・社会理工学院 融合理工学系
エネルギー・情報コース 教授
大友順一郎 氏

 ケミカルループ法は、二酸化炭素分離プロセスを伴う発電利用に加え、水素製造やカーボンリサイクルへの応用が可能であり、カーボンニュートラル社会に向けたCCSやCCUへの展開が期待される。
 本講演では、ケミカルループ法のキャリア材料開発について解説し、水素製造や二酸化炭素還元反応の取り組みについて紹介する。

 1.ケミカルループ法の作動原理とキャリア材料の開発
 2.多様な炭素資源およびCO2利用のための化学ループシステム設計
  2.1 ケミカルループシステムの概要
  2.2 ケミカルループ法の水素製造とCCU
  2.3 ケミカルループシステムの経済性分析
 3.質疑応答・名刺交換


Ⅳ.ケミカルループ燃焼による有機廃液の処理に関する取り組み

神奈川工科大学
工学部 応用化学生物学科 
資源エネルギーシステム研究室 准教授
大庭武泰 氏

 ケミカルループは燃焼時のCO2分離回収技術として知られているが、燃料の酸化は酸素キャリア粒子との反応であるため、幅広い燃料に対応できることも特徴である。
 本講演では、使用済み有機溶剤の無害化処理に活用するプロジェクトについて紹介する。

 1.プロジェクトの概要
 2.ケミカルループと燃料の種類
 3.反応器の形状
 4.小型検証機での試験結果
 5.コールドモデルによるスケールアップ検討
 6.今後の展望
 7.質疑応答・名刺交換

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250417.html

 

2025年3月12日 (水)

水曜俳句 季語「落椿(おちつばき)」のブログと2025年4月11日(金)開催「新たなバイオマス/廃棄物系燃料に関する取組み」セミナーのご紹介

水曜俳句  3月12日(水)

落椿おちつばき) 三春

春には多くの花が咲きますが、花といえば「桜」、そして木偏に春の名を持つ「椿」も春を象徴する美しい花です。
白や紅の五弁の花びらを咲かせる楚々とした風情が古来より日本人に愛され、『万葉集』にも多く詠まれています。
花は鑑賞用、硬い材は木製品、種からは油を採り、木炭は紫染に利用され、人との関わりの深い花です。
落花するときは、花びらを散らすのではなく、花全体がぽとりと落ちます。
俳句の世界では椿の花は「落ちる」といい、桜のように「散る」とはいいません。
それぞれの花そのものの風情をよく捉えて表現されます。
落花の様子から首が落ちることを連想され、武家からは嫌われたという説があります。
しかし、二代将軍徳川秀忠をはじめ、多くの武家が椿を愛好した記録が残っています。
贈り物やお見舞に持参してはならないとする現代人のほうが、こだわりが強いようです。

 

赤い椿白い椿と落ちにけり

 

河東碧梧桐(かわひがしへきごどう)

 

落ちツバキP4022340 

水路の落椿

夢の散歩, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年4月11日開催

-5名【元ペトロナス工科大学、IHI SOLID BIOMASS MALAYSIA、
           エコグリーンホールディングス、シン・エナジー、
 農業・食品産業技術総合研究機構】の講師がご登壇-
  「新たなバイオマス/廃棄物系燃料に関する取組み」
~トレファクション(半炭化)技術、パーム由来燃料、ユーカリ、もみ殻、オギススキ~

                                   セミナー!

 

●日 時   2025年 4月 11日(金) 10:00~16:20

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!


●受講料   ◆1日受講   49,940円【1名につき】
        (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
        (午前と午後で受講者が異なる場合でも可)
        ◆午前(プログラムⅠ・Ⅱ)受講   35,200円【1名につき】
        ◆午後(プログラムⅢ・Ⅳ・Ⅴ)受講 35,200円【1名につき】
         ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催 (株)技術情報センター

 

https://www.tic-co.com/seminar/20250412.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★本セミナーでは、午前(Ⅰ・Ⅱ)に、バイオマスのトレファクション(半炭化)技術の基礎・応用、IHIグループのマレーシアにおけるバイオマス燃料製造販売事業、午後(Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ)には、早生樹としてのユーカリ活用、もみ殻を燃料としたバイオマス地域熱供給、オギススキ新品種と燃料利用の可能性など、新たなバイオマス燃料に焦点をあて、各々の技術開発・取組みについて、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★午前(プログラムⅠ・Ⅱ)のみ、午後(プログラムⅢ・Ⅳ・Ⅴ)のみのご受講も受け付けております。
★講師の方々がご来場されるか、オンラインかは、急な変更もございますため、恐れ入りますが下記にてご確認下さいませ(随時更新させて頂きます)。

