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カテゴリー「カテゴリ;セミナー」の記事

2025年6月19日 (木)

二曜俳句 季語「紫陽花(あじさい)」のブログと2025年6月27日(金)開催「CO2分離回収/DAC、メタネーション技術のプロセス/コスト計算及びCO2分離回収付き火力発電のプロセスと経済性評価」セミナーのご紹介

二曜俳句  6月19日(木)

 

 

紫陽花(あじさい) 仲夏

 


花の少ない梅雨どきに、大きな毱(まり)状の花がよく目立つ日本原産のアジサイ科(ユキノシタ科)の落葉低木です。

 

土壌が酸性だと青、アルカリ性だと赤みが出るように、花の色が青、紫、紅、白などと変わるので「七変化」また、花びらに見える部分が四片あることから「四葩(よひら)」とも呼ばれます。

 

江戸後期に日本に滞在したシーボルトは、愛する女性、お滝の名前から、紫陽花を「お滝さん」=「オタクサ」と呼び、西洋に紹介しました。

 

太陽の下よりも、しっとりと雨を含んで瑞々しさを増す、情緒のある花です。

 

ここでは、真砂女をはじめ、「紫陽花」を詠んだ印象深い句を紹介します。

 

 

 

 

紫陽花やはなだにかはるきのふけふ

 


正岡子規

 

 

 


花二つ紫陽花青き月夜かな

 


泉 鏡花

 

 

 

 

紫陽花の藍きはまると見る日かな

 


中村汀女

 

 

 

 

あぢさゐや雨を憩ひのひと日とし

 


鈴木真砂女

 

 

 

 

別れてもいづれの道も四葩咲く

 

大高 翔

 

 

Img_2805_20250609143401

 

ガクアジサイの一種

 

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月27日(金)開催


「CO2分離回収/DAC、メタネーション技術のプロセス/コスト計算及び
 CO2分離回収付き火力発電のプロセスと経済性評価 」


                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月27日(金) 10:00~16:30

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   
        ◆1日受講                   49,940円【1名につき】
        ◆午前(プログラムⅠ)受講       33,000 円【1名につき】
        ◆午後(プログラムⅡ)受講       33,000 円【1名につき】
        ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20250609.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★本セミナーでは、低・脱炭素へ向け注目されるCO2分離回収/DAC、メタネーション、CO2分離回収付き火力発電におけるプロセス/コスト計算、経済性評価などについて、斯界の最前線でご活躍中の講師から詳説頂きます。
★午前(プログラムⅠ)のみ、午後(プログラムⅡ)のみのご受講も受け付けております。
★講師ご両名ともご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

 

 

●セミナープログラム●


Ⅰ.CO2分離回収/DAC,メタネーション技術に関連したプロセス
  およびコスト計算の基礎と実例


国立大学法人東京科学大学
物質理工学院 応用化学系 助教
小玉 聡 氏

 

 2050年度までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするため、CO2回収技術や大気からのCO2直接回収(DAC)技術により得られたCO2と水素からメタンを合成する技術が検討されている。本講演では、CCUS、DACおよびメタネーション技術を概説する。次いで、プロセス計算に必要な物質収支及びエネルギー収支計算の概要、及びCO2分離回収およびメタネーションに要する費用を概算する方法について解説する。

 

 1.CO2分離回収技術の概要
 2.CCUSとDAC技術
 3.メタネーション技術
 4.プロセス計算
  ~プロセスの物質収支、プロセスのエネルギー収支、プロセスの計算例~
 5.コスト計算
  ~コスト計算の概要、エネルギーコストの計算、設備コストの計算、
   プロセスのコスト計算例~
 6.質疑応答・名刺交換

 


Ⅱ.CO2分離回収付き火力発電のプロセスと経済性の評価


早稲田大学
創造理工学部 総合機械工学科 助教

磯谷浩孝 氏

 

 今後の発電部門の脱炭素化に向け変動性再生可能エネルギーを主軸とした電源構成が想定される中、電力の安定供給と低コスト化のためには出力調整可能な電源も重要視されており、その選択肢の一つとしてCarbon Capture and Storage(CCS)付き火力発電がある。CCSの普及が遅れている主な要因の一つはそのコストの高さであるため、CCSのプロセス評価に加え、経済性評価も重要である。本講演では、CCSのコスト評価やプロセスシミュレーションによる発電・分離回収システムのプロセス評価について、計算結果なども示しながら解説する。また、価格変動を伴う電力市場においてCCS付き火力発電を柔軟に操業する場合の収益性を評価する方法についても紹介する。

 

 1.CCSの概要
 2.CO2分離回収技術の概要
 3.CCSコスト評価の概要
 4.プロセスシミュレーションによる発電・CO2分離回収のプロセス評価
 5.数理計画法によるCCS付き火力発電の電力市場における収益性評価
 6.質疑応答・名刺交換

 

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250609.html

 

2025年6月17日 (火)

二曜俳句 季語「青梅(あおうめ) 実梅(みうめ)」のブログと2025年6月26日(木)開催「企業におけるCO2分離回収技術とCCUSへの取組み」セミナーのご紹介

二曜俳句  6月17日(火

 

 

青梅(あおうめ) 実梅(みうめ) 仲夏

 


熟す前の青緑の梅の実のこと。
梅の実は六月の梅雨の頃にふくらみ、やがて黄熟して甘酸っぱい香りを放ちます。

 

これを塩漬けしたものが梅干しで、日本では古くから保存食として重宝されてきました。
梅干しと聞くと、味を思い浮かべて口の中に自然と唾がわきますが、その原因は梅干しが持つ強い酸味です。

 

梅雨入りの頃から急速に育ち、五月雨(さみだれ)が続いているうちに生長を終え、次第に黄色く熟していきます。

 

熟した実は「実梅」と呼ばれ、堅く酸っぱい青梅に比べ、柔らかく甘みがあります。

ここでは小料理屋を営んでいた真砂女ならではの句をはじめ「青梅」「実梅」を詠んだ印象的な句をあげました。

 

 

 

青梅に眉あつめたる美人かな

 


与謝蕪村

 

 

 

 

青梅に手をかけて寝る蛙かな

 


小林一茶

 

 

 

 

銭の出入りこの月はげし実梅落つ

 


鈴木真砂女

 

 

 


青梅の酸(す)にとほくより責められて

 


秋元不死男

 

 

 


青梅の青を引きたる雨雫

 


杉阪大和

 

 

 

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大阪天満宮の境内にたわわに実った梅

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月26日(木)開催

「企業におけるCO2分離回収技術とCCUSへの取組み 」
~千代田化工建設、エア・ウォーター、
 北海道電力、日鉄エンジニアリングの方々ご登壇~

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月26日(木) 10:00~16:30

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   
        ◆1日受講                  55,000円【1名につき】
        ◆午前(プログラムⅠ )受講       29,700円【1名につき】
        ◆午後(プログラムⅡ・Ⅲ・Ⅳ)受講    40,700円【1名につき】
        ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20250616.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★本セミナーでは、午前中にCCUS/DACの要素技術および事業サプライチェーンの俯瞰、安定供給/経済性/環境性を確保する持続可能性の現状と今後の展開、午後には、炭酸ガス製造を取り巻く現状、低濃度CO2からのCO2分離回収技術並びにCCUSに向けた取組み、既設石炭火力発電所に対するCCUSレトロフィット適用に関する調査・取組み、化学吸収法を用いた省エネ型CO2回収設備の特徴や適用状況、CCUSへの取組みなどについて、斯界の最前線でご活躍中の企業の講師陣に詳説頂きます。
★午前(プログラムⅠ)のみ、午後(プログラムⅡ・Ⅲ・Ⅳ)のみのご受講も受け付けております。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

●セミナープログラム●

Ⅰ.DACを含めたCO2分離回収技術開発とCCUS事業サプライチェーンの
  最新動向・展望
  ~千代田化工建設での取組みを交えて~

 

千代田化工建設株式会社
フロンティアビジネス本部 テクニカルアドバイザー

細野恭生 氏

 

 カーボンニュートラル実現には再エネの最大活用と並んで排出されたCO2や空気中のCO2を分離回収して地下貯留や有効利用するCCUS/DACが重要視され、現在世界では多くのプロジェクトが立ち上がり実装されつつある。本講演では、CCUS/DACの脱炭素におけるポジションを確認し、その要素技術および事業サプライチェーンを俯瞰し、安定供給/経済性/環境性を確保する持続可能性(Sustainability)のポテンシャルについて現状と今後の展開について当社での取組みも交えて詳説する。

