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2026年5月

2026年5月27日 (水)

TICブログ「絵画と俳句をつなぐ」2026年5月27日(水)

伊藤若冲「動植綵絵(どうしょくさいえ)」と俳句ー其の漆

 

『老松鸚鵡図』の絵画から連想できる俳句のブログと2026年6月15日(月)開催「カーボンプライシングの基礎と最新動向」セミナーのご紹介

 

 

『老松鸚鵡図(ろうしょうおうむず)』

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142.6cm × 79.7cm  1603年-1868年 皇居三の丸尚蔵館所蔵

伊藤若冲, Public domain, via Wikimedia Commons 

 

 

『老松鸚鵡図(ろうしょうおうむず)』

 

もふもふとした白い羽が愛らしく、立体的で存在感がある番(つがい)の鸚鵡。
美しい刺繍のような趣があります。

 

その純白の鸚鵡とは対照的な緑と朱が鮮やかな鸚哥(インコ)は平面的な描写です。
若冲は、あえて緑と朱の鸚哥を配したのは彼の色彩におけるバランス感覚からでしょう。

 

18世紀には舶来の鳥が盛んに日本にもたらされました。
若冲は初期の頃から鸚鵡の図をいくつか描いていますが、この図は実際に鸚鵡を見て描いたのかは疑問です。
松の大木にこのような舶来の鳥が留まることは現実にはあり得ません。

 

その奇妙な樹皮の老松、その向こう側に見える土坡(どは)と滝のような水流は大きなカーブを描いて画面右側に撓(たわ)んでいます。

 

それに対して三羽の鳥は画面左側を見つめているという奇妙な構図を作ることにより、異国から連れてこられた鸚鵡や鸚哥に対する人々の感傷を誘っているのでしょう。

 

鸚鵡、鸚哥ともに単独では季語になりません。
ここでは鸚鵡ならびに鸚哥プラス季語で詠まれた句を紹介します。

 


鸚鵡の句

 


紗の蚊屋や鸚鵡身じろぐ月の楼
幸田露伴

季語「蚊屋」で三夏

 


鸚鵡二羽うつうつねむる青嵐
加藤楸邨

季語「青嵐で三夏」

 


鸚鵡飼ふ癇持(かんもち)妻の派手浴衣
石原八束

季語「浴衣」で三夏

 

すべて三夏の句になりました。

 

 

鸚哥の句

 


春隣インコ忍びの構へして
堀口星眠

季語「春隣」で晩冬

 

 

五月雨(さみだれ)やインコの瑠璃も黄もぬるる
山口青邨

季語「五月雨」で仲夏

 


捨て鸚哥色なき風に色ひくは
百合山羽公

季語「色なき風」で三秋

 

 

私も「鸚鵡」で詠んでみました。

アイシテル鸚鵡囁(ささや)く緑の夜
白井芳雄

 

季語「緑の夜(みどりのよ)で初夏

「緑の夜」は夜の闇の彼方に樹木の若葉の緑がしんと静まっている気配が色濃く漂う初夏の夜のこと。

 

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☆本日ご紹介セミナー☆

 

★本セミナーの基礎編(プログラムⅠ)では、カーボンプライシング(CP)の国内外の事例、炭素税・排出量取引制度を中心に主要論点や制度設計上の留意点を、最新動向(プログラムⅡ)では、GX推進法や排出量取引制度をはじめ、GX-ETS第2フェーズの全体像と重要論点の詳説、またイラン情勢なども踏まえた企業対応・将来展望などについても、斯界の最前線でご活躍中の諸富博士に解説頂きます。
★プログラムⅠ(基礎編)、またはプログラムⅡ(最新動向)のみのご受講も受け付けております。

 

カーボンプライシングの基礎と最新動向
~基本的考え方、国内外事例・産業影響、GX-ETSなど徹底解説~  セミナー

 

●講 師   京都大学公共政策大学院 院長
         経済産業省産業構造審議会
         「排出量取引制度小委員会」委員  諸富 徹 氏

 