 

●セミナープログラム●

Ⅰ.バイオマスのトレファクション ―基礎から応用まで―

元 ペトロナス工科大学 化学工学科 教授
元 ペトロナス工科大学 バイオ燃料ならびに化学品研究センター
センター長
元 (株)気象データシステム 代表取締役
上村芳三 氏

 バイオマスのトレファクション(半炭化)は、バイオマスを不活性雰囲気下で200-350℃程度で処理し、原料バイオマスより炭素含有量の高い(従って発熱量の高い)固体を得る技術である。この講演では、2000年頃から注目を集めるようになった本技術の基礎から応用までについて解説する。併せて講演者が10年間勤務したマレーシアのペトロナス工科大学バイオ燃料ならびに化学品研究センターで実施したトレファクション研究についても紹介する。

 1.バイオマス熱化学変換反応の全体像とトレファクション
 2.トレファクションで何が起きるか?
 3.トレファクションのメリット
 4.トレファクションの反応工学
 5.トレファクションとペレット化:どちらが先か?
 6.原料の多様化
 7.反応器とプロセスならびに製品ハンドリング
 8.まとめと将来の展望
 9.質疑応答・名刺交換


Ⅱ.持続可能なパーム産業の実現に向けたIHIグループの取り組み

IHI SOLID BIOMASS MALAYSIA SDN. BHD. 
Managing Director
大原雄治 氏

 マレーシアにおけるバイオマス燃料製造販売事業を中心に紹介いたします。

 1.バイオマス関連事業の紹介
 2.パーム産業の課題と解決策
 3.バイオマス燃料の開発
 4.最後に
 5.質疑応答・名刺交換


Ⅲ.千葉県におけるユーカリを活用した持続可能なエネルギーの森づくり

株式会社エコグリーンホールディングス
事業推進
杉島将太 氏

 再生可能エネルギー固定価格買取制度(以下、FIT)により全国各地で木質バイオマス発電所が設置され、林業者も少なからず恩恵を受けている。ただ、FITは20年間に限定されたインセンティブであり、FIT終了後、木質バイオマス発電所は一般電力市場の価格競争に晒され、 現状の木質バイオマスチップの価格では採算が成り立たない発電所も発生する。その場合、チップ価格の下押し圧力や国民負担を伴って設立したバイオマス発電所は化石燃料を使用する発電所になる可能性がある。その現実が10年~15年程度に迫っている中で、早生樹等を活用した短伐期のエネルギーの森を作り、国内の森林資源を循環利用と、エネルギー自給率の向上に寄与する仕組みづくりを目指した取り組みを紹介する。

 1.株式会社エコグリーンホールディングス
 2.今後10年で木質バイオマス業界に起こる変化
 3.日本の森林・林業
 4.ユーカリを活用したエネルギーの森づくり
 5.早生樹(外来種)の悪影響の可能性
 6.山林所有者へのヒアリング
 7.今後の課題と取組
 8.質疑応答・名刺交換


Ⅳ.もみ殻を燃料としたバイオマス地域熱供給の取組み

シン・エナジー株式会社
経営企画部 事業戦略課 課長
淺見光樹 氏


 秋田県大潟村にもみ殻を燃料としたバイオマスボイラーが導入され、地域熱供給に使われ始めている。脱炭素化の実現にあたり、今後は木質バイオマスのみならず、もみ殻などの農業残渣の利用が重要になってくると考えられる。もみ殻は木本系の木質チップと違い、草本系の燃料であり性状・形状が大幅に異なるため、それに適したバイオマスボイラーを導入する必要がある。日本初となるもみ殻を燃料としたバイオマス地域熱供給事業の事例と、農業残渣系バイオマスの利活用に関する今後の可能性について紹介する。