 


 1.脱炭素社会に向けたCCUSの潮流
  (1)CCUS/DACが要求される背景
  (2)脱炭素シナリオ
  (3)政策・制度・規格
 2.CCUS要素技術の現状と開発動向
  (1)CCSサプライチェーンを構成する要素技術
  (2)CO2分離回収技術とメインプレーヤー
  (3)CDR(炭素除去技術)とDAC
 3.CCUS/DAC事業サプライチェーンの持続可能性
 4.世界のCCUS/DACプロジェクト
 5.今後の展開
 6.質疑応答・名刺交換

 


Ⅱ.CO2分離回収技術とCCUSに向けたエア・ウォーターの取組み

 

エア・ウォーター株式会社
エネルギーソリューショングループ
グリーンイノベーションユニット GI事業部

渡邊みのり 氏

 

 液化炭酸/ドライアイスの製造メーカーとして、炭酸ソース減少への適応と、脱炭素化に向けた取組みが求められている。炭酸ガス製造を取り巻く現状と、低濃度CO2からのCO2分離回収技術並びにCCUSに向けた取り組みについて紹介する。

 

 1.炭酸ガスのマーケットと用途
 2.炭酸ガス製造方法
 3.低濃度CO2排ガスからのCO2回収
 4.CCUSに向けた取組み紹介
 5.質疑応答・名刺交換

 


Ⅲ.既設石炭火力発電所に対するCCUSレトロフィット適用に関する調査・取組み

 

北海道電力株式会社
火力部 火力カーボンニュートラル推進グループ
(総合エネルギー事業部 水素事業推進グループ兼務) 主任

加藤康太郎 氏

 

 火力発電所の脱炭素化に向け、CCSは有効な技術の一つである。そこで、当社は負荷変動を伴う大型石炭火力発電所である苫東厚真発電所へのCO2分離回収設備の適用について検討してきた。本講演ではその検討状況や実用化に向けた課題等について概説する。

 

 1.検討の背景
 2.CO2分離回収技術の検討
 3.発電所への影響検討
 4.質疑応答・名刺交換

 


Ⅳ.省エネ型CO2回収設備ESCAP®とCCUSへの取組み

 

日鉄エンジニアリング株式会社
プラント本部 計画技術部 脱炭素計画技術第二室 シニアマネジャー

萩生大介 氏

 

 すでに実用化されているCO2分離回収技術のうち、化学吸収法は排ガスのような低圧・低濃度からの回収や大規模化に適しており、2050年までのカーボンニュートラル目標を達成するために必要不可欠な技術となっている。本講演では、日鉄エンジニアリングが開発した化学吸収法を用いた省エネ型CO2回収設備ESCAP®の特徴や普及状況、CCUSへの取組みについて紹介する。

 

 1.日鉄エンジニアリング(株)のカーボンニュートラルへの取組み
 2.ESCAP®の開発背景と経緯
 3.ESCAP®の特徴
 4.ESCAP®の商業機実績
 5.CCUSへの取組み
 6.質疑応答・名刺交換

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250616.html

 

2025年6月12日 (木)

二曜俳句 季語「黒南風(くろはえ)」のブログと2025年6月25日(水)開催「アグリゲーションビジネスと技術に関する取組み/最新動向」セミナーのご紹介

二曜俳句  6月12日(木

 

 

黒南風(くろはえ) 仲夏

 


六月、梅雨に入って、長雨の降りつづく頃に吹く南風のこと。


雨が続いて憂鬱な心持ちと、この頃の空や雲の色を重ねて「黒」と表現されました。


他に、梅雨中頃の激しい南風を「荒南風(あらはえ)」といい、梅雨明けの明るい空に吹く南風を「白南風(しろはえ)」といいます。


ここでは、真砂女をはじめ、「黒南風」を詠んだ他の俳人の句をあげました。

 

 


黒南風や鯵のひらきの焼きざまし

 


鈴木真砂女

 

 


黒南風に水汲み入るる戸口かな

 


原 石鼎

 

 


黒南風やドミノ倒しに植木鉢

 


山田みづ

 

 


黒南風のくらき大河は海に尽く

 


沢野 弘

 

 


黒南風の潮の湿りを二の腕に

 


坪井耿青

 

 

『波』(1870) オスカー・ラインハルト・コレクション

『波』(1870) オスカー・ラインハルト・コレクション

ギュスターヴ・クールベ(1819-1877)

ギュスターヴ・クールベ, Public domain, via Wikimedia Commons 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月25日(水)開催

 

~蓄電池やコジェネシステムの活用・運用、収益化を含め~
「アグリゲーションビジネスと技術に関する取組み/最新動向」
-講師4名(東芝エネルギーシステムズ、NTTアノードエナジー、
日本蓄電、GridBeyond)ご登壇-

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月25日(水) 10:00~16:20


●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   
        ◆1日受講                   49,940円【1名につき】
        ◆午前(プログラムⅠ )受講       29,700円【1名につき】
        ◆午後(プログラムⅡ・Ⅲ・Ⅳ)受講    39,600円【1名につき】
        ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20250618.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★本セミナーでは、アグリゲーションビジネスと関連技術について、最新の制度、市場設計の動向や蓄電池による安定運用、電力需給安定化、収益性向上、又、コジェネシステムの最適化(調整力の収益化)など各企業における取組み・展望を交え、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。

 

●セミナープログラム●

 

Ⅰ.アグリゲーションビジネスの最前線
   :再エネの自立化と蓄電池を活用したアグリゲーション事業

 

東芝エネルギーシステムズ株式会社

新貝英己 氏

 

 第7次エネルギー基本計画が示され、2040年の再エネ比率は40~50%を目指すことになる。再エネ普及のドライバーとなる需要家の環境意識は益々高まり、Hourly Matching(24/7)やLocation Matching 等、高度で多様なコーポレートPPAのニーズが生まれている。
 また、再エネの自立化と普及に向けては、蓄電池を活用した行動変容により、系統の需給バランスや安定化にも寄与することが求められる。そこでは、容量市場、需給調整市場、卸電力市場におけるマルチユースが収益性の鍵を握る。
 最新の制度や市場設計の動向を踏まえて、アグリゲーターの最新技術とビジネスモデルを紹介する。

 

 1.東芝グループのカーボンニュートラル事業
  (1)再エネ発電事業、EPC、ペロブスカイト、水素、VPP
  (2)VPPの基本コンセプトとこれまでの取り組み
 2.再エネアグリゲーション事業
  (1)ドイツネクストクラフトベルケの取り組み
  (2)再エネの供給モデル
   ①フィジカルPPA
   ②バーチャルPPA
   ③具体的な事例
  (3)再エネマッチングサイト「EneHub」
 3.再エネ普及の鍵を握る市場と制度の状況
  (1)卸電力市場、出力制御の状況
  (2)FIP制度の見直し
 4.蓄電池アグリゲーション事業
  (1)再エネ併設蓄電池
  (2)系統蓄電所
  (3)需要家設置型蓄電池
 5.アグリゲーションを支える技術
  (1)発電量予測、市場価格予測
  (2)AIを活用したトレーディング
  (3)蓄電池制御
 6.アグリゲーターの目指す姿(総括)
 7.質疑応答・名刺交換

 

Ⅱ.エンジニアリング技術とICTを活用した蓄電所の収益向上・安定運用

 

NTTアノードエナジー株式会社

鈴木直行 氏

 

 太陽光や風力等、発電量が天候に左右される再生可能エネルギーを主力電源化していくため、蓄電池が注目されています。電気通信のバックアップとして100年以上にわたり蓄電池を運用してきた当社のエンジニアリング技術と、NTTグループのICTを活用した、蓄電所の収益向上と安定運用を両立するための取り組みについて紹介する。

 

 1.再生可能エネルギーの普及と蓄電池に求められる期待
  (1)再生可能エネルギーの今後について
  (2)蓄電池に求められる期待
 2.蓄電池の概要・トラブル事例
  (1)蓄電池の概要
  (2)当社が経験した蓄電池に関するトラブル事例
 3.蓄電所を支える技術とそれを活用した蓄電所構築・運用サービス
  (1)電気通信を支えてきたエンジニアリング技術
  (2)NTTグループのICTを活用したエネルギー流通プラットフォーム
  (3)収益向上と安定運用を両立する蓄電所構築・運用サービス
 4.質疑応答・名刺交換

