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2025年5月

2025年5月29日 (木)

二曜俳句 季語「更衣(ころもがえ)」のブログと2025年6月19日(木)開催「バイオマス等燃料の発熱現象とその利用、発熱性評価及び 火災・爆発に関するガイドラインと事故事例からみる防止策」セミナーのご紹介

二曜俳句  5月29日(木

 

更衣(ころもがえ) 初夏

 

衣服を涼しい夏物に替えること。

昔は宮中でも民間でも、旧暦4月1日(新暦の4月下旬~5月初旬ころ)と、10月1日(新暦の10月下旬~11月初旬ころ)を更衣の日とし、着物・調度を取り替えました。
今も和装では、5月1日から「袷(あわせ)」、6月1日から「単衣(ひとえ)」、7月1日から「薄物(うすもの)」という約束ごとがあります。

制服を着用する学校、職場、自衛隊などでは6月1日に一斉に夏服に変えるところが多いようです。

社会では「衣替え」と書くことが多いですが、俳句では古来「更衣」「衣更ふ」と表現します。

半袖の白い夏物、夏服に衣替えすると、身も心も軽やか、見た目も涼しく夏到来を実感します。

ここでは、鈴木真砂女シリーズの第2回として彼女が詠んだ「更衣」の句を掲げました。

 

 

身の細るほどの苦労や更衣

 


しばらくは職なき衣更へにけり

 


来る運を待つ気の衣更へにけり

 


倖せはわがつくるもの更衣

 


衣更へて小店一つをきりまはし

 


衣更へて口紅指して店の貌(かお)

 

 

小料理屋「卯波」を開店してから、当初は苦労や緊張感があったでしょうが、順調にお店が繁盛して、気持ちに余裕が出てくる様が時間経過でよくわかります。

 

袷の長着の例 

袷の長着の例 表地とは対照的な色の裏地(八掛・袖口布)をあしらったもの。

Meomeo15, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月19日(木)開催

「バイオマス等燃料の発熱現象とその利用、発熱性評価及び
 火災・爆発に関するガイドラインと事故事例からみる防止策」

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月19日(木) 10:00~16:30

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   ◆受講料 49,940円(1名につき)
        (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
        ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20250621.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※ライブ配信受講の方のプログラムⅢのテキスト資料はセミナー開催日の直前にゆうパックにてお送り致します。
※プログラムⅠ・Ⅱ・Ⅳのテキスト資料はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能 (事情により、Ⅰ・Ⅱ・Ⅳのみ可能。)
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は39,600円となります。(※Ⅲの視聴は出来ません)
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

※会場受講・ライブ配信受講からアーカイブ受講へ変更の場合、
 開催日の4営業日前までにご連絡いただけた場合は受講料を変更いたします。
 以降は受講料の変更・返金は出来かねますのでご了承ください。
 アーカイブ受講から会場受講・ライブ配信受講へ変更の場合は、差額をご請求いたします。

 

★本セミナーでは、おがくずや樹皮チップの発熱挙動、木質バイオマス単体での自己発熱による炭化の可能性(自然発火を人為的に制御し、外部熱源を必要としないバイオマスの炭化法を試みた研究)から、バイオマス等固体燃料の発熱性評価手法および粉砕機内におけるバイオマス・石炭堆積物の発熱性評価技術、バイオマス発電所の火災・爆発対策に関するガイドラインならびに、実際の災害の詳細な内容および爆発・火災原因と再発防止策に至るまで、斯界の最前線でご活躍中の講師陣から詳説頂きます。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

 

●セミナープログラム●


Ⅰ.木質バイオマスに含まれる無機物が自己発熱へ及ぼす影響

 

国立大学法人 三重大学
大学院生物資源学研究科 准教授
滝沢憲治 氏

 

 堆積されたバイオマスは時として自ら発熱し自然発火を引き起こす。従前の研究では自然発火を未然に防ぐ目的のものが多数であったが、本研究では自然発火を人為的に制御し、外部熱源を必要としないバイオマスの炭化法を試みた。本講演では、おがくずおよび樹皮チップを用いて、木質バイオマス単体での自己発熱による炭化の可能性を検討した。

 1.バイオマスの自己発熱現象
 2.おがくずと樹皮チップの発熱挙動
 3.バイオマスに含まれる無機物の自己発熱への影響
 4.含水率が樹皮チップの自己発熱へ及ぼす影響
 5.質疑応答・名刺交換


Ⅱ.バイオマス等固体燃料の発熱性評価手法および粉砕機内における
   バイオマス・石炭堆積物の発熱性評価技術

 

一般財団法人電力中央研究所
エネルギートランスフォーメーション研究本部
プラントシステム研究部門 主任研究員
橋本一輝 氏

 

 本講演では、バイオマス等固体燃料の発熱性評価手法と特徴について説明するとともに、発熱性評価事例として、微粉炭火力発電所の粉砕機内を模擬して、バイオマス・石炭堆積物の発熱性を評価した結果について紹介する。

 1.バイオマス燃料の主要な発熱要因(水分吸着、微生物活動、酸化による発熱)
 2.バイオマス等固体燃料の発熱性評価手法と特徴
 3.発熱性評価事例 -粉砕機内におけるバイオマス・石炭堆積物の発熱事象の概要-
 4.バイオマス・石炭堆積物の発熱性比較
 5. 雰囲気温度と石炭へのバイオマス混合率が発熱性に及ぼす影響
 6.質疑応答・名刺交換