 1.シン・エナジー株式会社の紹介
 2.事業の背景
 3.欧州の事例
 4.事業スキームとプラントの概要
 5.今後に向けて
 6.質疑応答・名刺交換


Ⅴ.バイオマス植物として有用なオギススキ新品種の開発と燃料利用などの可能性(オンライン)

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
東北農業研究センター
緩傾斜畑作研究領域生産力増強グループ
上級研究員
岡崎和之 氏

 オギススキ(Giant Miscanthus x giganteus)は四倍体のオギと二倍体のススキとの自然交雑によって生じた日本在来の三倍体雑種であり、海外ではボイラーの燃焼材等に利用されている。多年生のオギススキは一度、草地を造成すれば数十年にわたり、省力的な管理で毎年、 約20t/haの乾物収量を得ることが可能である。しかしながら、オギススキは種子を作らないため、草地造成には苗の増殖と移植が必要であり、このことが普及上の課題となっている。ここでは草地造成の省力化技術として開発した、必要苗数を1/4に低減可能な新品種「MB-1」「MB-2」と機械移植法について紹介する。

 1.オギススキの特性
 2.新品種「MB-1」「MB-2」の紹介
 3.機械移植の取組
 4.燃焼特性
 5.質疑応答・名刺交換(講師からお預かりした名刺と交換させて頂きます。)

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250412.html

 

2025年3月 5日 (水)

水曜俳句 季語「啓蟄(けいちつ)」のブログと2025年4月10日(木)開催「国内外の送電網増強と系統用蓄電池の動向及びHVDC(高圧直流送電)と系統安定化技術」セミナーのご紹介

水曜俳句  3月5日(水

啓蟄けいちつ) 仲春

二十四節気のひとつで、今年は本日、三月五日が啓蟄にあたります。

太陽の高さを基準にした春の三番目の節気で、春分までの期間をいいます。

「蟄」には土中で巣篭(すご)もりしている虫、「啓」にはひらくという意味があり、寒い冬の間、地中に潜んでいた虫や蛇、蛙などが、暖かさに誘われて穴から出てくることを指します。

気圧が不安定な時期なので、遠くで雷が鳴ることもあります。
夏のように強い雨を降らせる激しい雷ではなく、一つ二つで鳴り止むことが多いのが春雷の特徴です。

ちょうど啓蟄の頃なので、虫出しの雷(らい)とも呼ばれます。
また、時には、思いがけない春の雪「名残の雪」が虫たちを驚かせることもあります。

 

啓蟄を啣(くわ)へて雀飛びにけり

川端茅舎

群れで採餌中のスズメ

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Passer_montanus_-_suzume_-_ueno_park_-_2013_11_8.webm?uselang=ja#file

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年4月10日(木)開催

「国内外の送電網増強と系統用蓄電池の動向及びHVDC(高圧直流送電)と系統安定化技術」
~再エネ統合のためのビジネス・政策、HVDCの最新動向、グリッドの課題と対応技術~

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 4月10日(木) 10:40~16:00

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   ◆プログラムⅠとⅡ受講  49,940円【1名につき】
        (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
        (プログラムⅠとⅡで受講者が異なる場合でも可)
        ◆プログラムⅠのみ受講   33,000円【1名につき】
        ◆プログラムⅡのみ受講   33,000円【1名につき】
         ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

 

https://www.tic-co.com/seminar/20250403.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★本セミナーでは、プログラムⅠでは再エネの市場統合や柔軟性の考え方から、国内外の送電ビジネスと系統用蓄電池ビジネスの動向、また関連政策や今後のビジネスチャンス、プログラムⅡでは世界で加速するHVDCの最新動向とenhanced STATCOM等の系統安定化技術、日立エナジーの取組みなどについて、斯界の最前線でご活躍中の高橋氏、西岡氏、両講師に詳説頂きます。
★講師のお二方ともご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。
★午前(プログラムⅠ)のみ、午後(プログラムⅡ)のみのご受講も受け付けております。

 

●セミナープログラム●

 

Ⅰ.国内外の送電網増強と系統用蓄電池の動向
 ~再生可能エネルギー統合のためのビジネスと政策~

法政大学社会学部 教授 高橋 洋 氏

<講師紹介>
内閣官房IT担当室主幹、東京大学特任助教、富士通総研主任研究員、
都留文科大学教授などを経て、2023年より現職。
専門は再生可能エネルギー政策、電力システム改革。博士(学術、東京大学)。
内閣府参与、総合資源エネルギー調査会電力システム改革専門委員会委員などを歴任。
著書に、『電力自由化』、『エネルギー政策論』、『エネルギー転換の国際政治経済学』など。