 

 Ⅲ.系統用蓄電池開発を通じた電力需給安定化

 

日本蓄電株式会社(Eku Energy Japan)

小野健太郎 氏

 

 世界中で再生可能エネルギーの大量導入と電力需給の不安定化が進む中、系統用蓄電池の活用が注目を集めています。Eku Energy系統用蓄電池専業のデベロッパーとして、イギリス、オーストラリア、日本においてこうした社会課題に向き合ってきました。蓄電池の価値を最大限に引き出す存在として期待されるアグリゲーターとの連携に焦点を当て、国内外の動向と事例をご紹介します。

 

 1.Eku Energyの会社紹介
 2.日英豪の市場制度の比較
  (1)エネルギーアグリゲーションにおける系統用蓄電池
  (2)各国の電力取引市場制度の比較
  (3)各国での蓄電池活用方法の違い
 3.系統用蓄電池の商業展開
  (1)開発事例とEku Energyの役割
   ①セルフマーチャント事例
   ②公的メカニズム活用事例
   ③トーリング/オフテイク事例
  (2)アグリゲーターとの連携
 4.蓄電池普及に向けた課題
  (1)系統接続の課題
  (2)制度・運用変更の課題
 5.質疑応答・名刺交換

 

 Ⅳ.コジェネシステムの最適化 ~エネルギー市場における調整力の収益化~

 

GridBeyond合同会社

福島良典 氏

 

 コジェネシステムの効果的な最適化について考察し、現場のエネルギーコストの削減という役割を超えて、積極的な収益創出の為にどう貢献できるかを示す。コジェネは需給調整市場、容量市場や電力卸市場に参加することで、事業所レベルの財務状況をどのように向上させながら、グリッドの安定性に貢献するかを紹介する。

 

 1.コジェネシステムの最適化:コジェネを活用してエネルギーコストを削減し、
   収益を生み出す方法
 2.市場参加:コジェネの活用に適した電力市場(例:需給調整、容量)の見極め
 3.技術支援:機械学習ベースのAI価格予測を活用した運用上の意思決定の改善
 4.調整力入札戦略:運転を中断することなく、コジェネの調整力を収益化するための
   スマート入札戦略の実施
 5.排出量:最適化による純炭素削減効果を評価
 6.導入上の課題:変動の激しい市場環境においてコジェネを導入する際の実際的な
   障壁と解決策の特定
 7.質疑応答・名刺交換

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250618.html

2025年6月10日 (火)

二曜俳句 季語「蛍(ほたる)」のブログと2025年6月24日(火)開催「太陽光パネルのリサイクルに関する政策・技術開発・取組み・展望」セミナーのご紹介

二曜俳句  6月10日(火

 

(ほたる) 仲夏


夏の宵、水辺の闇を光を明滅しながら飛び交い、青白い光をぽつぽつと灯します。

世界には約2000種、日本には40種ほど見られます。

蛍の光は求愛信号です。
明滅しながら飛ぶ雄に草むらの雌が光を返すと、雄はその近くに止まり、互いに明滅を繰り返しながら愛を告げ、成就します。

日本の蛍でよく知られているのは源氏蛍と平家蛍です。

源氏蛍は体長12~20ミリで国内最大の蛍で、清流などで見られます。
平家蛍はそれより小さく体長7~10ミリ、池や沼などに生息します。

どちらも梅雨どきが盛りですが、平家蛍は立秋を過ぎても見かけることがあります。

夏の夜、闇に点る蛍の光は古くから人々の心をとらえ、詩歌文芸に詠まれてきました。

特に、女性にとって、自らの命を燃やしながら夏の夜を彩る蛍は、その美しさも儚さも、すべて等身大の存在として思い入れることが可能なようです。

鈴木真砂女シリーズとして、真砂女の「蛍」を詠んだ多く句の中から印象的な句を掲げてみました。

 

蛍火や女の道をふみはづし

 


蛍火や心許せば膝くづし

 


恋を得て蛍は草に沈みけり

 


死なうかと囁かれしは蛍の夜

 


蛍火や仏に問ひてみたきこと

 

 

Hotarugari Mizuno Toshikata 

水野年方(1866-1908)「三十六佳撰 螢狩 天明頃婦人」1891年

水野年方, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月24日(火) 開催

~講師3名:太陽電池モジュールの大量処理・廃棄時代に向けた~
「太陽光パネルのリサイクルに関する政策・技術開発・取組み・展望」

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月24日(火) 10:45~16:10

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   49,940円(1名につき)
        (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
         ※テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20250620.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★本セミナーでは、今後膨大な廃棄量が予測される太陽光パネル(太陽電池モジュール)のリサイクルについて、最近の政策から、PVパネルリサイクル技術の動向、独自の高度リサイクル技術の低温熱分解法による太陽光パネルリサイクル技術と事業化への取組み、新菱方式の高度リサイクル技術と回収素材の用途開発、太陽光パネル循環モデルなどに至るまで、今後の展望を含め斯界の最前線でご活躍中の講師陣から詳説頂きます。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

 

●セミナープログラム●


Ⅰ.太陽電池モジュールのリサイクルに関する政策・技術動向


早稲田大学
大和田秀二 氏
 
1984年3月、早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。工学博士。
その後、同年4月より、早稲田大学助手・専任講師・助教授を経て教授(現職)。
産学官研究推進センター長、環境総合研究センター副所長、理工学術院教務主任、
等を務める。学外では、東京大学・東北大学・秋田大学客員教授(現職)。
その他、資源・素材学会会長、環境資源工学会会長、日本学術会議連携会員、
資源循環関係各種産業構造審議会座長・委員等を歴任。


 現在、経産省・環境省合同で、今後の大量廃棄が予想される太陽光発電(PV)パネルの循環利用に関する法案を審議中で、大凡の骨子が纏まったところであり、本講演ではその考え方と概要を、モノ・費用・情報の点から口述する。また、過去数十年に亘ってPVパネル中の銀・銅およびガラスの多様な回収利用技術が検討されてきたが、ここではそれらを包括的に整理し、それぞれの特徴と将来性についても触れることとする。

 ここ1年程,経産省・環境省合同で,今後の大量廃棄が予想される太陽光発電(PV)パネルの循環利用に関する法案の内容が検討され大凡の骨子が纏まったが,その後,内容の若干の改訂が必要とのことで,今国会での審議が見送られた。本講演では,これまでの検討内容の考え方と概要をモノ・費用・情報の点から口述するとともに,今後の展望について私見を述べる。また,過去数十年に亘ってPVパネル中の銀・銅およびガラスの多様な回収利用技術が検討されてきたが,ここではそれらを包括的に整理し,それぞれの特徴と将来性についても触れることとする。

 1.PVパネルリサイクル法案の考え方と概要
 2.PVパネルの排出量予測
 3.日本のPVパネルリサイクル技術の動向
 4.まとめと今後の展望
 5.質疑応答・名刺交換


Ⅱ.低温熱分解法による太陽光パネルリサイクル技術と事業化への取り組み


株式会社トクヤマ
下村善一郎 氏


 トクヤマは、使用済みの太陽光パネルを適正かつ高品質に処理するためのリサイクル処理技術である「低温熱分解法」を、NEDOとの共同研究によって開発しました。NEDOとの共同研究は2025年3月で終了し、今後はこの独自の高度リサイクル技術を社会実装すべく、事業化のステージにステップアップさせてまいります。その第一弾として、北海道におけるパネル収集運搬ネットワーク構築による社会実装検討を中心に、これらの取り組み内容をご紹介します。

 1.はじめに(トクヤマ事業の概要)
 2.低温熱分解技術について
 3.水平リサイクル実現への取り組み
 4.事業化検討の紹介(北海道における社会実装化への取り組み)
 5.課題と今後について
 6.質疑応答・名刺交換