Ⅲ.バイオマス発電所の火災・爆発対策に関するガイドライン(仮)

(株)PEO技術士事務所 代表取締役
技術士(総合技術監理・衛生工学部門/廃棄物・資源循環)
エネルギー管理士 公害防止管理者(ダイオキシン類)
笹内謙一 氏

 

 ※講演概要が決定致しましたらアップさせて頂きます。

 


Ⅳ.事故原因から学ぶ木質バイオマスの安全なハンドリング

 

国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学
未来材料・システム研究所 教授
成瀬一郎 氏

 

 近年、日本各地で規模を問わず、バイオマス専焼あるいはバイオマスと石炭との混焼ボイラが運開されつつある。カーボンニュートラルな燃料として期待されている木質バイオマス燃料ではあるものの、チップにおいては発酵発熱火災、ペレットに関しては発酵発熱火災とともに粉塵爆発の可能性が指摘されており、実際に鳥取県・米子、愛知県・武豊ならびに北海道・石狩の各施設においてバイオマスペレットの爆発・火災事故が発生した。その災害の詳細な内容ならびに事故原因を説明するとともに、その再発防止策について紹介する。

 1.鳥取県・米子の小規模バイオマス専焼ボイラにおける搬送ラインでの爆発・火災
 2.愛知県・武豊の大規模石炭・バイオマス混焼ボイラにおける搬送ラインでの爆発・火災
 3.北海道・石狩の小規模バイオマス専焼ボイラにおける搬送ラインでの爆発・火災
 4.再発防止策
 5.質疑応答・名刺交換

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250621.html

 

2025年5月27日 (火)

二曜俳句 季語「卯波(うなみ) 卯浪(うなみ)」のブログと2025年6月18日(水)開催「脱炭素、CO2削減の要!ガス、電力単価高騰時代に向けた最新熱回収の考え方と自然エネルギーをフル活用した熱交換、ヒートポンプ、暑熱対策の最新事情(実際)の公開」セミナーのご紹介

二曜俳句  5月27日(火

 

卯波(うなみ) 卯浪(うなみ) 初夏

 


野山や川辺、垣根などで、真っ白い小さな花をたくさんつける卯木(うつぎ)の花は、卯の花とも呼ばれて親しまれている花です。

卯月は陰暦四月の異称ですが、卯の花が咲くのは陽暦では五月頃です。
穏やかな日も多いのですが、春から夏への変わり目なので、時折天候が崩れて胸がざわつくような日もあります。
そんなとき、強い風に吹かれて海や川が波立つその白さを卯の花になぞらえた、印象深い表現です。

一説には、風に吹かれて波立つ白い波に見える卯の花のことともいわれますが、一般的には、卯月の頃の白い波とされています。

また、卯の花と天候が結びついた季語の「卯花腐(うのはなくた)し」は、卯の花を散らして降る雨のことです。

 

 

あるときは船より高き卯浪かな


鈴木真砂女

 


作者の鈴木真砂女は、明治から平成にかけて生きた女流俳人で、90歳を過ぎても、ときめく心を大切に恋する女心を数多く詠んでいます。

経歴は、千葉県鴨川市の老舗旅館、吉田屋旅館(現在の鴨川グランドホテル)の三女として生まれる。

22歳で、日本橋の靴問屋の次男と結婚。
しかし、借金により子供1人を残して夫は失踪。
実家に戻るも、28歳の時に長姉が急死。
親の説得で旅館の女将として家業を守るために義兄(長姉の夫)と再婚。

真砂女30歳の時に旅館に宿泊した年下で妻帯者の海軍士官と不倫の恋に落ち、出征する彼を追って出奔すると言う事件を起こし、夫婦関係は冷え切ってしまう。

50歳のとき離婚。夫を捨て、実家を捨て上京。
知人らの協力者から借金をして、51歳で銀座1丁目の裏通りにカウンター9席と奥に座敷が2つというこじんまりとした小料理屋を開く。

その後、店の女将と俳人という二つの道を歩んできました。

店の名前は掲句から取った「卯波」。

2度の結婚と離婚、40年にわたる恋愛など真砂女はまさに波多き人生を送ってきました。

その生き様は瀬戸内寂聴の小説『いよよ華やぐ』の主人公のモデルとして取りあげられています。

次回ブログから当分のあいだ、小料理屋の女将として、店で暮らしを立てるために、生きるために着た仕事着としての着物の句、たくさんの食材や料理などに生き様を重ねた句、恋の句を紹介していきます。

お楽しみいただければうれしいです。

 

 

 NDL-DC 2586549-45 Kawase Hasui S0611 crd

川瀬巴水『犬吠の朝』(1931年・昭和6年)

川瀬巴水, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

 

Deutzia crenata1 

卯の花(ウツギ)の開花期

KENPEI, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月18日(水)開催

「脱炭素、CO2削減の要!ガス、電力単価高騰時代に向けた
 最新熱回収の考え方と自然エネルギーをフル活用した
 熱交換、ヒートポンプ、暑熱対策の最新事情(実際)の公開」
-低~中温排熱回収と熱融通でエネルギー使用量の大幅削減方法と事例紹介、
経年汚れ、腐食も考慮した徹底した地球を暖めない省エネ設備を導入していますか?-

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月18日(水)10:20~16:20

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   ◆受講料 49,940円(1名につき)
        (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
        ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