<略歴>
1993年同志社大学経済学部卒業、1998年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、
横浜国立大学経済学部助教授を経て2010年3月より現職。
2017年4月より京都大学大学院地球環境学堂教授を併任(2022年3月まで)。
環境経済学をベースに、カーボンプライシングや再生可能エネルギー政策、
電力市場に関する研究を推進。
京都大学大学院経済学研究科「再生可能エネルギー経済学講座」代表も務める。
主著に、『環境税の理論と実際』(有斐閣、2000年)、
『脱炭素社会と排出量取引』(日本評論社、共編著、2007年)、
『低炭素経済への道』(岩波新書、共著、2010年)、
『脱炭素社会とポリシーミックス』(日本評論社、共編著、2010年)、
『入門 地域付加価値創造分析』(日本評論社、編著、2019年)、
『入門 再生可能エネルギーと電力システム』(日本評論社、編著、2019年)、など。
環境省中央環境審議会「カーボンプライシングの活用に関する小委員会」、
環境省脱炭素先行地域評価委員会委員長(2022年11月21日まで)、
内閣官房「GX実現に向けたカーボンプライシング専門ワーキンググループ」など、
国・自治体の政策形成にも多数参画。

 

●日 時   2026年 6月 15日(月) 13:30~16:30

 

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)は開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致しますが、
 配布できない資料(当日・投影のみ公開など)もございますこと、ご了承下さいませ。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。
  ※一部分ボカシをかけての配信となる可能性がございます。

 

●受講料   ◆プログラムⅠとⅡ受講    49,940円【1名につき】
         (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,000円)
         (プログラムⅠとⅡで受講者が異なる場合でも可)
         ◆プログラムⅠのみ受講   22,000円【1名につき】
         ◆プログラムⅡのみ受講   33,000円【1名につき】
         ※上記全て、テキスト代、消費税を含む

 

●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20260607.html

 

 

●セミナープログラム●

 

Ⅰ.カーボンプライシング:基礎編
 ~カーボンプライシングの基本的な考え方、その国内外の事例と産業影響~

 

【要旨文】
 本講演の基礎編では、GX推進法の成立でその導入が決まり、注目の高まるカーボンプライシング(CP)について、その考え方を基礎から解説するとともに、国内外の事例を紹介しながら、それがどのように定着してきたかを解説する。炭素税、排出量取引制度を中心に、その主要論点や制度設計上の留意点を紹介する予定である。
 また、CPが導入されると経済や産業の国際競争力にマイナスの影響を与えると考えられてきたが、過去30年間の世界の導入経験から得られるデータからは、必ずしもそうとは言えないことが分かってきた。それはなぜか、CPが日本の経済成長や産業競争力にどのような影響を及ぼしうるのかを論じる。

 

【目次項目】
 1.カーボンプライシングとは何か
  (1)炭素税
  (2)排出量取引
  (3)その他
 2.カーボンプライシングの経済成長、産業への影響
 3.カーボンプライシングの政策効果
 4.政策手段の組み合わせ
 5.国内外の事例
  ~欧州排出量取引制度(EU ETS)、温暖化対策税(日本)、イギリス・ドイツの炭素税など~
 6.質疑応答

 


Ⅱ.カーボンプライシング:最新動向
 ~カーボンプライシングの制度設計の徹底解説~いよいよ始まった
  「GX-ETSフェーズ2」を中心に~

 

【要旨文】
 本講演ではまず、GX推進法の中身を詳しく説明し、そのなかでカーボンプライシング、とりわけ排出量取引制度(GX-ETS)がどのような役割を果たすのかを解説する。GX推進法では、炭素賦課金(2028年)とGX-ETS(2023年)の導入が定められた。
 これにしたがって、GX-ETSについては3段階を経て発展していくことになり、2026年4月1日からは、第2段階目(フェーズ2)が始まった。本講義は、GX-ETSの本格導入といえるフェーズ2の設計問題に焦点を当てる。経済産業省産業構造審議会「排出量取引制度小委員会」では、排出枠の配分方法の詳細ルールや上下限価格など重要論点が審議された。本講義では、その審議内容について解説を行うほか、GX-ETSフェーズ2において、イラン情勢なども踏まえて企業はどう対応すべきかについても可能な限り論じたい。

 