Ⅲ.太陽光パネル高度リサイクル ~熱分解処理と高度選別技術~


株式会社新菱
守谷大輔 氏


 NEDO及び環境省実証事業において開発したEVA樹脂熱分解と高度選別を備えた「太陽光パネル高度リサイクルプラント」が、2023年6月の操業から2年経過した。
 回収素材の高品位ガラスは板ガラスメーカ向け原料として、アルミ枠はアルミサッシ等の原料として、シリコンセル(銀配線)と銅配線は精錬会社へ銀、銅の原料として、それぞれ有価販売し資源循環に貢献している。
 更に、高度リサイクルに賛同される企業様を増やし、太陽光パネル循環モデルの構築を目指している。
 本講演では、熱分解処理、高度選別技術、回収素材の用途開発、太陽光パネル循環モデル、リサイクルの課題などを紹介する。

 1.新菱方式太陽光パネル高度リサイクル技術
 2.回収素材の用途開発
 3.太陽光パネル循環モデルについて
 4.リサイクルの課題、まとめ
 5.質疑応答・名刺交換

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250620.html

 

2025年6月 5日 (木)

二曜俳句 季語「夏料理(なつりょうり)」のブログと2025年6月19日(木)開催「水素/アンモニア等に関する装置・部材と要素技術」セミナーのご紹介

二曜俳句  6月5日(木

 

夏料理(なつりょうり) 三夏


夏は食細くなってしまう人もあり、蒸し暑い日本の夏向きに考えられた料理をまとめて、夏料理と呼びます。

食材はもとより、見た目にも涼しげな竹やガラスなどの器を用い、盛り付けにもこだわります。
料亭などで出す洗膾(あらい)や鮑の身を水に浮かべ、冷やして食べる鮑の水貝、家庭料理の素麺(そうめん)や冷奴も夏料理です。

発酵食品の熟鮓(なれずし)も本来は夏料理になります。

どれもシンプルな料理で、素材の持ち味が際立ちます。
和食の極みであり、料理人の腕の見せどころです。

ここでは鈴木真砂女シリーズの第4回として、真砂女をはじめ、「夏料理」を詠んだ句をとりあげました。

 

真中に鮑(あわび)が坐る夏料理


鈴木真砂女

 

美しき緑走れり夏料理


星野立子

 

海に日の沈みてよりの夏料理


深見けん二

 

山を褒め川を称へて夏料理


黛 執

 

色淡き順に運ばれ夏料理

 

宇多喜代子

 

KAWABATA Summer parlor 

『佳人好在』川端 龍子(かわばた りゅうし)(1885年-1966年)

川端龍子, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月19日(木)開催

~カーボンニュートラルに向けた~
「水素/アンモニア等に関する装置・部材と要素技術」
~講師5名(中外炉工業、荏原製作所、荏原エリオット、
   三菱重工コンプレッサ、INPEX)ご登壇~

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月19日(木) 10:15~16:40

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   
        ◆1日受講                   49,940円【1名につき】
        ◆午前(プログラムⅠ )受講       29,700円【1名につき】
        ◆午後(プログラムⅡ・Ⅲ・Ⅳ)受講    38,500円【1名につき】
        ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20250614.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★本セミナーでは、午前中に、工業炉の水素・アンモニア燃焼技術開発動向と社会実装に向けた課題・取組みについて、午後には、水素/アンモニアの発電利用とサプライチェーンで用いられるポンプ、アンモニアプラントで用いられるコンプレッサ、水素パイプラインおよびCO2パイプラインに関する技術動向などに至るまで、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★午前(プログラムⅠ)のみ、午後(プログラムⅡ・Ⅲ・Ⅳ)のみのご受講も受け付けております。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

 

●セミナープログラム●


Ⅰ.工業炉の水素・アンモニア燃焼技術開発動向と社会実装に向けた課題


中外炉工業株式会社
仲井和成 氏

 

 国内の工業炉から排出されるCO2排出量は、国内総排出量の約14.5%を占めており、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて工業炉分野での脱炭素化に取り組む意義は大きい。現在当社が取り組んでいる水素・アンモニア燃焼技術を中心に、工業炉の脱炭素化について紹介する。

 1.中外炉工業の紹介
 2. 工業炉とは
 3. カーボンニュートラルについて
 4.工業炉の水素燃焼技術について
 5.工業炉のアンモニア燃焼技術について
 6.グリーンイノベーション基金事業
   製造分野における熱プロセスの脱炭素化について
 7.工業炉用燃料として水素・アンモニアを社会実装するための課題
 8.質疑応答・名刺交換


Ⅱ.水素/アンモニアの発電利用とサプライチェーンで用いられるポンプ


株式会社荏原製作所
柚原 誠 氏

株式会社荏原エリオット
橋元洋人 氏

 

 昨今、世界中で脱炭素の機運が高まり、太陽光や風力などの再生可能エネルギーや化石燃料のCCUSによるCO2固定化等、様々な取り組みが検討され普及しつつある。また、エネルギー資源が限定的なわが国では、数年前より水素とアンモニアの発電利用による脱炭素化が検討され、国プロ等による実証計画等も通じて、そこで用いられる様々な機器やシステムの開発が進んでいる。 本セミナーでは重要な流体機械である液体水素昇圧ポンプと液体アンモニア供給ポンプについて紹介する。あわせて、水素発電の燃料となる液体水素のサプライチェーンを支える液体水素流体機械についても紹介する。

 1.水素発電・サプライチェーンで用いられるポンプ
  (1)液体水素昇圧ポンプ
  (2)液体水素インタンクポンプ
 2.アンモニア火力発電等で用いられるポンプ
  (1)液体アンモニア用サブマージドキャンドモータポンプ
 3.質疑応答・名刺交換


Ⅲ.アンモニアプラントで用いられるコンプレッサ


三菱重工コンプレッサ株式会社
平間 壮 氏

 

 従来アンモニアは肥料や工業用途として利用されるが、近年エナジートランジションを背景とする二酸化炭素を排出しないクリ-ンエネルギーとしての活用の検討も進んでおり、今後も新規プラント計画における生産量増加や既存プラントの効率改善の気運も高まっている。三菱重工コンプレッサは長年に亘りアンモニア製造プラント向けのコンプレッサを供給しており、その特長および展望について紹介する。

 1.はじめに
 2.アンモニアプラントにおけるコンプレッサトレンの構成及び特長
 3.既存プラントの更新
 4.低・脱炭素化への対応
 5.質疑応答・名刺交換


Ⅳ.水素パイプラインおよびCO2パイプラインに関する技術動向


株式会社INPEX
田中俊哉 氏

 

 水素パイプラインおよびCO2パイプラインに関する技術動向について、実情、天然ガスパイプラインとの違い、技術課題、代表的Code&Standard、国内実装に向けての課題等を概説する。

 1.水素パイプライン
  (1)水素パイプラインの実情
  (2)天然ガスパイプラインとの違い
  (3)水素パイプラインの技術課題
  (4)水素パイプラインの代表的Code&Standard
  (5)水素パイプライン国内実装への課題
 2.CO2パイプライン
  (1)CO2パイプラインの実情
  (2)天然ガスパイプラインとの違い
  (3)CO2パイプラインの技術課題
  (4)CO2パイプラインの代表的Code&Standard
  (5)CO2パイプライン国内実装への課題
 3.質疑応答・名刺交換

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250614.html

 

2025年6月 3日 (火)

二曜俳句 季語「梅雨(つゆ) 入梅(にゅうばい) 梅雨の入り(つゆのいり) 梅雨入(ついり)」のブログと2025年6月20日(金)開催「エンジニアのための計装制御設計技術の基礎と留意点」セミナーのご紹介

二曜俳句  6月3日(火

 

梅雨(つゆ) 入梅(にゅうばい) 梅雨の入り(つゆのいり)
梅雨入(ついり) 仲夏

 

2025年の梅雨入りは、気象庁からまだ発表されていませんが、平年は近畿地方で6月8日ころ、関東甲信地方では6月9日ころです。


ちょうど梅の実の熟れる頃なので梅雨といいます。
暦の上では、太陽が黄経80度を通過した日ですが、これは陽暦の立春(2月4日頃)から127日目の6月11日頃にあたります。
梅雨はその後の30日間ほどをいいます。

今日の生活では、気象庁の判定によって入梅日を知ります。
平均的にみれば、那覇の5月11日に始まり、鹿児島は6月2日、大阪6月8日、東京6月9日、仙台6月12日、青森は6月14日と、約1か月かけて北上します。

