水曜俳句 季語「夏蜜柑(なつみかん)」のブログと2025年6月12日(木)開催「SAF(持続可能な航空燃料)に関する取組み・展望」セミナーのご紹介
水曜俳句 5月14日(水)
夏蜜柑(なつみかん) 初夏
江戸時代中期に、黒潮に乗って山口県の海岸に漂着した果実の種子が夏みかんの起源とされています。
明治時代に各地に普及し、明治末期から「夏蜜柑」と呼ばれるようになりました。
5月、白い五弁花が咲き、晩秋にだいだい色の果実がなります。
夏蜜柑の強い酸味を好む方以外には、酸味が強く生食には向きません。
そのまま採らずに翌年の初夏まで木にならせておくと、酸味が抜けて食べやすくなります。
そのことから、夏に味わえる貴重な柑橘類として、広く栽培されるようになりました。
1926年の初夏、山口県の萩市に行啓された後の昭和天皇は、夏みかんのあまりの香りの良さに「この町には香水がまいてあるのか」と発言された記憶があります。
夏みかんの香りは、2001年、環境省による「かおりの風景100選」に選出されています。
淋しさが目鼻つきぬけ夏蜜柑
橋本多佳子
掲句は、作者が最愛の夫を亡くした悲しみや寂しさを、夏みかんの酸っぱさに託して詠んだ句です。
他にも夫を偲んだ句を多く詠んでいます。
代表的なものを掲げておきます。
罌粟(けし)ひらく髪の先まで寂しきとき
夫(つま)恋へば吾に死ねよと青葉木菟(あおばずく)
箸とるときはたとひとりや雪ふり来る
雪はげし抱かて息のつまりしこと
また、ひと昔前に亡くなった夫のことを追慕し
雪はげし夫(つま)の手のほか知らず死す
があります。
夏蜜柑の花
self, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で
夏みかんとりんご
夏蜜柑の果樹
Imuzak, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
(担当:白井芳雄)
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☆本日ご紹介セミナー☆
2025年6月12日(木)開催
「SAF(持続可能な航空燃料)に関する取組み・展望」
~講師5名【NEDO、日本航空、ENEOS、
Biomaterial in Tokyo、レボインターナショナル】ご登壇~
セミナー!
●日 時 2025年 6月12日(木) 10:00~16:35
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料
◆1日受講 55,000円【1名につき】
◆午前(プログラムⅠ・Ⅱ)受講 33,000円【1名につき】
◆午後(プログラムⅢ・Ⅳ・Ⅴ)受講 39,600円【1名につき】
※上記全て、テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター
https://www.tic-co.com/seminar/20250611.html
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。
★本セミナーでは、SAF製造技術開発の動向とNEDOならびに各企業における取組み・展望などについて、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★講師の方々がご来場されるか、オンラインかは、急な変更もございますため、恐れ入りますが下記にてご確認下さいませ(随時更新させて頂きます)。
●セミナープログラム●
Ⅰ.SAF製造技術開発に関する動向とNEDOの取組・展望について
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
矢野貴久 氏
国際航空分野での温暖化対策の一つとして、国際民間航空機関(ICAO)によりSAFの導入拡大に向けた目標設定、制度構築・運用、利用の枠組みが定められ、各国で研究開発や優遇策、規制などの各種施策と連動した商用化が進みつつある。NEDOでは、様々な原料・パスウェイからSAFを生産するサプライチェーンモデルの構築を推進してきた。本講演ではSAFの製造技術開発の動向と展望について紹介する。
1.SAF開発の背景・動向
2.SAF製造・供給の課題と解決の方向性
3.パスウェイ別の開発への期待
4.質疑応答・名刺交換
Ⅱ.航空業界の気候変動対策とJALグループの取り組み
日本航空株式会社 落合秀紀 氏
ICAO(国際民間航空機関)の第41回総会(2022年10月)における2つの重要な決議(CORSIA Baselineの変更/LTAG(Long Term Aspirational Goal))採択後、制度設計フェーズから運用設計フェーズに移ってきたが、課題解決にはSAFの更なる増産/世界規模の普及が不可欠である。2023年10月にCAAF/3(Conference of Aviation Alternate Fuel vol.3)会合により、SAF技術開発・製造/量産・普及のための総合的な戦略が提示された。またこれらと並行して特に「量産・普及」のためには航空分野のみならず社会全体で課題に取り組む必要がある(GHG Protocol及Scope3適用等)。国際航空および日本における取組み状況および方向性について報告する。
1.航空業界の気候変動対策
2.JALグループの取り組み
3.SAFの現状と世界の動き
4.質疑応答・名刺交換
Ⅲ.SAFのサプライチェーン構築に向けた取組
ENEOS株式会社 今朝丸研一郎 氏
ENEOSでは、原料調達から製造・販売まで一貫したSAFのサプライチェーン構築を目指した取り組みを推進している。自社プラントの運転開始に先立ち実行した、マスバランス方式を活用したSAFの輸入販売や、Book&Claim方式を活用したSAF‐Scope3の販売に関する取り組みについて紹介する。
1.バイオ燃料事業の取り組みおよび事業ロードマップ
2.SAFの輸入販売について
3.環境価値販売について
4.質疑応答・名刺交換
Ⅳ.第二世代バイオエタノールを原料としたSAF生産の社会実装への取組み
株式会社Biomaterial in Tokyo 掛下大視 氏
世界的規模でカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが行われているなか、石油などの化石燃料の代替の1つとして、改めてバイオエタノールに注目が集まっている。近年、エタノールがアルコールtoジェット(ATJ)技術により持続可能な航空燃料(SAF)の製造原料となることからである。本講演では、日本における第二世代バイオエタノールおよびSAFの社会実装に向けた取り組みを紹介する。
1.ATJによるSAF製造について
2.原料となるバイオエタノールの国内事情
3.第二世代バイオエタノールを原料とするSAF製造の取組
4.質疑応答・名刺交換
Ⅴ.SAFの製造技術と木質バイオマス・廃プラスチックの利用(オンライン)
株式会社レボインターナショナル 西田孝伸 氏
地球温暖化が顕在化する中で、国際航空輸送部門においてGHG削減の手段の一つとしてジェット燃料と同等の化学組成を持つSAF(持続可能な航空燃料)への移行が進められています。本セミナーでは国際航空輸送部門における取組や既存のSAF製造技術の概要を説明した上で、弊社が開発しているレボ方式急速接触熱分解(R-CFP)技術を紹介する。
1.株式会社レボインターナショナルの紹介
2.株式会社レボインターナショナルのSAF製造技術
2.1 低圧水素化による油脂からのSAF製造技術
2.2 REVO方式急速接触熱分解(R-CFP)技術
2.2.1 日本国内における未利用木質バイオマスの動向
2.2.2 日本国内におけるプラスチックの廃棄・再利用に関する動向
2.2.3 REVO方式急速接触熱分解(R-CFP)技術の概要
2.2.4 現状・課題
2.2.5 今後の展望
3.質疑応答・名刺交換(講師からお預かりした名刺と交換させて頂きます。)
詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓
https://www.tic-co.com/seminar/20250611.html
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