【目次項目】
 1.GX推進法とは何か
  (1)その内容の概説
  (2)GX推進法の意義、およびカーボンプライシングの位置づけ
 2.排出量取引制度としてのGX-ETSの特徴
  (1)基本コンセプト
  (2)EU-ETSとの比較
  (3)段階的アプローチと他の政策手段との組み合わせ
 3.GX-ETS第2フェーズの全体像概説
 4.詳説①:制度対象、算定方法、検証(小委員会第1回)
 5.詳説②:排出枠割当量の計算方法、および勘案事項(小委員会第2・3回)
 6.詳説③:ベンチマーク・グランドファザリングの割当水準の考え方(小委員会第4回)
 7.詳説④:上下限価格の具体的水準
 8.詳説⑤:その他の論点(リーケージリスク緩和措置、移行計画など)
 9.質疑応答


- 名 刺 交 換 な ど -
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

2026年5月20日 (水)

TICブログ「絵画と俳句をつなぐ」2026年5月20日(水)

伊藤若冲「動植綵絵(どうしょくさいえ)」と俳句ー其の陸

 

『薔薇小禽図』の絵画から連想できる俳句のブログと2026年6月12日(金)開催「バイオマス燃料に関する技術開発と活用動向」セミナーのご紹介

 

 

『薔薇小禽図(ばらしょうきんず)』

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142.6cm × 79.7cm  1603年-1868年 皇居三の丸尚蔵館所蔵

帝国コレクション博物館, Public domain, via Wikimedia Commons 

 

 

『薔薇小禽図(ばらしょうきんず)』

 

先日紹介した『牡丹小禽図』と同じく一種類の花で画面を埋め尽くす構成が特徴の作品です。

 

描かれているのは長春花とも呼ばれる庚申薔薇(コウシンバラ)で、若冲が活躍した江戸中期には、八重咲、一重咲の大小の花をつける白、桜色、紫色、紅色といった数種類の薔薇が園芸植物として栽培されていました。

 

和名の庚申(こうしん)とは干支(えと)の庚申(かのえ・さる)の日を意味し、ほぼ2か月に1回巡ってきます。
花が庚申ごとに長期間咲き続けるという意味から庚申薔薇と呼ばれます。

 

図では3種類の庚申薔薇が勢いよく花を咲かせ、えだを伸ばしています。

 

画面中ほどには、薔薇に囲まれて楽しげな表情をみせる小鳥。
枝の上で片脚立ち、絵の作者の若冲の署名に挨拶をするかのように見上げたる仕草はなんともかわいいです。
このように、ひょうきんさを感じさせる動物の表現も若冲は長(た)けています。

 

ここでは「薔薇」を詠んだ句を紹介します。

 

「薔薇」 初夏

 

美しさと芳香を兼ね備え、世界中で最も愛されている花の一つ。
クレオパトラやナポレオンの皇后ジョセフィーヌも愛好しました。
秋や冬に咲く品種もありますが、初夏の季語です。
色は赤、白、ピンク、黄、紫など、形も一重から八重咲きまでさまざまです。

 

江戸時代の園芸書には「ろうざ(rosa)」の名があり、当時すでに日本で日常的に栽培されていたことが分かります。

 

花びらはジャムに、実はお茶や砂糖漬けに、優雅な芳香は香水やローズウォーターにされるほか、薬にも用いられました。

 


薔薇白し暮色というふに染まりつゝ
後藤夜半

 

手の薔薇に蜂来れば我王の如し
中村草田男

 

坂急になりて抱(いだき)し薔薇香る
大高 翔

 

薔薇真紅トランペットの高鳴れり
朝吹英和

 

ヨーグルト好きの家族や朝の薔薇
向井富美子

 


私も詠んでみました。


宝塚ジェンヌ美し薔薇もまた

 

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☆本日ご紹介セミナー☆

 

★本セミナーでは、高品質EFB(パーム廃棄物)ペレットとその活用、連続式蒸気爆砕技術によるブラックペレットの製造などバイオマス活用技術、未利用バイオマス・廃棄物の固形燃料化技術(ブリケット化)、ならびにエネルギー作物エリアンサス、ジャイアントミスカンサスの活用について、各々の技術開発・活用動向・取組みなどについて、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★講師の方々がご来場されるか、オンラインかは、急な変更もございますため、恐れ入りますが下記にてご確認下さいませ(随時更新させて頂きます)。