 脱炭素宣言やエネルギー危機を経て、風力と太陽光の主力電源化が加速している。これら変動性再エネの市場統合には、電力システムの「柔軟性」の拡大が不可欠だが、その2本柱が送電網による広域運用と系統用蓄電池である。本セミナーでは、再エネの市場統合や柔軟性の考え方を解説した上で、内外で盛り上がりを見せる送電ビジネスと系統用蓄電池ビジネスの動向を紹介する。その際には、GXやエネルギー基本計画といった関連政策にも触れ、今後のビジネスチャンスを展望する。


 1. 変動性再エネの大量導入と市場統合
  (1)脱炭素の国際潮流と再エネの主力電源化
  (2)変動性再エネの市場統合と柔軟性の概念
  (3)柔軟性の手段としての送電網、電力貯蔵、脱炭素火力、DR
 2. 内外の送電ビジネスの動向
  (1)欧州の国際送電網の概況
  (2)デンマークのエネルギーアイランド構想と国際送電線
  (3)日本における系統マスタープランと一般送配電事業者
 3. 内外の系統用蓄電池ビジネスの動向
  (1)蓄電池ビジネスの概況
  (2)南オーストラリア州の蓄電池ビジネスの事例
  (3)日本における系統用蓄電池ビジネスの主体と事例
  (4)系統用蓄電池のビジネスモデルと電力市場制度
 4. 内外の政策状況と今後のビジネスチャンス
  (1)電力システム改革の状況
  (2)GXと第7次エネルギー基本計画
  (3)欧米の政策状況:ウクライナ戦争、トランプ政権
  (4)今後のビジネスチャンスの展望
 5. 質疑応答・名刺交換


Ⅱ.世界で加速するHVDC(高圧直流送電)の建設と系統安定化技術の最新動向

日立エナジージャパン株式会社 グリッドインテグレーション
HVDC Marketing & Sales Manager 西岡 淳 氏

<講師紹介>
日立HVDCテクノロジーズ株式会社 CEOなどを経て、2023年より現職。HVDC事業に従事。

 英国、ドイツ等で再生可能エネルギー比率が50%を超えるなど、エネルギー転換は着実に進行している。こうした高い変動性再エネ比率を実現するために欠かせない技術がパワーエレクトロニクスである。中でもHVDCは再エネの大規模・長距離送電だけではなく系統の柔軟性を広域に共有する重要な技術であり、また再エネ比率が高くなるにともないSTATCOMのような系統安定化技術もますます重要性を増している。近年では、グリッドフォーミング、疑似慣性、FFR (Fast Frequency Response) など、パワエレによる系統安定化技術の適用も進んでいる。
 本セミナーでは、世界で加速するHVDC建設の最新動向とその技術的背景、またenhanced STATCOM等の系統安定化の最新技術動向について解説する。


 1. 変化するエネルギーシステムと変化するグリッド
  (1)変化するエネルギーシステム
   ~電気がエネルギーシステムのバックボーンに~
  (2)変化するグリッド
   ~求められる4つの柔軟性~
  (3)4つの柔軟性へのパワエレ技術の貢献
 2. HVDC市場の動向
  (1)加速するHVDCの最新動向
  (2)海外の先行事例
   ~なぜグリッド整備を加速しているか~
  (3)最近の大規模プロジェクトの例
  (4)変化するHVDC調達モデル
  (5)HVDCの今後
 3. HVDCの基本原理と系統への貢献
  (1)HVDCの基本原理
  (2)HVDCによる系統安定化
  (3)Grid Formingと疑似慣性
  (4)系統解析
 4. 今後のグリッドの課題と対応技術
  (1)低慣性の課題、同期化力とは
   ~周波数安定度 / 同期安定度 / 過渡安定度~
  (2)慣性応答について
   ~同期機とパワエレソリューションの慣性応答比較~
  (3)低慣性への対応事例
   ~ドイツ、英国、オーストラリア、アイルランド~
 5. 質疑応答・名刺交換

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250403.html

 

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