 

https://www.tic-co.com/seminar/20250604.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★脱炭素・CO2削減の必要性が増大する中、排熱・低温熱・未利用熱の活用ニーズが高まっているが、実際の現場では熱が有効利用されることなく大量廃棄されており、その多くが『熱交換』というものが最適化されていない、または既存の設備をそのままに引き継いでいるだけで具体的にどうしていいか分からないという現場が見受けられる。
★本セミナーでは、熱の基礎から考え直す熱交換の方法から、最新の熱交換器と関連機器・要素技術ならびに、具体的な工場・設備のCO2削減対策、様々な排熱回収事例などに至るまで、“排熱回収専門”熱交換器エンジニアリングメーカーとして多くの実績と経験を持つ岩澤氏より、実践的な内容を詳説頂きます。
★恐れ入りますが、講師と同業他社に所属の方の受講はお断りする場合がございます。

 

●講 師


MDI株式会社 代表取締役 岩澤賢治 氏

千代田化工建設(株)、米国 Marley Cooling Tower(現SPX)、日本法人マーレージャパン、
Alfalaval(アルファラバル)を経て2005年12月、MDI(株)設立、現在に至る。


●セミナープログラム●

 

【講師の言葉】

 MDIは日本で唯一の“排熱回収専門”熱交換器エンジニアリングメーカーとして多くの実績と経験を持つため、業界を問わず工場の視察、CO2削減ポテンシャル診断、改善依頼を受けている。
 2021年から我が国日本においても、ようやくCO2削減の模索、2050年問題の解決策、SDG’s対応などのニーズが高まっているが、実際には大手上場企業ですら、見た目だけの環境対応、エコ活動のみを行っている現場が目に付く。地球温暖化は深刻さを増し、猛暑・酷暑に対し熱中症対策が急務であるが、最新の空調機器を導入しても作業場温度は28℃以上という現場が少なくない。
 真夏のピークでも自然エネルギーだけで、ほぼ電力消費なしで28℃の環境をつくることは可能だ。大切なのは見た目の省エネではなく、地球を暖めないということ。
 工場の省エネ担当者から多くの事例・実績を知りたいとの要望が増えているが、熱の基礎を理解しないまま事例だけを知っても自社の現場に活かせることが少ないため、本講座では熱の基礎から応用につながる考え方と実例を多く説明することとする。
 また今後の経年による性能劣化(スケール、SS、スライム)対策に必要なアイテム、メンテナンス方法を一部解説する。


【プログラム】

 ※よりよいセミナー実現のため、参加者のご要望をお伺いし、ご講演内容や順序などの流れが多少
  変更になる可能性がございます。(大枠の変更はございません)
  また、事前のご要望により講演内容の一部を省略して質疑応答に時間をかける場合もございます。


1.熱とは(熱の基礎・排熱)

 (1)熱の種類、基礎 ~熱の第一法則と第二法則を知れば完璧~
 (2)実際の熱ロス ~30℃以上の排熱を見つける~
 (3)熱の基礎から考え直す熱交換の方法
 (4)環境のために温度差発電?その前にやるべきことやってください
   省エネ、CO2削減の対策の順番を知る


2.各種熱交換器形状と最新アイテム 暑熱対策方法

 2.1 熱交換器 ~プレート式熱交換器とシェルチューブ式、フィンチューブしか知らない?
   本当はそれすらも知ったつもりじゃない?~
  (1)熱交換器の種類
  (2)各種熱交換器の形状と用途
  (3)空気を扱う熱交換器の性能
  (4)水/水熱交換器の各種形状、代表性能と汚れ環境
  (5)水/水熱交換器の効率の違い
  (6)熱交換器とは
  (7)プレート式熱交換器の汚れと圧力損失カーブ
  (8)熱交換器のスケール析出について
  (9)熱交換器、冷凍サイクルのトラブル事例
 2.2 暑熱対策 暑熱対策は、エアコン?加湿冷房?最後はGHP?それだから地球が暑くなるのも当然
  ~過去の日本人に習う自然エネルギーによる冷房システムの最新事例~
  (1)暑熱対策の考え方
  (2)冷凍機の健全性評価
  (3)空調器の健全性評価
  (4)熱交換器とヒートポンプの違い
  (5)暑熱対策について
  (6)MDI製井水利用高効率空気冷却熱交換器
  (7)最新フリークーリングシステムを利用した断熱材製造工場の実例
  (8)データセンター向超高効率熱交換器の実験
  (9)ある自動車電子機器組立工場の省エネ事例
  (10)コンプレッサ室のオーバーヒート対策