 

~5名の講師から詳説!!~
バイオマス燃料に関する技術開発と活用動向  セミナー

 

●講 師   株式会社 BioCoal Solution Japan   河本直毅 氏

●講 師   バルメット株式会社             西原禎朗 氏

●講 師   極東開発工業株式会社        新居健次郎 氏

●講 師   一般社団法人日本有機資源協会   土肥哲哉 氏

●講 師   北海道大学 名誉教授          山田敏彦 氏

 

●日 時   2026年 6月 12日(金) 9:45~16:30

 

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)は開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致しますが、
 配布できない資料(当日・投影のみ公開など)もございますこと、ご了承下さいませ。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。
  ※一部分ボカシをかけての配信となる可能性がございます。

 

●受講料   ◆1日受講                55,000円【1名につき】
         (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,000円)
         (午前と午後で受講者が異なる場合でも可)
         ◆午前(プログラムⅠ・Ⅱ)受講    33,000円【1名につき】
         ◆午後(プログラムⅢ・Ⅳ・Ⅴ)受講   38,500円【1名につき】
         ※上記全て、テキスト代、消費税を含む

 

●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20260611.html

 

 

●セミナープログラム●

 

Ⅰ.高品質EFBペレットによる低コスト脱炭素の実現
 ―大量供給を可能にするSSGEの技術と事業戦略―
   バイオマス燃料のゲームチェンジャー

 本講演では、石炭火力の脱炭素化に向けた現実的な解決策として、高品質EFBペレットの活用について解説する。EFB(パーム廃棄物)を原料としたペレットは、低コストかつ大量供給が可能であり、既存設備での利用が可能な点が特長である。高密度・低アルカリ等の品質により微粉炭火力での適用性を確保するとともに、SSGEの独自技術により安定した品質と供給体制を実現する。さらに、マレーシアを中心とした供給計画を踏まえ、低コストで持続的な脱炭素の実現可能性について示す。

 1.問題提起(政府のバイオマス支援策縮小要因)
 2.結論(競争力強化と農業残渣の活用が鍵)
 3.原料優位性(EFBの供給力)と活用の課題
 4.SSGEが実現する品質(WP・BioCoalの特性)
 5.SSGEの製造技術(低アルカリ化・トレファクション)
 6.低コスト脱炭素の実現メカニズム
 7.SSGEによるゼロエミ電源の普及ポテンシャル
 8.大量供給を可能にするサプライチェーン
 9.SSGEの事業戦略
 10. まとめ(高品質 × 低コスト × 大量供給)
 11.質疑応答・名刺交換
(河本 氏)

 

 

Ⅱ.バルメットのバイオマス活用技術

 蒸気爆砕技術やバイオマス熱分解技術を始めとするバルメットの持つバイオマス活用技術について、技術紹介及び他分野への応用実績等について紹介する。

 1.会社紹介
 2.連続式蒸気爆砕技術によるブラックペレットの製造
 3.バイオリファイナリー分野への連続式蒸気爆砕技術の活用事例
 4.バイオマスの熱分解技術について
 5.質疑応答・名刺交換
(西原 氏)

 

 

Ⅲ.未利用資源を価値に変える固形燃料化技術
 ―バイオマス利活用とエンジニアリングの視点―

 未利用バイオマス・廃棄物の固形燃料化(ブリケット化)を、原理・特徴から適用原料、前処理~利用まで整理します。原料の課題や他方式との違いを踏まえ、実証知見に基づく導入検討と事業化の要点を紹介します。

 1.会社紹介
 2.バイオマス固形燃料の体系と突き押し式成形機の特徴
 3.実証事例からみる適用可能性
 4.まとめ
 5.質疑応答・名刺交換
(新居 氏)

 

 