ここでは鈴木真砂女シリーズの第3回として、真砂女をはじめ「梅雨」「入梅」、「梅雨の入り」「梅雨入」を詠んだ句をとりあげました。

 

 

手で量るきやべつの重き梅雨入(ついり)かな


鈴木真砂女

 

沢蟹が廊下に居りぬ梅雨深し


矢島渚男

 

吊り皮にごとりとうごく梅雨の街


横山白虹

 

愚かゆえ梅雨どしゃ降りを酒買いに


今江立矢

 

梅雨ごもり眼鏡かけたりはずしたり


ジャック・スタム


英訳はShut in by rain / puttking on my glasses / taking them off.です。

 

The Famous Scenes of the Sixty States 41 Hoki 

歌川広重(1797-1858)『六十余州名所図会』(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ)
四十一 伯耆 大野 大山遠望

歌川広重, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月20日(金)開催

「エンジニアのための計装制御設計技術の基礎と留意点」

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月20日(金) 10:15~16:45

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   ◆受講料 49,940円(1名につき)
        (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
        ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20250608.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★本セミナーでは、プラントの計装設計における各要素技術や遂行における基礎事項と重要なポイントについて、実務経験豊富な鈴木氏、武用氏、両講師から事例・最近の動向などを交え詳説頂きます。

 

●セミナープログラム●


●日揮グローバル株式会社
Assistant Technical Leader (IT)/アシスタントテクニカルリード(IT)
Electrical & Instrumentation System Department/電気計装システム部
Engineering Division/エンジニアリング本部
鈴木光太 氏

 

<経歴>
2006年、日揮株式会社に入社。制御設計部(現 電気計装システム部)に配属、
主に中東地域の石油精製・ガス処理案件における計装制御設計・調達・建設業務に従事。
2021年以降は計装設計におけるIT活用、推進活動に従事。


●日揮グローバル株式会社
Technical Leader (Analyzer)/アシスタントテクニカルリード(分析計)
Electrical & Instrumentation System Department/電気計装システム部
Engineering Division/エンジニアリング本部
武用吉史 氏
 

<経歴>
2008年、日揮株式会社に入社。制御設計部(現 電気計装システム部)に配属され、
海外の石油精製・ガス処理・LNGなどのプラントの計装制御に関連する設計・調達・
建設業務に従事する。
複数のプロジェクトを担当した経験を生かし、部内の技術チームに所属し、
おもにオンライン分析計に関するプロジェクト遂行技術の探索を行いながら、
若手エンジニアの育成と指導にあたる。


<習得知識>

計装制御設計技術としてのP&ID、プロセス制御システムの基礎知識
計器設計および設計データハンドリングにおける基礎知識


<講師の言葉>

 計装設計は、プラントの安全性や効率性を確保するために欠かせない技術であるが、EPCおよびその後の試運転など、どのフェーズでも他の設計部門と密接に連携し、遂行する必要がある。
 本講座では、計装設計における各要素技術や遂行における重要なポイントを整理しながら、その基礎を解説する。


<プログラム>

Ⅰ.プラント計装設計概要 <60分>

  プラント設計における計装分野の概要を解説するとともに計装設計全体計画の要諦を概説する。

 1.プラント計装設計の流れ
 2.計装設計視点でのP&ID 作成
 3.計装設計全体計画およびフェーズコントロール


Ⅱ.プロセス制御システム <60分>

  DCSを主としたプラント制御システムの概要、設計フロー及び関連システムとの兼ね合いを含めたシステム設計業務を解説する。

 1.プラント制御システム概要説明
 2.システム設計ワークフロー
 3.関連システム設計


Ⅲ.プロセス計装/計測計器と計装弁 <90分>

  各計器類、制御弁の紹介を行う。講義をとおして各種計測技術の計測原理を説明するとともに選定時の注意点なども解説する。

 1.流量計測
 2.液面計測
 3.圧力計測
 4.温度計測
 5.成分分析
 6.計装弁


Ⅳ.安全計装 <70分>

  安全計装が重要視されるきっかけとなる過去の重大なプラントに関する事故を紹介しながら、最近の安全計装の流れを解説する。また、一連の安全計装設計業務の中で重要な部分を占めるSIL StudyとSIL Verificationの一例を紹介する。

 1.プラントの安全計装の動向
 2.安全計装設計の流れ
 3.SIL Study
 4.SIL Verification


Ⅴ.質疑応答<前半:15分、後半:20分>

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250608.html

 

2025年5月29日 (木)

二曜俳句 季語「更衣(ころもがえ)」のブログと2025年6月19日(木)開催「バイオマス等燃料の発熱現象とその利用、発熱性評価及び 火災・爆発に関するガイドラインと事故事例からみる防止策」セミナーのご紹介

二曜俳句  5月29日(木

 

更衣(ころもがえ) 初夏

 

衣服を涼しい夏物に替えること。

昔は宮中でも民間でも、旧暦4月1日(新暦の4月下旬~5月初旬ころ)と、10月1日(新暦の10月下旬~11月初旬ころ)を更衣の日とし、着物・調度を取り替えました。
今も和装では、5月1日から「袷(あわせ)」、6月1日から「単衣(ひとえ)」、7月1日から「薄物(うすもの)」という約束ごとがあります。

制服を着用する学校、職場、自衛隊などでは6月1日に一斉に夏服に変えるところが多いようです。

社会では「衣替え」と書くことが多いですが、俳句では古来「更衣」「衣更ふ」と表現します。

半袖の白い夏物、夏服に衣替えすると、身も心も軽やか、見た目も涼しく夏到来を実感します。

ここでは、鈴木真砂女シリーズの第2回として彼女が詠んだ「更衣」の句を掲げました。

 

 

身の細るほどの苦労や更衣

 


しばらくは職なき衣更へにけり

 


来る運を待つ気の衣更へにけり

 


倖せはわがつくるもの更衣

 


衣更へて小店一つをきりまはし

 


衣更へて口紅指して店の貌(かお)

 

 

小料理屋「卯波」を開店してから、当初は苦労や緊張感があったでしょうが、順調にお店が繁盛して、気持ちに余裕が出てくる様が時間経過でよくわかります。

 

袷の長着の例 

袷の長着の例 表地とは対照的な色の裏地(八掛・袖口布)をあしらったもの。

Meomeo15, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月19日(木)開催

「バイオマス等燃料の発熱現象とその利用、発熱性評価及び
 火災・爆発に関するガイドラインと事故事例からみる防止策」

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月19日(木) 10:00~16:30

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   ◆受講料 49,940円(1名につき)
        (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
        ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20250621.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※ライブ配信受講の方のプログラムⅢのテキスト資料はセミナー開催日の直前にゆうパックにてお送り致します。
※プログラムⅠ・Ⅱ・Ⅳのテキスト資料はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能 (事情により、Ⅰ・Ⅱ・Ⅳのみ可能。)
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は39,600円となります。(※Ⅲの視聴は出来ません)
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

※会場受講・ライブ配信受講からアーカイブ受講へ変更の場合、
 開催日の4営業日前までにご連絡いただけた場合は受講料を変更いたします。
 以降は受講料の変更・返金は出来かねますのでご了承ください。
 アーカイブ受講から会場受講・ライブ配信受講へ変更の場合は、差額をご請求いたします。

 

★本セミナーでは、おがくずや樹皮チップの発熱挙動、木質バイオマス単体での自己発熱による炭化の可能性(自然発火を人為的に制御し、外部熱源を必要としないバイオマスの炭化法を試みた研究)から、バイオマス等固体燃料の発熱性評価手法および粉砕機内におけるバイオマス・石炭堆積物の発熱性評価技術、バイオマス発電所の火災・爆発対策に関するガイドラインならびに、実際の災害の詳細な内容および爆発・火災原因と再発防止策に至るまで、斯界の最前線でご活躍中の講師陣から詳説頂きます。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

 

●セミナープログラム●


Ⅰ.木質バイオマスに含まれる無機物が自己発熱へ及ぼす影響

 

国立大学法人 三重大学
大学院生物資源学研究科 准教授
滝沢憲治 氏

 

 堆積されたバイオマスは時として自ら発熱し自然発火を引き起こす。従前の研究では自然発火を未然に防ぐ目的のものが多数であったが、本研究では自然発火を人為的に制御し、外部熱源を必要としないバイオマスの炭化法を試みた。本講演では、おがくずおよび樹皮チップを用いて、木質バイオマス単体での自己発熱による炭化の可能性を検討した。