3.工場・設備のCO2削減対策 盲点と改善例
 ~機器を交換すれば省エネが完了!と考えるところに落とし穴がある~

 3.1 排気熱回収
  (1)ボイラー煙突排気熱回収/給水加温
  (2)冷凍食品工場 蒸庫排気回収/洗浄用温水ボイラーゼロ化
  (3)パン工場 排気熱回収/ボイラー給水加温
  (4)ガス/液 モジュール SUSプレート式
  (5)うどん工場 湯気熱回収
  (6)ごはんパック工場 無圧蒸気 蒸気熱回収
 3.2 排水熱回収
  (1)コンビニ向け総菜工場 バット洗浄廃水、そば茹で排水熱回収
  (2)10馬力水熱源ヒートポンプを用いたクーリングタワー熱源 ボイラー給水加温
  (3)温泉排水熱源温浴施設ボイラー燃料削減
  (4)下水熱利用牛舎床暖房
 3.3 赤水対策
  (1)マルチサイクロン&ガラスパールろ過器 水中のSS汚れ・赤水対策
 3.4 冷却塔水対策
  (1)冷却塔循環水の汚れ対策とチラー保護
  (2)スケール洗浄液 ダイナミック・デスケーラー
 3.5 排気熱回収
  (1)VOC排気熱回収
  (2)UV硬化樹脂排気熱回収
  (3)ゴムのキュア炉熱回収
  (4)ガス/ガスからガス/液-液/ガスへ変更するケース
  (5)油焼き入れ炉排気冷却
  (6)熱交換器の油汚れ対策洗浄液 ダイナミックGC-S
  (7)ポテトチップ工場フライヤー排熱回収
  (8)自動車加熱炉排気熱/温水槽加温
  (9)バッテリー工場の硫酸排水熱回収/ヒーター削減ヒートポンプ
  (10)乾燥炉吸気加温/冷房タダのススメ
  (11)塗装前処理洗浄槽の省エネ設計思想
  (12)木質バイオマスチップ乾燥問題の解決実験
  (13)ハイエースのコジェネ化
  (14)ベーパライザーの基礎
  (15)ベーパーコンデンサの基礎
 3.6 コンサル及び勉強会
  (1)MDIによる熱ソリューションコンサル業務
  (2)MDIによる熱の基礎勉強会


4.質疑応答<適宜> 名刺交換など

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250604.html

 

2025年5月22日 (木)

二曜俳句 季語「薔薇(ばら)」のブログと2025年6月13日(金)開催「国際規格に基づく防爆電気機器の適用と最新動向」セミナーのご紹介

二曜俳句  5月22日(木

 

薔薇(ばら) 初夏

 

バラ科バラ属の総称。
アジアや欧米の各地に約200種が自生し、美しさと芳香を兼ね備えた、世界中で最も愛されている花のひとつです。

その歴史は大変古く、紀元前3000~1100年のクレタ島の壁画に登場し、中国には紀元前500年頃の栽培記録が残っています。

美と愛の象徴とされ、クレオパトラやナポレオンの皇后ジョセフィーヌも愛好しました。

江戸時代の園芸書には「ろうざ(rosa)」の名があり、当時すでに日本に渡来していたことがわかり、江戸末期には西洋種も盛んに栽培され始めました。

秋や冬に咲く品種もありますが、初夏の季語です。
花色は赤、白、ピンク、黄、紫など、形も一重から八重咲きまでさまざまです。

花びらはジャムに、実はお茶や砂糖漬けに、優雅な芳香は香水やローズウォーターにされるほか、薬にも用いられました。

 

 

白薔薇に吸ひこまれたる雨の音


金子 敦

 

Image0

モッコウバラ

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月13日(金)開催

-受講者の事前ご質問・ご要望に可能な限り対応頂きます-
「国際規格に基づく防爆電気機器の適用と最新動向」
~水素・アンモニア発電、またロボットやモバイル機器のプラントでの活用など
新たな防爆適用の範囲が広がっています。
粉じん防爆を含む、防爆機器の構造から危険場所への適用まで詳細に解説~

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月13日(金)10:00~16:30

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   49,940円(1名につき)
        (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
         ※テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20250603.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

★本セミナーでは、防爆に関する国内外の規格動向から、粉じんを含む防爆電気機器の構造とその要件、水素・アンモニアを含めた可燃性ガスなどを考慮したエンジニアリング及び工事・保守の要点、また認証・検定の最新状況など、実務経験豊富な有山講師に詳説頂きます。
★機器製造メーカー、エンジニアリング会社、ユーザー、海外の防爆機器製造者、輸入業者などの方々のご参加をお待ちしております。

 

●セミナープログラム●

 

●講 師
日本認証株式会社 セーフティアセッサ
有山正彦 氏

 

<略歴>
IDEC(株)国際標準化・知財推進センターを経て、現在、日本認証(株)において、
防爆・安全コンサルティングなどに従事。IEC/TC31国内委員会委員、
IEC Exシステム国内委員会委員、労働安全衛生総合研究所技術指針
「ユーザーのための工場防爆設備ガイド」本委員会委員、
(一社)日本電気制御機器工業会 防爆委員会委員長などを歴任。
著書に『国際規格に準拠した防爆電気機器の安全設計とエンジニアリング』
(共著、日刊工業新聞社刊)がある。

 CO2削減を目的に水素やアンモニアの利用拡大により防爆を必要とする危険場所が増加する一方、プラントの運用効率化のためのロボットやモバイル機器の活用など、新たな防爆機器の適用機会が増大しています。
 本講演では、国際規格に基づく防爆電気機器の構造から危険場所への適用などを詳細に解説します。粉じん防爆を含む、防爆機器の構造と検定取得、その設置やエンジニアリングまで防爆について理解を深めたい方に最適なセミナーです。

 

【プログラム】

1.防爆に関する国内外の規格動向

 (1)防爆国際規格IEC60079シリーズの動向
 (2)国際規格整合化状況について


2.防爆電気機器の構造と要件

 (1)粉じんを含む防爆電気機器の保護構造
 (2)耐圧/安全増防爆
 (3)内圧防爆
 (4)本質安全防爆
 (5)その他の防爆構造


3.防爆電気機器の設置とエンジニアリング

 (1)防爆電気機器のエンジニアリング
 (2)防爆に関するリスクアセスメントと保護方策
 (3)アンモニアを含む可燃性ガス
 (4)可燃性ガス危険場所とゾーンの区分
 (5)可燃性粉じん危険場所とゾーンの区分