Ⅳ.草本系バイオマスの社会実装に向けた展開とエリアンサスの可能性

 本講演では、カーボンニュートラルの実現に向けた草本系バイオマスの役割と、その社会実装の可能性について解説する。特にエネルギー作物エリアンサスに着目し、生物学的特性や栽培適性、国内外の活用事例を整理するとともに、燃料利用やマテリアル利用、さらには土壌浄化機能を活かした複合的な価値創出について紹介する。あわせて、バイオマス産業都市などの制度的枠組みやLCAの視点を踏まえ、地域資源循環と脱炭素の両立に向けた今後の展開と課題を提示する。

 1.背景:脱炭素と草本系バイオマス
 2.草本系バイオマスの特徴と価値
 3.エリアンサスの特性と栽培適性
 4.利用技術(燃料・マテリアル)
 5.社会実装事例(バイオマス産業都市等)
 6.土壌浄化と複合価値
 7.今後の展開と課題
 8.質疑応答・名刺交換
(土肥 氏)

 

 

Ⅴ.寒冷地における地域資源バイオマスとしての「ジャイアントミスカンサス」の
  特性と燃焼等の利用(オンライン)

 ジャイアントミスカンサス(Miscanthus × giganteus、以下GM)は、日本固有のススキ属植物の仲間である四倍体オギ(Miscanthus sacchariflorus)と二倍体ススキ(Miscanthus sinensis)との三倍体交雑種を一般に指す。欧米諸国ではGMの栽培面積が近年拡大しており、英国では、わら専焼バイオマス発電所の燃料として約1万haで栽培されている。北海道のような冷涼な気象条件下においても高いバイオマス生産性を示すとともに、土壌中への炭素貯留機能などを有するサステナブルな環境再生型の地域資源作物として期待されている。本講演では、GMの環境再生作物としての特性と、北海道における栽培およびペレット加工・燃焼利用等の事例を解説する。

 1.ジャイアントミスカンサスとは?
 2.環境再生型である栽培特性
 3.欧米における栽培・利用の事例
 4.北海道における栽培の事例
 5.ペレット加工と燃焼利用の事例
 6.その他のバイオマス利用の事例
 7.質疑応答・名刺交換(講師からお預かりした名刺と交換させて頂きます。)
(山田 氏)

 

- 名 刺 交 換 な ど -
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

2026年5月13日 (水)

TICブログ「絵画と俳句をつなぐ」2026年5月13日(水)

伊藤若冲「動植綵絵(どうしょくさいえ)」と俳句ー其の伍

 

『紫陽花双鶏図』の絵画から連想できる俳句のブログと2026年6月10日(水)開催「PFAS規制と効率的除去・処理・分解・無害化技術」セミナーのご紹介

 

 

『紫陽花双鶏図(あじさいそうけいず)』 

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142.9cm × 79.7cm  1603年-1868年 皇居三の丸尚蔵館所蔵

伊藤若冲, Public domain, via Wikimedia Commons 

 

 

『紫陽花双鶏図(あじさいそうけいず)』

 

画面右側から咲き乱れる紫陽花、薔薇(ばら)、躑躅(つつじ)が描かれ、それらの花々に包まれながら、冠羽を膨らませて求愛する雄鶏。
それに応えるかのように脚で顔を隠しながら恥じらい、紅潮する微笑ましい雌鶏。

 

鶏、紫陽花、薔薇、躑躅の緻密な描写、なかでも、花弁に見える紫陽花の萼(がく)一枚ずつを塗り分ける技巧、絶妙な構図のバランス感覚が、画面に奥行きの深さを生み出し、それとともに若冲の脅威の集中力を感じさせる作品です。

 

多彩な鶏を数多く描いている若冲の作品の中でも、この作品の雌鶏の嘴(くちばし)と脚の裏には緑青(ろくしょう)が、顔の中央部にはピンク色の裏彩色が施されているなど、他に類を見ない特殊な表現がなされています。

 

雌鶏の尾羽には本来あり得ないような美しい水玉模様が規則的に描かれ、若冲の着想力も堪能できる作品です。

 

また、左上部の紫陽花の枝で宙返りする小鳥。

このように画面の隅のほうにも、若冲特有のユーモアと丁寧に作品を仕上げる意欲か感じられます。

 

ここでは、晩春の季語「躑躅」、仲夏の季語「紫陽花」を詠んだ句を選びました。
「薔薇」は次回に取り上げる「薔薇小禽図」で句を選びます。

 