 1.バイオマスの自己発熱現象
 2.おがくずと樹皮チップの発熱挙動
 3.バイオマスに含まれる無機物の自己発熱への影響
 4.含水率が樹皮チップの自己発熱へ及ぼす影響
 5.質疑応答・名刺交換


Ⅱ.バイオマス等固体燃料の発熱性評価手法および粉砕機内における
   バイオマス・石炭堆積物の発熱性評価技術

 

一般財団法人電力中央研究所
エネルギートランスフォーメーション研究本部
プラントシステム研究部門 主任研究員
橋本一輝 氏

 

 本講演では、バイオマス等固体燃料の発熱性評価手法と特徴について説明するとともに、発熱性評価事例として、微粉炭火力発電所の粉砕機内を模擬して、バイオマス・石炭堆積物の発熱性を評価した結果について紹介する。

 1.バイオマス燃料の主要な発熱要因(水分吸着、微生物活動、酸化による発熱)
 2.バイオマス等固体燃料の発熱性評価手法と特徴
 3.発熱性評価事例 -粉砕機内におけるバイオマス・石炭堆積物の発熱事象の概要-
 4.バイオマス・石炭堆積物の発熱性比較
 5. 雰囲気温度と石炭へのバイオマス混合率が発熱性に及ぼす影響
 6.質疑応答・名刺交換


Ⅲ.バイオマス発電所の火災・爆発対策に関するガイドライン(仮)

(株)PEO技術士事務所 代表取締役
技術士(総合技術監理・衛生工学部門/廃棄物・資源循環)
エネルギー管理士 公害防止管理者(ダイオキシン類)
笹内謙一 氏

 

 ※講演概要が決定致しましたらアップさせて頂きます。

 


Ⅳ.事故原因から学ぶ木質バイオマスの安全なハンドリング

 

国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学
未来材料・システム研究所 教授
成瀬一郎 氏

 

 近年、日本各地で規模を問わず、バイオマス専焼あるいはバイオマスと石炭との混焼ボイラが運開されつつある。カーボンニュートラルな燃料として期待されている木質バイオマス燃料ではあるものの、チップにおいては発酵発熱火災、ペレットに関しては発酵発熱火災とともに粉塵爆発の可能性が指摘されており、実際に鳥取県・米子、愛知県・武豊ならびに北海道・石狩の各施設においてバイオマスペレットの爆発・火災事故が発生した。その災害の詳細な内容ならびに事故原因を説明するとともに、その再発防止策について紹介する。

 1.鳥取県・米子の小規模バイオマス専焼ボイラにおける搬送ラインでの爆発・火災
 2.愛知県・武豊の大規模石炭・バイオマス混焼ボイラにおける搬送ラインでの爆発・火災
 3.北海道・石狩の小規模バイオマス専焼ボイラにおける搬送ラインでの爆発・火災
 4.再発防止策
 5.質疑応答・名刺交換

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250621.html

 

2025年5月27日 (火)

二曜俳句 季語「卯波(うなみ) 卯浪(うなみ)」のブログと2025年6月18日(水)開催「脱炭素、CO2削減の要!ガス、電力単価高騰時代に向けた最新熱回収の考え方と自然エネルギーをフル活用した熱交換、ヒートポンプ、暑熱対策の最新事情(実際)の公開」セミナーのご紹介

二曜俳句  5月27日(火

 

卯波(うなみ) 卯浪(うなみ) 初夏

 


野山や川辺、垣根などで、真っ白い小さな花をたくさんつける卯木(うつぎ)の花は、卯の花とも呼ばれて親しまれている花です。

卯月は陰暦四月の異称ですが、卯の花が咲くのは陽暦では五月頃です。
穏やかな日も多いのですが、春から夏への変わり目なので、時折天候が崩れて胸がざわつくような日もあります。
そんなとき、強い風に吹かれて海や川が波立つその白さを卯の花になぞらえた、印象深い表現です。

一説には、風に吹かれて波立つ白い波に見える卯の花のことともいわれますが、一般的には、卯月の頃の白い波とされています。

また、卯の花と天候が結びついた季語の「卯花腐(うのはなくた)し」は、卯の花を散らして降る雨のことです。

 

 

あるときは船より高き卯浪かな


鈴木真砂女

 


作者の鈴木真砂女は、明治から平成にかけて生きた女流俳人で、90歳を過ぎても、ときめく心を大切に恋する女心を数多く詠んでいます。

経歴は、千葉県鴨川市の老舗旅館、吉田屋旅館(現在の鴨川グランドホテル)の三女として生まれる。

22歳で、日本橋の靴問屋の次男と結婚。
しかし、借金により子供1人を残して夫は失踪。
実家に戻るも、28歳の時に長姉が急死。
親の説得で旅館の女将として家業を守るために義兄(長姉の夫)と再婚。

真砂女30歳の時に旅館に宿泊した年下で妻帯者の海軍士官と不倫の恋に落ち、出征する彼を追って出奔すると言う事件を起こし、夫婦関係は冷え切ってしまう。

50歳のとき離婚。夫を捨て、実家を捨て上京。
知人らの協力者から借金をして、51歳で銀座1丁目の裏通りにカウンター9席と奥に座敷が2つというこじんまりとした小料理屋を開く。

その後、店の女将と俳人という二つの道を歩んできました。

店の名前は掲句から取った「卯波」。

2度の結婚と離婚、40年にわたる恋愛など真砂女はまさに波多き人生を送ってきました。

その生き様は瀬戸内寂聴の小説『いよよ華やぐ』の主人公のモデルとして取りあげられています。

次回ブログから当分のあいだ、小料理屋の女将として、店で暮らしを立てるために、生きるために着た仕事着としての着物の句、たくさんの食材や料理などに生き様を重ねた句、恋の句を紹介していきます。

お楽しみいただければうれしいです。

 

 

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川瀬巴水『犬吠の朝』(1931年・昭和6年)

川瀬巴水, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

 

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卯の花(ウツギ)の開花期

KENPEI, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月18日(水)開催

「脱炭素、CO2削減の要!ガス、電力単価高騰時代に向けた
 最新熱回収の考え方と自然エネルギーをフル活用した
 熱交換、ヒートポンプ、暑熱対策の最新事情(実際)の公開」
-低~中温排熱回収と熱融通でエネルギー使用量の大幅削減方法と事例紹介、
経年汚れ、腐食も考慮した徹底した地球を暖めない省エネ設備を導入していますか?-

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月18日(水)10:20~16:20

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   ◆受講料 49,940円(1名につき)
        (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
        ※上記全て、テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

 

https://www.tic-co.com/seminar/20250604.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

※アーカイブ受講可能
(当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.開催日より7~10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

 

★脱炭素・CO2削減の必要性が増大する中、排熱・低温熱・未利用熱の活用ニーズが高まっているが、実際の現場では熱が有効利用されることなく大量廃棄されており、その多くが『熱交換』というものが最適化されていない、または既存の設備をそのままに引き継いでいるだけで具体的にどうしていいか分からないという現場が見受けられる。
★本セミナーでは、熱の基礎から考え直す熱交換の方法から、最新の熱交換器と関連機器・要素技術ならびに、具体的な工場・設備のCO2削減対策、様々な排熱回収事例などに至るまで、“排熱回収専門”熱交換器エンジニアリングメーカーとして多くの実績と経験を持つ岩澤氏より、実践的な内容を詳説頂きます。
★恐れ入りますが、講師と同業他社に所属の方の受講はお断りする場合がございます。

 

●講 師


MDI株式会社 代表取締役 岩澤賢治 氏

千代田化工建設(株)、米国 Marley Cooling Tower(現SPX)、日本法人マーレージャパン、
Alfalaval(アルファラバル)を経て2005年12月、MDI(株)設立、現在に至る。


●セミナープログラム●

 