4.防爆機器の設置と保守

 (1)危険場所と防爆機器の選定
 (2)防爆電気機器の配線
 (3)防爆電気機器の点検・保守
 (4)点検保守要員の知識と教育
 (5)要員の資格とその要件


5.防爆電気機器の認証、検定について

 (1)IECExシステムによる国際認証
 (2)防爆電気機器の国内検定
 (3)国際整合技術指針による国内検定
 (4)IECEx認証製品の国内検定
 (5)外国立地型式検定機関制度


6.質疑応答

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250603.html

 

2025年5月20日 (火)

二曜俳句 季語「苺(いちご)」のブログと2025年6月13日(金)開催「アンモニアの利用技術とコスト・ビジネス展望、新規ビジネスモデル」セミナーのご紹介

二曜俳句  5月20日(火

 

いちご) 初夏

 

バラ科の多年草。
古くは『枕草子』の中に登場し、スイスでは石器時代の遺跡から種子が見つかっていています。
しかし、これらは野生の「苺」です。

ヨーロッパで苺が栽培されるようになったのは中世、日本には江戸時代の終わり頃にオランダから伝わったとされています。

苺は、クリスマスシーズンに最も需要が伸びるので、ハウス栽培で秋から初夏まで店頭に並ぶようになりました。
しかし、もともとは5月頃に熟す果物で、初夏の季語です。

その頃の苺が一番みずみずしくビタミンCなどの栄養も豊富で、値段もお手頃です。

 

 

心ふとうつろにつぶす苺かな

 

中村汀女

 

作者は繊細な感性で、日常の小さな出来事から得られる感動を表現するのに長け、こどもへの愛情が込められた句も多く詠んでいます。

昭和を代表する女流俳人として、ラジオ、テレビなどに出演し、俳句を一般家庭の婦人層に普及させ、橋本多佳子・星野立子・三橋鷹女とともに、4Tと呼ばれました。

いくつかの作品をあげました。

 

 

外(と)にも出よ触るるばかりに春の月

 


ときおりの水のささやき猫柳

 


手渡しに子の手こぼるる雛あられ

 


引いてやる子の手のぬくき朧(おぼろ)かな

 


子とありて笑へる声や秋の暮

 


咳の子のなぞなどあそびきりもなや

 

 

Fragaria ,Strawberry イチゴ とよのか 4115995 

日本でのイチゴの代表的品種「とよのか」

松岡明芳, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月13日(金)開催

「アンモニアの利用技術とコスト・ビジネス展望、新規ビジネスモデル」
 ~脱炭素燃料、水素キャリアとしてのアンモニアおよび
 CO2固定・リサイクル・メタネーション原料としてのアンモニア~

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月13日(金)13:15~16:45

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   44,000円(1名につき)

        (同時複数人数お申込みの場合1名につき38,500円)
         ※テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20250607.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

★本セミナーでは、燃料アンモニアに係る政策動向から、注目されるブルー/グリーンアンモニアの製造法とコスト、サプライチェーン、水素社会推進法による支援内容、CO2対策費を含む2040年の種々の燃料の発電コスト等、また燃料としてアンモニアを利用するのではなく、アンモニアをCO2固定材とし、生成する炭酸水素アンモニウムをメタネーションに利用するカーボンリサイクル技術などに至るまで、斯界の最前線でご活躍中の神原博士に詳説頂きます。

 

●セミナープログラム●

 

【講師の言葉】
 2050年カーボンニュートラルを実現するには、脱炭素エネルギーへの積極的な転換またはCO2の固定とカーボンリサイクルが必要です。本セミナーでは、脱炭素エネルギーの1つとして注目されている燃料アンモニアの政策動向を概説した後、その利用技術動向について詳説します。特に、ブルー/グリーンアンモニアの製造法とコスト、サプライチェーン、水素社会推進法による支援内容、CO2対策費を含む2040年の種々の燃料の発電コスト等を解説します。また、燃料としてアンモニアを利用するのではなく、アンモニアをCO2固定材とし、生成する炭酸水素アンモニウムをメタネーション等に利用するカーボンリサイクルの可能性を提案します。

 

【プログラム】

1.アンモニアの政策動向

 (1)なぜアンモニア?(IEAレポートより)
 (2)アンモニア利用に関する政策動向一覧
 (3)燃料アンモニア導入官民協議会
 (4)2050年カーボンニュートラルに伴う成長戦略
 (5)第7次エネルギー基本計画とGX2040ビジョン
 (6)総合資源エネルギー調査会中間とりまとめ
 (7)水素社会推進法案とその支援制度
 (8)水素等供給基盤整備事業(令和6年度事業)にみるビジネス展望
 (9)中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議
 (10)関東広域アンモニアサプライチェーン構想
 (11)新潟県カーボンニュートラル産業ビジョン


2.アンモニアの基礎知識(コストを含めて)

 (1)アンモニアの物性と特長
 (2)他のエネルギーとの比較
 (3)アンモニア製造プロセスの概要
 (4)2種類のブルーアンモニアとグリーンアンモニア
 (5)ブルーアンモニアとグリーンアンモニアのコスト
 (6)グリーン水素とグリーンアンモニアのコスト
 (7)ブルー水素とブルーアンモニアの発電コスト比較
 (8)CO2対策費を考慮した2040年種々の燃料の発電コスト
 (9)ブルー/グリーンアンモニアサプライチェーン(日本への輸入)
 (10)世界のアンモニア・水素サプライチェーン
 (11)2030年・2050年世界のアンモニア・水素消費量予測