「躑躅」 晩春

 

野生種と数百種の園芸種があり、花色も白、赤、紫、黄と豊富です。
野山に自生するヤマツツジは緋色が多く、燃えるような色を新緑の木々の間からのぞかせ、趣ある景観を見せてくれます。

 

九州の雲仙躑躅など日本各地に名所も多数あります。
漢名の「躑躅」は「てきちょく」と読み、行っては戻ることや躊躇することをいいます。
中国では羊が誤って毒のあるツツジの葉を食べてしまい、足踏みしてうずくまり命を落としたという伝承からきています。

 

盛りなる花曼荼羅(まんだら)の躑躅かな
高浜虚子

 

山つゝじ照る只中に田を墾(ひら)く
飯田龍太

 

魘(うな)さるるまで緋の躑躅丹(に)の躑躅
正木ゆう子

 

 

「紫陽花(あじさい)」仲夏

 

日本原産のアジサイ科(ユキノシタ科)の落葉低木。
土壌の酸度によって色が変化することから「七変化」ともいわれます。
江戸後期に日本に滞在したシーボルトは愛する女性、滝の名から、紫陽花を「オタクサ(おたきさん)」と呼び、西洋に紹介しました。
太陽の下より、しっとりとした雨を含んで瑞々(みずみず)しさを増す情緒のある花です。

 

紫陽花や白よりいでし浅みどり
渡辺水巴

 

紫陽花の藍きはまると見る日かな
中村汀女

 

あぢさいの藍を盗みに闇迫る
長谷川秋子

 


私も読んでみました。

濃紫陽花(こあじさい)降り疲れたる雨あつめ
白井芳雄

 

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☆本日ご紹介セミナー☆

 

★本セミナーでは、PFAS規制動向やEU等の先進事例ならびに、様々な除去・処理・分解・無害化に関する手法・具体的な技術、取組みなどについて、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★午前(プログラムⅠ・Ⅱ)のみ、午後(プログラムⅢ・Ⅳ・Ⅴ)のみのご受講も受け付けております。
★講師の方々がご来場されるか、オンラインかは、急な変更もございますため、恐れ入りますが下記にてご確認下さいませ(随時更新させて頂きます)。

 

PFAS規制と効率的除去・処理・分解・無害化技術
-充実の5名【流機エンジニアリング、東京科学大学、
栗田工業、大林組、金沢大学】の講師-   セミナー

 

●講 師   株式会社流機エンジニアリング
         アジア・アフリカ環境ソリューション室 室長
         山内 仁 氏

●講 師   国立大学法人東京科学大学 工学院 電気電子系 准教授
         竹内 希 氏

●講 師   栗田工業株式会社 PFAS対策支援室
         肥後 徹 氏

●講 師   株式会社大林組 技術研究所 自然環境技術研究部 係長
         日野良太 氏

●講 師   国立大学法人金沢大学 理工研究域 地球社会基盤学系 准教授
         原 宏江 氏


●日 時   2026年 6月 10日(水) 10:00~16:50


●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)は開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致しますが、
 配布できない資料(当日・投影のみ公開など)もございますこと、ご了承下さいませ。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。
  ※一部分ボカシをかけての配信となる可能性がございます。

 

●受講料   ◆1日受講                55,000円【1名につき】
         (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,000円)
         (午前と午後で受講者が異なる場合でも可)
         ◆午前(プログラムⅠ・Ⅱ)受講    35,200円【1名につき】
         ◆午後(プログラムⅢ・Ⅳ・Ⅴ)受講   38,500円【1名につき】
         ※上記全て、テキスト代、消費税を含む

 

●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20260608.html

 

 

●セミナープログラム●

 

Ⅰ.社会実装に向けたPFAS除去技術の整理とMF膜・機能性粉体添着法(LFP法)の
   展開(オンライン)

 PFAS汚染水対策においては、単一技術による除去性能のみならず、前処理、除去・濃縮、破壊を連結した処理系全体の最適化が求められる。
 本講演では、EU等の先進事例および文献レビューに基づき、PFAS浄化技術の社会実装動向を整理するとともに、MF膜・機能性粉体添着法(LFP法)の技術的特徴、地下水浄化への適用事例、ならびに今後の展開について述べる。