【講師の言葉】

 MDIは日本で唯一の“排熱回収専門”熱交換器エンジニアリングメーカーとして多くの実績と経験を持つため、業界を問わず工場の視察、CO2削減ポテンシャル診断、改善依頼を受けている。
 2021年から我が国日本においても、ようやくCO2削減の模索、2050年問題の解決策、SDG’s対応などのニーズが高まっているが、実際には大手上場企業ですら、見た目だけの環境対応、エコ活動のみを行っている現場が目に付く。地球温暖化は深刻さを増し、猛暑・酷暑に対し熱中症対策が急務であるが、最新の空調機器を導入しても作業場温度は28℃以上という現場が少なくない。
 真夏のピークでも自然エネルギーだけで、ほぼ電力消費なしで28℃の環境をつくることは可能だ。大切なのは見た目の省エネではなく、地球を暖めないということ。
 工場の省エネ担当者から多くの事例・実績を知りたいとの要望が増えているが、熱の基礎を理解しないまま事例だけを知っても自社の現場に活かせることが少ないため、本講座では熱の基礎から応用につながる考え方と実例を多く説明することとする。
 また今後の経年による性能劣化(スケール、SS、スライム)対策に必要なアイテム、メンテナンス方法を一部解説する。


【プログラム】

 ※よりよいセミナー実現のため、参加者のご要望をお伺いし、ご講演内容や順序などの流れが多少
  変更になる可能性がございます。(大枠の変更はございません)
  また、事前のご要望により講演内容の一部を省略して質疑応答に時間をかける場合もございます。


1.熱とは(熱の基礎・排熱)

 (1)熱の種類、基礎 ~熱の第一法則と第二法則を知れば完璧~
 (2)実際の熱ロス ~30℃以上の排熱を見つける~
 (3)熱の基礎から考え直す熱交換の方法
 (4)環境のために温度差発電?その前にやるべきことやってください
   省エネ、CO2削減の対策の順番を知る


2.各種熱交換器形状と最新アイテム 暑熱対策方法

 2.1 熱交換器 ~プレート式熱交換器とシェルチューブ式、フィンチューブしか知らない?
   本当はそれすらも知ったつもりじゃない?~
  (1)熱交換器の種類
  (2)各種熱交換器の形状と用途
  (3)空気を扱う熱交換器の性能
  (4)水/水熱交換器の各種形状、代表性能と汚れ環境
  (5)水/水熱交換器の効率の違い
  (6)熱交換器とは
  (7)プレート式熱交換器の汚れと圧力損失カーブ
  (8)熱交換器のスケール析出について
  (9)熱交換器、冷凍サイクルのトラブル事例
 2.2 暑熱対策 暑熱対策は、エアコン?加湿冷房?最後はGHP?それだから地球が暑くなるのも当然
  ~過去の日本人に習う自然エネルギーによる冷房システムの最新事例~
  (1)暑熱対策の考え方
  (2)冷凍機の健全性評価
  (3)空調器の健全性評価
  (4)熱交換器とヒートポンプの違い
  (5)暑熱対策について
  (6)MDI製井水利用高効率空気冷却熱交換器
  (7)最新フリークーリングシステムを利用した断熱材製造工場の実例
  (8)データセンター向超高効率熱交換器の実験
  (9)ある自動車電子機器組立工場の省エネ事例
  (10)コンプレッサ室のオーバーヒート対策


3.工場・設備のCO2削減対策 盲点と改善例
 ~機器を交換すれば省エネが完了!と考えるところに落とし穴がある~

 3.1 排気熱回収
  (1)ボイラー煙突排気熱回収/給水加温
  (2)冷凍食品工場 蒸庫排気回収/洗浄用温水ボイラーゼロ化
  (3)パン工場 排気熱回収/ボイラー給水加温
  (4)ガス/液 モジュール SUSプレート式
  (5)うどん工場 湯気熱回収
  (6)ごはんパック工場 無圧蒸気 蒸気熱回収
 3.2 排水熱回収
  (1)コンビニ向け総菜工場 バット洗浄廃水、そば茹で排水熱回収
  (2)10馬力水熱源ヒートポンプを用いたクーリングタワー熱源 ボイラー給水加温
  (3)温泉排水熱源温浴施設ボイラー燃料削減
  (4)下水熱利用牛舎床暖房
 3.3 赤水対策
  (1)マルチサイクロン&ガラスパールろ過器 水中のSS汚れ・赤水対策
 3.4 冷却塔水対策
  (1)冷却塔循環水の汚れ対策とチラー保護
  (2)スケール洗浄液 ダイナミック・デスケーラー
 3.5 排気熱回収
  (1)VOC排気熱回収
  (2)UV硬化樹脂排気熱回収
  (3)ゴムのキュア炉熱回収
  (4)ガス/ガスからガス/液-液/ガスへ変更するケース
  (5)油焼き入れ炉排気冷却
  (6)熱交換器の油汚れ対策洗浄液 ダイナミックGC-S
  (7)ポテトチップ工場フライヤー排熱回収
  (8)自動車加熱炉排気熱/温水槽加温
  (9)バッテリー工場の硫酸排水熱回収/ヒーター削減ヒートポンプ
  (10)乾燥炉吸気加温/冷房タダのススメ
  (11)塗装前処理洗浄槽の省エネ設計思想
  (12)木質バイオマスチップ乾燥問題の解決実験
  (13)ハイエースのコジェネ化
  (14)ベーパライザーの基礎
  (15)ベーパーコンデンサの基礎
 3.6 コンサル及び勉強会
  (1)MDIによる熱ソリューションコンサル業務
  (2)MDIによる熱の基礎勉強会


4.質疑応答<適宜> 名刺交換など

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250604.html

 

2025年5月22日 (木)

二曜俳句 季語「薔薇(ばら)」のブログと2025年6月13日(金)開催「国際規格に基づく防爆電気機器の適用と最新動向」セミナーのご紹介

二曜俳句  5月22日(木

 

薔薇(ばら) 初夏

 

バラ科バラ属の総称。
アジアや欧米の各地に約200種が自生し、美しさと芳香を兼ね備えた、世界中で最も愛されている花のひとつです。

その歴史は大変古く、紀元前3000~1100年のクレタ島の壁画に登場し、中国には紀元前500年頃の栽培記録が残っています。

美と愛の象徴とされ、クレオパトラやナポレオンの皇后ジョセフィーヌも愛好しました。

江戸時代の園芸書には「ろうざ(rosa)」の名があり、当時すでに日本に渡来していたことがわかり、江戸末期には西洋種も盛んに栽培され始めました。

秋や冬に咲く品種もありますが、初夏の季語です。
花色は赤、白、ピンク、黄、紫など、形も一重から八重咲きまでさまざまです。

花びらはジャムに、実はお茶や砂糖漬けに、優雅な芳香は香水やローズウォーターにされるほか、薬にも用いられました。

 

 

白薔薇に吸ひこまれたる雨の音


金子 敦

 

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モッコウバラ

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月13日(金)開催

-受講者の事前ご質問・ご要望に可能な限り対応頂きます-
「国際規格に基づく防爆電気機器の適用と最新動向」
~水素・アンモニア発電、またロボットやモバイル機器のプラントでの活用など
新たな防爆適用の範囲が広がっています。
粉じん防爆を含む、防爆機器の構造から危険場所への適用まで詳細に解説~

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月13日(金)10:00~16:30

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   49,940円(1名につき)
        (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
         ※テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20250603.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

★本セミナーでは、防爆に関する国内外の規格動向から、粉じんを含む防爆電気機器の構造とその要件、水素・アンモニアを含めた可燃性ガスなどを考慮したエンジニアリング及び工事・保守の要点、また認証・検定の最新状況など、実務経験豊富な有山講師に詳説頂きます。
★機器製造メーカー、エンジニアリング会社、ユーザー、海外の防爆機器製造者、輸入業者などの方々のご参加をお待ちしております。

 

●セミナープログラム●

 

●講 師
日本認証株式会社 セーフティアセッサ
有山正彦 氏

 

<略歴>
IDEC(株)国際標準化・知財推進センターを経て、現在、日本認証(株)において、
防爆・安全コンサルティングなどに従事。IEC/TC31国内委員会委員、
IEC Exシステム国内委員会委員、労働安全衛生総合研究所技術指針
「ユーザーのための工場防爆設備ガイド」本委員会委員、
(一社)日本電気制御機器工業会 防爆委員会委員長などを歴任。
著書に『国際規格に準拠した防爆電気機器の安全設計とエンジニアリング』
(共著、日刊工業新聞社刊)がある。