3.脱炭素燃料としてのアンモニア利用

 (1)SIP第1期「エネルギーキャリア」の概要
 (2)NEDO GI基金:電力・船舶分野での利用技術開発
 (3)国内外の研究開発動向とビジネス展望
 (4)SIP第3期「アンモニア・水素利用分散型エネルギーシステム」の概要
 (5)産業・工業燃料としてのアンモニアの課題
 (6)アンモニア分解触媒
 (7)水素/アンモニア混合ガスの燃焼
 (8)分散型電源へのアンモニア導入コストシミュレーション


4.水素キャリアとしてのアンモニア

 (1)アンモニアから純水素を得るための技術的課題
 (2)アンモニアからの純水素製造
 (3)アンモニアを原料とする燃料電池発電システム


5.アンモニア利用の新規合成ガス・合成燃料製造技術の提案(コストを含めて)

 (1)アンモニアによるCO2固定・貯蔵・輸送・利用のビジネスモデル
 (2)アンモニアとCO2の反応
 (3)炭酸水素アンモニウムはCO2/H2キャリア
 (4)炭酸水素アンモニウムによるカーボンリサイクルのコスト
 (5)炭酸水素アンモニウムから得る濃縮CO2のコスト
 (6)炭酸水素アンモニウムから得るH2のコスト
 (7)メタネーションへの展開
 (8)合成燃料への展開


6.今後の展望


7.質疑応答(適宜)

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250607.html

 

2025年5月14日 (水)

水曜俳句 季語「夏蜜柑(なつみかん)」のブログと2025年6月12日(木)開催「SAF(持続可能な航空燃料)に関する取組み・展望」セミナーのご紹介

水曜俳句  5月14日(水

 

夏蜜柑(なつみかん) 初夏

 

江戸時代中期に、黒潮に乗って山口県の海岸に漂着した果実の種子が夏みかんの起源とされています。

明治時代に各地に普及し、明治末期から「夏蜜柑」と呼ばれるようになりました。
5月、白い五弁花が咲き、晩秋にだいだい色の果実がなります。

夏蜜柑の強い酸味を好む方以外には、酸味が強く生食には向きません。
そのまま採らずに翌年の初夏まで木にならせておくと、酸味が抜けて食べやすくなります。
そのことから、夏に味わえる貴重な柑橘類として、広く栽培されるようになりました。

1926年の初夏、山口県の萩市に行啓された後の昭和天皇は、夏みかんのあまりの香りの良さに「この町には香水がまいてあるのか」と発言された記憶があります。

夏みかんの香りは、2001年、環境省による「かおりの風景100選」に選出されています。

 

 

淋しさが目鼻つきぬけ夏蜜柑


橋本多佳子

 


掲句は、作者が最愛の夫を亡くした悲しみや寂しさを、夏みかんの酸っぱさに託して詠んだ句です。

他にも夫を偲んだ句を多く詠んでいます。
代表的なものを掲げておきます。

 


罌粟(けし)ひらく髪の先まで寂しきとき

 


夫(つま)恋へば吾に死ねよと青葉木菟(あおばずく)

 


箸とるときはたとひとりや雪ふり来る

 


雪はげし抱かて息のつまりしこと

 


また、ひと昔前に亡くなった夫のことを追慕し

 


雪はげし夫(つま)の手のほか知らず死す

 


があります。

 

Citrus natsudaidai Melanose 

夏蜜柑の花

self, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

 

Importedphoto767497048028515

夏みかんとりんご

 

 

 

Citrus natsudaidai's tree 

夏蜜柑の果樹

Imuzak, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月12日(木)開催

「SAF(持続可能な航空燃料)に関する取組み・展望」
 ~講師5名【NEDO、日本航空、ENEOS、
  Biomaterial in Tokyo、レボインターナショナル】ご登壇~

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月12日(木) 10:00~16:35

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   
        ◆1日受講                  55,000円【1名につき】
        ◆午前(プログラムⅠ・Ⅱ)受講      33,000円【1名につき】
        ◆午後(プログラムⅢ・Ⅳ・Ⅴ)受講    39,600円【1名につき】
        ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20250611.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

★本セミナーでは、SAF製造技術開発の動向とNEDOならびに各企業における取組み・展望などについて、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★講師の方々がご来場されるか、オンラインかは、急な変更もございますため、恐れ入りますが下記にてご確認下さいませ(随時更新させて頂きます)。

 

●セミナープログラム●

Ⅰ.SAF製造技術開発に関する動向とNEDOの取組・展望について

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
矢野貴久 氏

 国際航空分野での温暖化対策の一つとして、国際民間航空機関(ICAO)によりSAFの導入拡大に向けた目標設定、制度構築・運用、利用の枠組みが定められ、各国で研究開発や優遇策、規制などの各種施策と連動した商用化が進みつつある。NEDOでは、様々な原料・パスウェイからSAFを生産するサプライチェーンモデルの構築を推進してきた。本講演ではSAFの製造技術開発の動向と展望について紹介する。

 1.SAF開発の背景・動向
 2.SAF製造・供給の課題と解決の方向性
 3.パスウェイ別の開発への期待
 4.質疑応答・名刺交換


Ⅱ.航空業界の気候変動対策とJALグループの取り組み

日本航空株式会社  落合秀紀 氏

 ICAO(国際民間航空機関)の第41回総会(2022年10月)における2つの重要な決議(CORSIA Baselineの変更/LTAG(Long Term Aspirational Goal))採択後、制度設計フェーズから運用設計フェーズに移ってきたが、課題解決にはSAFの更なる増産/世界規模の普及が不可欠である。2023年10月にCAAF/3(Conference of Aviation Alternate Fuel vol.3)会合により、SAF技術開発・製造/量産・普及のための総合的な戦略が提示された。またこれらと並行して特に「量産・普及」のためには航空分野のみならず社会全体で課題に取り組む必要がある(GHG Protocol及Scope3適用等)。国際航空および日本における取組み状況および方向性について報告する。