 1.PFAS浄化技術の社会実装動向
 2.MF膜・機能性粉体添着法(LFP法)の原理と特徴
 3.地下水浄化への適用事例
 4.前処理・破壊工程と連結したトリートメント・トレイン
 5.質疑応答・名刺交換(講師から名刺をお預かり出来れば交換させて頂きます。)
(山内 氏)

 


Ⅱ.PFOSおよびその他PFASの濃縮とプラズマによる高速分解

 水中に含有されるPFOSおよびその他PFASを、プラズマを用いて高速・高効率に分解する技術と、その特徴について紹介いたします。泡沫などにより濃縮してプラズマ照射することで、極めて高い分解性能が得られます。

 1.はじめに(PFASとは、プラズマとは)
 2.プラズマによるPFOS分解
 3.PFOAおよび短鎖のPFCAsの界面活性と分解特性
 4.プラズマによるPFOA・PFOS分解過程
 5.種々のプラズマの分解特性比較
 6.濃縮の重要性
 7.まとめと今後の課題
 8.質疑応答・名刺交換
(竹内 氏)

 

 

Ⅲ.PFAS対策へ挑戦するクリタの革新的ソリューション
 ~規制対応と環境保全を両立する技術力~

 PFASは一部の規制対象物質だけでなく、数万種に及ぶ未知・未規制物質を含む「見えにくい環境リスク」である。
 本セミナーでは、国内外の規制動向や国内汚染の実データをもとに、PFAS対策における本質的な課題を整理し、クリタグループが取り組む負荷の可視化、最適除去、無害化、そしてnon PFAS代替まで含めた革新的ソリューションを紹介する。規制対応にとどまらず、将来リスクを見据えた水・環境マネジメントの考え方を共有する。

 1.PFASについて
 2.国内のPFAS汚染の実態
 3.国内外の規制動向と問題点
 4.クリタグループの取り組み
 5.トピックス
 6.質疑応答・名刺交換
(肥後 氏)

 

 

Ⅳ.有機フッ素化合物(PFAS)汚染土壌を対象とした固化・安定化処理

 国内外では、有機フッ素化合物(PFAS)による汚染が顕在化しています。地表面付近で使用されたPFASは、土壌に吸着しながら雨水や地下水などを介して広域な汚染拡散が懸念されています。そのため、講師らは汚染土壌からのPFAS拡散を防止する技術開発が急務であると考えました。
 本セミナーでは、講師らが検討している固化・安定化処理技術について紹介いたします。

 1.はじめに
 2.PFASの地盤挙動ならびに対策技術
 3.固化・安定化処理とは
 4.室内試験
 5.環境省「PFOS等の濃度低減のための対策技術の実証事業」
 6.まとめ
 7.質疑応答・名刺交換
(日野 氏)

 

 

Ⅴ.膜を用いたPFAS処理技術の基礎と最新動向(オンライン)

 PFAS(有機フッ素化合物)は難分解性・生体蓄積性から世界的に規制が強化されつつあり、効率的な除去技術の確立が急務となっている。膜処理(NF/RO)はPFASの高い除去率が期待できる技術として注目されている。
 本講演では、まずPFASによる水環境汚染の実態と規制動向を概観したうえで、膜を用いた浄水処理の基礎知識を整理し、NF/RO膜によるPFAS除去の原理・性能・新規膜材料の研究動向を解説する。さらに、講演者自身の研究から、海水淡水化で廃棄されるRO膜をPFAS除去に再利用する「カスケード利用」の取り組みと最新の成果を紹介し、膜技術によるPFAS対策の今後の展望を述べる。

 1.PFASによる水環境汚染の実態と規制動向
 2.膜を用いた浄水処理の基礎知識
 3.NF/RO膜によるPFAS除去
 4.研究紹介 ─ 廃棄RO膜のカスケード利用によるPFAS除去
 5.今後の課題と展望
 6.質疑応答・名刺交換(講師から名刺をお預かり出来れば交換させて頂きます。)
(原 氏)

 

- 名 刺 交 換 な ど -
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

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