 CO2削減を目的に水素やアンモニアの利用拡大により防爆を必要とする危険場所が増加する一方、プラントの運用効率化のためのロボットやモバイル機器の活用など、新たな防爆機器の適用機会が増大しています。
 本講演では、国際規格に基づく防爆電気機器の構造から危険場所への適用などを詳細に解説します。粉じん防爆を含む、防爆機器の構造と検定取得、その設置やエンジニアリングまで防爆について理解を深めたい方に最適なセミナーです。

 

【プログラム】

1.防爆に関する国内外の規格動向

 (1)防爆国際規格IEC60079シリーズの動向
 (2)国際規格整合化状況について


2.防爆電気機器の構造と要件

 (1)粉じんを含む防爆電気機器の保護構造
 (2)耐圧/安全増防爆
 (3)内圧防爆
 (4)本質安全防爆
 (5)その他の防爆構造


3.防爆電気機器の設置とエンジニアリング

 (1)防爆電気機器のエンジニアリング
 (2)防爆に関するリスクアセスメントと保護方策
 (3)アンモニアを含む可燃性ガス
 (4)可燃性ガス危険場所とゾーンの区分
 (5)可燃性粉じん危険場所とゾーンの区分


4.防爆機器の設置と保守

 (1)危険場所と防爆機器の選定
 (2)防爆電気機器の配線
 (3)防爆電気機器の点検・保守
 (4)点検保守要員の知識と教育
 (5)要員の資格とその要件


5.防爆電気機器の認証、検定について

 (1)IECExシステムによる国際認証
 (2)防爆電気機器の国内検定
 (3)国際整合技術指針による国内検定
 (4)IECEx認証製品の国内検定
 (5)外国立地型式検定機関制度


6.質疑応答

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250603.html

 

2025年5月20日 (火)

二曜俳句 季語「苺(いちご)」のブログと2025年6月13日(金)開催「アンモニアの利用技術とコスト・ビジネス展望、新規ビジネスモデル」セミナーのご紹介

二曜俳句  5月20日(火

 

いちご) 初夏

 

バラ科の多年草。
古くは『枕草子』の中に登場し、スイスでは石器時代の遺跡から種子が見つかっていています。
しかし、これらは野生の「苺」です。

ヨーロッパで苺が栽培されるようになったのは中世、日本には江戸時代の終わり頃にオランダから伝わったとされています。

苺は、クリスマスシーズンに最も需要が伸びるので、ハウス栽培で秋から初夏まで店頭に並ぶようになりました。
しかし、もともとは5月頃に熟す果物で、初夏の季語です。

その頃の苺が一番みずみずしくビタミンCなどの栄養も豊富で、値段もお手頃です。

 

 

心ふとうつろにつぶす苺かな

 

中村汀女

 

作者は繊細な感性で、日常の小さな出来事から得られる感動を表現するのに長け、こどもへの愛情が込められた句も多く詠んでいます。

昭和を代表する女流俳人として、ラジオ、テレビなどに出演し、俳句を一般家庭の婦人層に普及させ、橋本多佳子・星野立子・三橋鷹女とともに、4Tと呼ばれました。

いくつかの作品をあげました。

 

 

外(と)にも出よ触るるばかりに春の月

 


ときおりの水のささやき猫柳

 


手渡しに子の手こぼるる雛あられ

 


引いてやる子の手のぬくき朧(おぼろ)かな

 


子とありて笑へる声や秋の暮

 


咳の子のなぞなどあそびきりもなや

 

 

Fragaria ,Strawberry イチゴ とよのか 4115995 

日本でのイチゴの代表的品種「とよのか」

松岡明芳, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で 

 

(担当:白井芳雄)

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☆本日ご紹介セミナー☆

2025年6月13日(金)開催

「アンモニアの利用技術とコスト・ビジネス展望、新規ビジネスモデル」
 ~脱炭素燃料、水素キャリアとしてのアンモニアおよび
 CO2固定・リサイクル・メタネーション原料としてのアンモニア~

                                         セミナー!

 

●日 時   2025年 6月13日(金)13:15~16:45

●会 場   東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
        ※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

●受講料   44,000円(1名につき)

        (同時複数人数お申込みの場合1名につき38,500円)
         ※テキスト代、消費税を含む


●主 催   (株)技術情報センター

https://www.tic-co.com/seminar/20250607.html

 

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

 

★本セミナーでは、燃料アンモニアに係る政策動向から、注目されるブルー/グリーンアンモニアの製造法とコスト、サプライチェーン、水素社会推進法による支援内容、CO2対策費を含む2040年の種々の燃料の発電コスト等、また燃料としてアンモニアを利用するのではなく、アンモニアをCO2固定材とし、生成する炭酸水素アンモニウムをメタネーションに利用するカーボンリサイクル技術などに至るまで、斯界の最前線でご活躍中の神原博士に詳説頂きます。

 

●セミナープログラム●

 

【講師の言葉】
 2050年カーボンニュートラルを実現するには、脱炭素エネルギーへの積極的な転換またはCO2の固定とカーボンリサイクルが必要です。本セミナーでは、脱炭素エネルギーの1つとして注目されている燃料アンモニアの政策動向を概説した後、その利用技術動向について詳説します。特に、ブルー/グリーンアンモニアの製造法とコスト、サプライチェーン、水素社会推進法による支援内容、CO2対策費を含む2040年の種々の燃料の発電コスト等を解説します。また、燃料としてアンモニアを利用するのではなく、アンモニアをCO2固定材とし、生成する炭酸水素アンモニウムをメタネーション等に利用するカーボンリサイクルの可能性を提案します。

 

【プログラム】

1.アンモニアの政策動向

 (1)なぜアンモニア?(IEAレポートより)
 (2)アンモニア利用に関する政策動向一覧
 (3)燃料アンモニア導入官民協議会
 (4)2050年カーボンニュートラルに伴う成長戦略
 (5)第7次エネルギー基本計画とGX2040ビジョン
 (6)総合資源エネルギー調査会中間とりまとめ
 (7)水素社会推進法案とその支援制度
 (8)水素等供給基盤整備事業(令和6年度事業)にみるビジネス展望
 (9)中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議
 (10)関東広域アンモニアサプライチェーン構想
 (11)新潟県カーボンニュートラル産業ビジョン


2.アンモニアの基礎知識(コストを含めて)

 (1)アンモニアの物性と特長
 (2)他のエネルギーとの比較
 (3)アンモニア製造プロセスの概要
 (4)2種類のブルーアンモニアとグリーンアンモニア
 (5)ブルーアンモニアとグリーンアンモニアのコスト
 (6)グリーン水素とグリーンアンモニアのコスト
 (7)ブルー水素とブルーアンモニアの発電コスト比較
 (8)CO2対策費を考慮した2040年種々の燃料の発電コスト
 (9)ブルー/グリーンアンモニアサプライチェーン(日本への輸入)
 (10)世界のアンモニア・水素サプライチェーン
 (11)2030年・2050年世界のアンモニア・水素消費量予測


3.脱炭素燃料としてのアンモニア利用

 (1)SIP第1期「エネルギーキャリア」の概要
 (2)NEDO GI基金:電力・船舶分野での利用技術開発
 (3)国内外の研究開発動向とビジネス展望
 (4)SIP第3期「アンモニア・水素利用分散型エネルギーシステム」の概要
 (5)産業・工業燃料としてのアンモニアの課題
 (6)アンモニア分解触媒
 (7)水素/アンモニア混合ガスの燃焼
 (8)分散型電源へのアンモニア導入コストシミュレーション


4.水素キャリアとしてのアンモニア

 (1)アンモニアから純水素を得るための技術的課題
 (2)アンモニアからの純水素製造
 (3)アンモニアを原料とする燃料電池発電システム


5.アンモニア利用の新規合成ガス・合成燃料製造技術の提案(コストを含めて)

 (1)アンモニアによるCO2固定・貯蔵・輸送・利用のビジネスモデル
 (2)アンモニアとCO2の反応
 (3)炭酸水素アンモニウムはCO2/H2キャリア
 (4)炭酸水素アンモニウムによるカーボンリサイクルのコスト
 (5)炭酸水素アンモニウムから得る濃縮CO2のコスト
 (6)炭酸水素アンモニウムから得るH2のコスト
 (7)メタネーションへの展開
 (8)合成燃料への展開


6.今後の展望


7.質疑応答(適宜)

 

詳しい内容、お申込みはこちらから↓↓

https://www.tic-co.com/seminar/20250607.html

 

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