 1.航空業界の気候変動対策
 2.JALグループの取り組み
 3.SAFの現状と世界の動き
 4.質疑応答・名刺交換


Ⅲ.SAFのサプライチェーン構築に向けた取組

ENEOS株式会社  今朝丸研一郎 氏

 ENEOSでは、原料調達から製造・販売まで一貫したSAFのサプライチェーン構築を目指した取り組みを推進している。自社プラントの運転開始に先立ち実行した、マスバランス方式を活用したSAFの輸入販売や、Book&Claim方式を活用したSAF‐Scope3の販売に関する取り組みについて紹介する。

 1.バイオ燃料事業の取り組みおよび事業ロードマップ
 2.SAFの輸入販売について
 3.環境価値販売について
 4.質疑応答・名刺交換


Ⅳ.第二世代バイオエタノールを原料としたSAF生産の社会実装への取組み

株式会社Biomaterial in Tokyo  掛下大視 氏

 世界的規模でカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが行われているなか、石油などの化石燃料の代替の1つとして、改めてバイオエタノールに注目が集まっている。近年、エタノールがアルコールtoジェット(ATJ)技術により持続可能な航空燃料(SAF)の製造原料となることからである。本講演では、日本における第二世代バイオエタノールおよびSAFの社会実装に向けた取り組みを紹介する。

 1.ATJによるSAF製造について
 2.原料となるバイオエタノールの国内事情
 3.第二世代バイオエタノールを原料とするSAF製造の取組
 4.質疑応答・名刺交換


Ⅴ.SAFの製造技術と木質バイオマス・廃プラスチックの利用(オンライン)

株式会社レボインターナショナル  西田孝伸 氏

 地球温暖化が顕在化する中で、国際航空輸送部門においてGHG削減の手段の一つとしてジェット燃料と同等の化学組成を持つSAF(持続可能な航空燃料)への移行が進められています。本セミナーでは国際航空輸送部門における取組や既存のSAF製造技術の概要を説明した上で、弊社が開発しているレボ方式急速接触熱分解(R-CFP)技術を紹介する。

 1.株式会社レボインターナショナルの紹介
 2.株式会社レボインターナショナルのSAF製造技術
  2.1 低圧水素化による油脂からのSAF製造技術
  2.2 REVO方式急速接触熱分解(R-CFP)技術
   2.2.1 日本国内における未利用木質バイオマスの動向
   2.2.2 日本国内におけるプラスチックの廃棄・再利用に関する動向
   2.2.3 REVO方式急速接触熱分解(R-CFP)技術の概要
   2.2.4 現状・課題
   2.2.5 今後の展望
 3.質疑応答・名刺交換(講師からお預かりした名刺と交換させて頂きます。)

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250611.html

 

2025年5月 7日 (水)

水曜俳句 季語「葉桜(はざくら)」のブログと2025年6月11日(水)開催「プラント概算見積の基礎と実際」セミナーのご紹介

水曜俳句  5月7日(水

 

葉桜(はざくら) 初夏

 

満開の桜は連日人を集め、その美しさを賞でられます。
しかし、花見時を過ぎると、もとの静けさが戻り訪れる人が少なくなります。

桜が散ったあと、桜しべを落とした後の桜は、なにかふっきれたかのようになり、萌え出た明るい黄緑色の若葉はその色を深めて、空を覆うほどに広がります。

初夏の若葉をつけた桜を「葉桜」と呼びます。

花の時期のような豪華さはありませんが、18世紀後半以降、この葉桜の美しさも認識されるようになりました。

風にそよぎながら太陽の光に透ける青葉や、きらきらとした木漏れ日とのコントラストは爽快で、葉桜の下に立って全身緑に染めあげられるのも心地のよいものです。

桜の花に込められる深い情感とは異なり、初夏の清々しさや軽やかさが漂い、伸びやかな気持ちで、気負わず用いられる季語です。

 

 

葉桜の中の無数の空さわぐ

 

篠原 梵

 

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葉桜と青空

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月11日(水)開催

「プラント概算見積の基礎と実際」
~グローバル化の時代、事業採算性評価と判断にはスピードが求められる、
そのベースとなる設備コストの推算を如何に迅速に行うか~
   (先人の手法から知恵と工夫を学び、活用しよう)

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月11日(水)10:00~16:00

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   ◆受講料 49,940円(1名につき)
        (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
        ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

 

https://www.tic-co.com/seminar/20250610.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※ライブ配信受講の方のテキスト資料はセミナー開催日の直前にゆうパックにてお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

★本セミナーでは、プラントの概算見積に焦点をあて、各種概算見積手法の基礎知識から具体的な応用(実際)と、コスト調整、機器見積および各種工事の概算見積の進め方に至るまで、経験豊富な大原講師に詳説頂きます。

 

●講 師

大原シーイー研究所 代表
(元)三井造船(株)〔現社名(株)三井E&Sエンジニアリング〕
プラント事業本部 プロポーザル部 見積担当課長
経済産業省 MOTプログラム開発事業(H17年度)
(早稲田大学受託事業)コストエンジニアリング教材開発委員 
日本コスト工学会正会員(理事、勉強会コーディネーター)
大原宏光 氏
 
<主な著書>
『コスト見積の実際』
『プラント技術者のための塔・槽・熱交換器見積の基本』
『プラント概算見積の基礎と実際』
『プラント配管工事工数の合理的な見積法』
『プラント製作機器の見積システム構築例』
『コスト見積の実際<追補版>』
 (いずれも(株)技術情報センター)


●セミナープログラム●


●受講対象とセミナーの概要

1.プロセスプラントのユーザーやエンジニアリング会社の経済性評価,設計,見積
  さらに調達・建設部門の見積査定などの業務関係者にお奨めです。
2.プラント概算見積各種手法の基礎知識から実際まで幅広く解説します。
3.概算見積は少ない手間でスピードが要求され,その巧拙は見積手法の選択,
  コストデータの整備や経験の使い方で決まる。効率的な概算見積のあり方を考察する。


●まえがき(講師のことば)

いつの時代でも成長する企業は,多くの設備投資計画を持ちその実現をつねに検討している。
事業の計画段階における設備コストの概算見積は,設備投資の可否,投資の順序あるいは設備投資額を決定する際のベースになったり,また財務的な見通しをつけたりするときの重要資料の一つである。そしてこの概算見積は,設備のユーザー(オーナー)のみならずコントラクターにとってもプロジェクトを正しい方向に導くための重要な作業でもある。
 設備投資の計画段階における設備コストの見積は,プロジェクトの定義が十分でないプロジェクト初期段階から様々なケースを短い期間で,限られた人員での実施が求められる。特にプロジェクト初期の概算見積では,その時点のプロジェクトの定義の状況に応じた見積手法の選択,コストデータの整備や実務経験など含めた総合的な見積能力がその出来の良否を左右する。
 設備のユーザー自身が期待される精度で概算見積を行なうことは,その対象が取引例の少ない特殊仕様もののため,見積コストデータも乏しく,大変困難を伴うことが多いと考える。しかし昨今の競争の激しいグローバル化時代にあっては,関係エンジニアにはコスト見積技術力の向上が期待されているところであろう。

 本セミナーは,こうした時代のエンジニアの能力向上の一助にすべく,下記項目を主体に行います。
・プラント概算見積の基本的(伝統的)な見積手法
 (先人の調査研究による各種概算見積手法から基礎を学ぶ)
・プラント概算見積の実際
 (各種概算見積手法を応用した見積例により解説)
・プラント概算見積に伴うコスト調整
 (a スコープ調整, b 経年調整, c エスカレーション, d ロケーションファクター を解説)
・プラント概算見積における機器見積および各種工事の概算見積の進め方


●プログラム

1.プラント概算見積の重要性・位置付け・目的

 1.1 概算見積の位置付け
 1.2 概算見積の重要性
 1.3 概算見積段階のプロジェクトの進行状況
 1.4 概算見積の目的と見積情報
 1.5 概算見積の基本的な見積手法の種類
 1.6 概算見積の特質

 

2.プラント建設費の構成

 2.1 プラントの設備構成
 2.2 プラント建設費の主要費目
 2.3 プラント建設費の詳細費目

 

3.プラント概算見積の基本的(伝統的)な見積手法の概要

 3.1 基本的(伝統的)な概算見積手法について
 3.2 一括推算法
     (資本回転率法,年間能力単位当たり法,コストカーブ法,装置能力指数乗則法など)
 3.3 単位当たり単価法
     (操作単位当り法,機器単位当たり法)
 3.4 全機器係数法
     (Lang法,Chilton法,HirschとGlazier法)
 3.5 モジュール係数法
     (Hand法,Clerk法,Guthrie法)
 3.6 コンピュータによる概算見積
 3.7 装置質量トン当たり法

 

4.プラント概算見積の実際

 4.1 プラント概算見積一般
     (見積期間と見積費用について,プラント概算見積の手順,
     プラント概算見積資料(仕様・条件)作成例,プラント概算見積時の設計条件の確認)
 4.2 プロセスプラント概算見積の実際
     (能力単位当たり法による見積,装置能力指数乗則法による見積,
     Lang法応用のオーバーオールレシオ法,Miller法応用のカテゴリーレシオ法など),
     モジュール係数法(ハンド法)による見積,装置質量トン当たり法による見積
 4.3 オフサイト設備概算見積の実際
     (設備別概算法による見積例,他)

 

5.プラント概算見積に伴うコスト調整

 5.1 プラントの構造(仕様)変化に伴う調整
 5.2 経年に伴うコスト調整(プラントコストインデックス)
 5.3 現在価格を未来予測価格へ調整(エスカレーション)
 5.4 ロケーションファクター

 

6.機器の概算見積

 6.1 機器の概算見積の進め方
 6.2 機器の概算見積手法の構築概念
 6.3 機器の指数乗則法の概算見積
 6.4 機器のパラメトリック法での概算見積
 6.5 機器費集計表の作成

 

7.プラント土建工事の概算見積

 7.1 土建工事費の概算見積一般
 7.2 土建工事概算見積手法の種類
 7.3 土建工事数量推算データ
 7.4 土建複合単価の作り方
 7.5 土建工事の複合単価法による概算見積例

 

8.機械工事の概算見積

 8.1 機械工事の概算見積一般
 8.2 機器据付工事の概算見積
 8.3 配管材料費・工事費の概算見積

 

9.質疑応答

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250610.html

 

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